子供にかかりやすい喉の病気、溶連菌感染症。
お子さんがいるあなたなら、一度は耳にしたことがある病名ではないでしょうか。

この溶連菌感染症は、唾液が主な感染経路のため、
不注意をすると、すぐに感染拡大してしまいます。
特に、家族間やクラス内など、いつも接触のある間柄での感染が多いようです。

今回は、そんな溶連菌感染症についてと、
感染予防のためにすべきことをご説明します。

溶連菌感染症の症状

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溶連菌とは、溶血性連鎖球菌の略称です。
主に子供にかかりやすく、喉に感染しやすい性質を持つため、
咽頭炎、扁桃炎などを引き起こします。

症状は、喉の痛みや咳だけではなく、
38℃~39℃の高熱まで引き起こすので、注意が必要です。

それだけでなく、重症化すると、
全身に赤く湿疹が出る「猩紅熱」になってしまう場合もあります。

溶連菌感染症は、上記の症状が出てから3~5日ほどで良くなりますが、
その後に手足の指先の皮がむけてしまう症状が見られ、
もともとアトピー性皮膚炎の人は、重症化する可能性があるので、注意が必要です。

また、一旦良くなったと思っても、
実はまだ体内に菌が残っていて、再発することがあります。
それについては、次の項でご説明します。

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溶連菌感染症の再発

溶連菌感染症の症状は、重症化しなければ、
一週間ほどで落ち着いてきますが、体内にはまだ菌が残っている状態です。

そのため、良くなったと思って無理をしたりすると、
もう一度菌に負けてしまって、症状が再発してしまいます。

こんな再発を防ぐために、
しばらくの間は抗生物質を飲み続ける必要があります。

大体、発症から10日~2週間くらいの間は、
飲み続けるように医師から指示があるはずです。

菌が身体にある間は、尿に血液の成分が混じっている状態が続くため、
2~3週間後に、尿が正常な状態に戻ったか確認するために、
必ず再度診察を受けなければなりません。

この菌が残りやすい性質のせいで、
溶連菌感染症の集団感染が頻発しています。
そのメカニズムと、予防のためにできることを、次項で詳しくお話しします。

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溶連菌感染症の集団感染

さて、ここで溶連菌と唾液の関係についてのご説明です。
溶連菌が潜伏している間は、症状はありませんが、
菌はしっかりと体液に含まれています。

唾液は特に体外に出やすいものですし、
口は感染しやすい喉に近いために、菌が含まれやすいということもあります。

この唾液が咳やくしゃみなどで周囲に飛び散り、
それを介して近くにいる人たちに感染してしまいます。

溶連菌は特に子供に感染しやすいため、兄弟間での感染や、
幼稚園や保育所、学校で同級生に感染することになります。

また、通常は大人の方が身体が強く、
溶連菌に感染することは子供よりも少ないですが、
体力が衰えた大人や老人、妊婦などに感染する事例があり、可能性は0ではありません。

家族間での感染を予防するためには

家族間での感染を防ぐためには、
まず、症状がある間は子供同士で接することを避けます。

唾液からの感染を防ぐため、
患者は家庭内でもできればマスクをして生活すると良いでしょう。

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そして、患者が使用したコップなどはしっかり洗浄し、
使い回しをしないようにして下さい。

患者以外の家族は、患者と接することがあったら、
うがい、手洗いを忘れずに行いましょう。

症状が落ち着いてからは、処方された抗生物質を、
飲み忘れることなく必ず最後まで飲み切りましょう。

これは、再発を防ぐだけでなく、
菌が再度強くなって、感染力を増すことを防ぐためです。

これらの感染予防をしっかり行うことで、
家族間での感染確率はかなり下がります。

学校などで感染してくることは、うがい手洗いをしても防ぎきれませんので、
せめて家庭内で広がらないように気を付けることが肝心です。

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まとめ

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溶連菌感染症の症状や感染の予防策について、詳しくご説明しました。

溶連菌感染症は、子どもが罹ると、
その罹り始めの兄弟間での感染率は実に25%と言われています。

家庭内で複数の子供が病気になったせいで、
お母さんが看病疲れで身体を弱らせ、
最後には自分まで感染してしまう、なんてケースもあるようです。

このように、家族の一人が溶連菌感染症になってしまうと、
連鎖的に家庭内で誰かが常に具合が悪いという状態になりやすいので、
一人目の感染者が出た時点で、感染拡大を防ぐために注意を払う必要があります。

もしもお子さんに溶連菌感染症の疑いがあったら、
まずは迷わず病院へ行き、出された薬はちゃんと飲み切り、
唾液からの感染を防ぐ配慮を必ず行いましょう。

そうすることで、その後の対処がぐんと楽になるはずです。