溶連菌感染症はほとんどのウイルスや菌による感染症と同じく
喉に感染して扁桃炎や咽頭炎を引き起こす事が多く、
自覚症状からは最初に風邪と認識すると思います。

この溶連菌感染症は抗生物質で治療するのですが、
治療が完全に完了しなかった場合や
他のなんらかの原因で再発熱を起こす事があります。

溶連菌感染症とは?

Little baby, boy and kitten sleeping together

溶連菌感染症とは溶連菌、正式には溶血性連鎖球菌を原因とする感染症で、
風邪のような症状を引き起こす場合の他、
皮膚に感染したり、副鼻腔炎や中耳炎などを引き起こしたりする事があります。

この溶連菌には多くの種類があり、一度感染して抗体を獲得したからと言って、
次は罹らないという事は言えません。

そもそも溶連菌は元々人間の身体に存在している事が多い菌で、
普段は別に悪さをする事もなく喉や皮膚に付着しています。

なんらかの要因で身体が弱った時や、抗体を持っていない溶連菌と接触して
その溶連菌が大繁殖を開始してしまった場合などに炎症を引き起こすのです。

溶連菌感染症に多い症状として38℃以上の発熱、いちご舌が発症したり、
喉の奥が赤くなったり、手足や身体に赤い発疹が出たりします。

これらの症状が出るのは3才を超えてからと言われていて、
それ以下の場合はあまり症状が出ないようです。
ほとんどが子供の頃に罹る病気ですが、
溶連菌の種類が多いので大人になってから罹る事もあるようです。

溶連菌感染症の治療

溶連菌は細菌なので抗生物質での治療となります。
事前に溶連菌感染症である事を確認するには
炎症を起こしている箇所である喉の粘膜から溶連菌を検出して確認します。

現在は10分程度で済むようです。
溶連菌が確認出来たら学校や職場を休む事になります。
家族で感染している場合、治療は同時に行います。

違う種類の溶連菌に感染していた場合、
片方がまだ菌を排出している状態だと治った方が再び感染してしまうからです。

この溶連菌感染症の治療で注意するべき点は、
出されたお薬の用法を守って、出された分を全てきちんと服用するという所です。

症状が治まって元気になるとつい薬の服用を止めてしまいがちですが、
細菌に対する抗生物質治療を行う場合は決して途中でやめてはいけません。

菌を根治しないまま途中で治療をやめてしまうと、菌が耐性菌になってしまうからです。
更に症状が良くなっても、
菌が残っている場合は再び増殖して感染症が再発してしまう可能性もあります。
溶連菌感染症が治まって数週間後や数カ月後に突然再発熱を起こすという事もあるのです。

溶連菌にはワクチンがありませんので、普段からウイルス予防をしておきましょう。


参照:http://item.rakuten.co.jp/

手洗いうがいはもちろん、消毒も欠かさないように。
洗面台やキッチンに除菌スプレーを置く、持ち歩けるタイプの除菌スプレーを
カバンに入れておいて、いつでも消毒できるようにするなど、
ご自身のライフスタイルに応じて、除菌を心がけましょう。
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マスクも効果的です。
ウイルスや花粉などのブロック率が高いものを選ぶようにしましょう。
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溶連菌感染症の後に起こる病気

溶連菌感染症に罹った後に起こる合併症があります。
これは溶連菌に対する身体のアレルギー反応によるものだと言われていますが、
はっきりと分かっている訳ではありません。

溶連菌感染症が治ったと思って2〜3週間が経った頃に再発熱した場合、
感染症の再発ではなく腎炎やリウマチ熱が発病してしまっている事があります。

これらは溶連菌によるものではなく、
身体が溶連菌に対してアレルギー反応を起こしたものではないかと考えられています。

どちらも後進国では未だ多い病気ですが、日本では最近は減ってきているようです。
ただし、腎炎の方は自然に治まるのですが、
リウマチ熱は心炎と言って心臓の弁に炎症を引き起こし弁に痕を残してしまう事があります。

再発すると危険な為、長い投薬予防が必要となってしまいます。
小児科医の報告では、国内でも何件かはリウマチ熱の発症が報告されているので、
決して安心して良い病気ではありません。

感染症の仕組みの不思議

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感染症と言うと、ウイルスや菌が身体に害を成すと考える方が多いと思いますが、
多くの場合、身体を傷めつけるのは自分の身体の免疫機能です。

もちろん細菌の中には毒を出して身体を攻撃する物もあるので、
一概に免疫機能だけのせいとは言えませんが、
多くの場合は苦しい思いをさせるのは自分の身体の拒絶反応だと思って良いでしょう。

この拒絶反応は幼ければ幼い程小さく、
乳幼児の頃はウイルスや菌をほとんど拒絶する事がありません。

その為症状が出る事なく抗体だけ獲得していたり、
いつの間にかウイルスや菌が身体に棲んでいたりしているのです。

大人になればなるほど感染症が重篤化する理由はこの拒絶反応が強くなるからです。
幼児期にインフルエンザウイルスを受け入れた場合、
鼻腔あたりにいて、溶連菌は咽頭あたりにいます。

これらは病気を起こさないのですが、
検査には引っ掛かるので他の菌が引き起こした感染症なのに間違った診断をされてしまったりします。

小さい頃は誰とでも友達になれたのに大きくなったら
なかなか他人と打ち解けられないという
私達の心の有り様と似ていて、とても不思議な気持ちになります。