冬場に増える冬季うつは一般的に
うつ病としてイメージする物と少々違い、
眠気が強くなったり甘味が欲しくなったりする事が多い病気です。

この冬季うつは日光に当たらない事によって
発生すると言われていますが、
実はビタミンdサプリメントを摂取する事で改善する事が分かって来ました。

冬季うつとは?

2015-12-21b

まず、冬季うつとはなんでしょうか?
冬季うつとは冬季に増えるうつ病の事で、主な症状として過眠過食が現れます。

うつ病と言えば落ち込んだり暗くなったりするものだと思っている方からすれば、
冬季うつがうつ病だと気付く事なく、単に最近眠いし、
お腹が減ると言った感じで受け止めているのではないかと思います。

うつ病にはいくつか定義があって、
診断方法などはテレビやネットなどで公表されている物もありますね。


上が冬季うつの簡易診断で
下が一般的な大うつ病エピソードの診断ですが、
当然ながら、冬季うつも下の大うつ病エピソードの内容に当てはまる事になります。

冬になると気分がふさぎがちでやたらと眠くなり
炭水化物やチョコレートなど甘い物が欲しくなるという人は
冬季うつをうたがって良いでしょう。

但し、冬季うつは実は冬季だけの物ではなく、
日照時間が極端に短い梅雨時などにも発症します。
つまり日光にあたらない事で発症するのが冬季うつなのです。

冬季うつの原因とは

冬季うつは主に
冬の北国地方で多く発症するのでこの名前が付いたのですが、
もっと南の地方でも、冬以外でも多く発症する場合がある事が分かっています。

それは長雨の地域であり、長雨の時期です。
その為、冬季うつの原因は日光不足であると定義されています。

それではなぜ日光不足だと人はうつ状態になるのでしょうか?
1つは脳内セロトニン機能に関係すると言われています。

オーストラリアの研究者が2000年頃に行った実験によると、
一般の被験者を集めて一定期間血液採取を行った結果、
冬季には著しくこの脳内セロトニン機能が低下する事が判明したのです。

この脳内セロトニン機能は目覚めや情動、気分や痛覚など、
様々な機能に関係する物で、
この実験によって、日照時間が短いとこの機能が低下する事が判明したという訳です。

つまり冬季うつの原因は日照時間の短さによる
脳内セロトニン機能の低下によるものと考えられる訳です。

冬季うつとビタミンd

日光不足によるうつ病と言う事で考えられた治療法の1つが
高照度光を照射するという方法でした。

これはごく単純な発想で、日光が足りなければ
日光に近い光を浴びれば良いのではないかという考え方によるものです。

実際、この方法で6割から7割の患者さんの症状が改善に向かったという事です。

ビタミンdのサプリメントによる治療は
それを更に掘り下げた考え方の治療法です。

ビタミンdは俗に太陽のビタミンと呼ばれているのですが、
それは、ビタミンdは人が
太陽を浴びる事によって身体の中で合成する成分だからです。

つまりこのビタミンdの合成が出来なくなる事によって
冬季うつになるのではないかという考えの元に生み出された治療法が
ビタミンdのサプリメント療法なのです。

この2つの治療法を比べた実験を行った研究者がアメリカにいて、
その結果ビタミンdのサプリメント治療の方が高い効果を出したとされています。

ただ、被験者数が15人で、7人対8人での実験なので
被験者数の少なさから少々信ぴょう性に疑問はあるのですが、
36%対74%という確率で、ビタミンdのサプリメントの効果が上回ったとされています。

ビタミンdを沢山摂れば良い訳ではない

2015-12-21c

ビタミンdはカルシウムの身体への吸収を高めて、
丈夫な骨を作る働きや糖尿病を予防したり、
免疫力を高める役割を担っている事が分かっています。

これだけでもかなり重要な役割のある成分である事が分かります。
具体的には骨粗しょう症などの予防にも必要な成分である事が分かると思います。

ただし摂り過ぎると動脈硬化や下痢、
吐き気、頭痛、腎機能障害などの症状を引き起こす可能性があります。

過剰摂取とは1000IU、すなわち25μg以上を長期摂取する事を言うのです。
一般の人の必要摂取量は成人男女が2.5μgで妊婦さんが7.5μgとなっていて、
骨粗しょう症の人などは10から20μg程の摂取を推奨されているので、
この必要と過剰の差異がかなり微妙な所にあります。

ですので、あまり自分で判断せずに、
摂取の際はお医者さんに相談してみてください。

ビタミンdは食品にも含まれていて、
魚や、きくらげなどのきのこ類に多く含まれ、
特にあんこうの肝が飛び抜けて多くなっています。

冬にあんこう料理を食べると美味しい喜びと、
うつを吹き飛ばすビタミンdを頂けるのでちょっとお得かもしれませんね。