昔から梅雨になると古傷が痛むという人がいます。
これはどういう現象によるものでしょうか?

実はその理由はまだはっきりとは解明されていないようなのです。
これが原因ではないか?という物はいくつかあるのですが、
はっきりと断言出来ないようです。

その原因と目される1つがヒスタミンの増加で、
もう1つが自律神経によるものです。

梅雨にヒスタミンが増加する?

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ヒスタミンは普通に私達の体内に存在する物質ですが、
怪我などをすると活性化して血管を拡張し、炎症反応を起こします。

これは本来、傷などの周りに白血球を集めて
治療を行うように仕向ける為の仕組みなのですが、
これが過剰反応を起こした場合アレルギー反応となって炎症になります。

このヒスタミンが低気圧の際に
過剰に分泌される事が分かってきました。

ヒスタミンが増えるとどうなるかというと、
より活発に活動するようになると考えられます。

そうすると、古傷をまだ完全に治っていないと判断して、
血管を拡張して治療の準備を始めてしまいます。

そこで再び傷口が開かれたような状態になって
痛みが発生するのではないか?というのが1つの説です。

梅雨が自律神経に影響する?

耳の奥にある器官である内耳は
低気圧を受信すると実験で証明されています。

気圧の低下を感知した脳は、身体の活動を低下させます。
自律神経には交感神経副交感神経があって、
活動的になる時には交感神経が優位になり、
心臓の活動や血圧、体温などが上がって活動しやすくなります。

一方で副交感神経が優位になると活動は穏やかになり、
いわゆる眠りに就く前のような状態になる訳です。

気圧が低下すると、内耳からの情報で知った脳は、
副交感神経を優位にして活動を制限します。

脳から言わせれば雨の時にはのんびりしたいのでしょう。
実際人間の大気の影響を受けるので血圧が下がり気味になるようです。

しかしこれ自体は頭痛の原因にはなっても
古傷に影響がありそうではありません。

ここで影響するのがヒスタミンです。
気圧が下がった事で大量に放出されたヒスタミンが活動する事により、
血圧が下がっているのに血管が拡張され、
私達は更に身体がだるい状態になるのですが、
傷口や異常のある部分にヒスタミンが作用するので、
活性化したそこに意識が集中してしまう事になります。


普段なら見過ごすようなちょっとした痛みを強く感じるようになってしまうのです。

雨の日の体の変化については、こちらの記事でも詳しく説明しています(*^^*)

なぜヒスタミンが増えるのか分かっていない

花粉症などを抑える為の
抗ヒスタミン薬を使った方なら分かると思いますが、
本来ヒスタミンを抑えると眠さとだるさを感じるようになります。

ところが、低気圧で眠くてだるいのに、
ヒスタミンが分泌されるという事態は、副交感神経が優位にある状態で、
交感神経を活性化させるという事にほかなりません。

こうなると自律神経は混乱状態になり、
いわゆる自律神経失調症のような状態になってしまいます。

身体にとっては不本意な状態のはずですが、
そうなるにはそうなる理由があるはずです。

ここからは勝手な推測になりますが、
雨の時期にはカビなどの菌類が増殖しやすく
病気がはびこりやすい環境になります。

これに対抗する為に身体は一時的な混乱を起こしてでも
ヒスタミンを分泌しているのではないでしょうか?

本当の所はまだ分かりませんので、解明を待つしかないでしょう。

梅雨は気だるい雰囲気を楽しむ時期

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梅雨の時期は身体の不調を除外しても活動し難い時期です。
荷物を運ぶにも濡らしてしまわないように注意しなければなりませんし、
靴が濡れると気持ちが悪くてやる気が起きません。

お弁当は注意してないと腐ってしまう事もありますよね。
とは言え、この時期に雨が降らないと、
私達にとって大切な水の貯蔵が足りなくなってしまいます。

我慢するしかない訳です。
そんな時はちょっと気分を変えて外の風景を見ると、
晴れの日とは違う、雨にけぶった世界がありますね。

可愛いお気に入りの長靴や傘を見つけると、
逆に雨の日が楽しみに変わるかもしれませんね。

通りを歩く人が減り、
車は昼間でもライトを灯して走っている場合があります。

まるで別世界に来てしまったように感じませんか?
雨という物は、古今東西の芸術家にインスピレーションを提供してきました。

私達もわずかでもそのお零れをあずかって、
新しい発想を得る事が出来るかもしれません。

痛んだ古傷を見ながら、「これってあの時の傷だったな」とか、
思い出を振り返ってみるのも、ボケ防止には効果的です。
雨でちょっとだけ若返る事が出来るかもしれませんよ。