赤ちゃんに多いとびひですが、ある程度大きくなった子供や大人に比べると、
使える薬が少ないという悩みがありますよね。

そんな赤ちゃんに使える数少ない薬の中に「ポリベビー」というものがあります。
これはとびひにも効くのでしょうか。

今回は、赤ちゃんのとびひとそのについてお伝えします。

とびひの病院での治療法は

掻きむしったところからブドウ球菌溶連菌が感染して化膿してしまうとびひ
免疫力が低い乳幼児、老人にかかりやすい皮膚病の一つです。

とびひの治療としては、抗生剤を配合した軟膏を患部に塗ると同時に、
身体の内側から菌を退治するため、抗生剤の飲み薬も出されます。

病院に診てもらい、適切な処置を行えば一週間ほどで完治させることができますが、
病院にかからずに自宅で治そうとすると完治が長引いて患部が広がり、
痛々しい見た目になってしまうばかりか、治ったと思ったら再発……を繰り返すことにもなりかねません。

また、とびひの原因菌は一般の抗生剤に耐性を持つ菌も少なくないため、
病院で薬で治療しながらちゃんと効いているかを確認する必要があります。

ですから、とびひの疑いがかかったらなるべく早く病院に行きましょう。

ポリベビーはとびひに効くの?

オレンジの象さん「サトちゃん」でおなじみの佐藤製薬から発売されている「ポリベビー」を知っていますか?

汗疹やおむつかぶれなど、赤ちゃんに起こりがちなたくさんの肌トラブルに使えるという塗り薬です。
このポリベビーは、とびひにも使えるのでしょうか。

もし効くなら、皮膚科に行かなくても済むのでありがたいですよね。

でも、残念ながらポリベビーはとびひにはあまり効果が期待できません。
細菌感染を防ぐトリクロロカルバニリドという成分が配合されていますが、
これはあくまで傷口の感染を防ぐ程度の効果しかないそうです。

既に感染を起こしているとびひには効かないと考えるべきですね。

ただ、かゆみを止める効果はあるので、病院に行くまでの掻きむしり防止に使うことはできるようです。

プロトピックはどんな薬?

ところで、アトピーなどでよく処方される「プロトピック」というお薬があります。
これをとびひに使うと、大変なことになるのです……。

プロトピックは非ステロイド系の塗り薬で、免疫を抑制してアトピー症状を抑えるために使われます。
依存性が気になるステロイドが入っていないため、アトピー患者にはかなり重宝されているお薬です。

副作用ヒリヒリ感ほてり、かゆみなどが一時的に出るほか、免疫力の低下によるニキビ皮膚感染症があります。

皮膚感染症が副作用にあるということは、
そう、プロトピックを使うと、皮膚が細菌に弱くなってしまうのです。
細菌感染によって起こるとびひの場合は悪化させてしまう恐れもあるのです。

ですから、このプロトピックをとびひに使うのは絶対にNG!
手近な軟膏なら何でもいいやと、安易に塗ってしまわないようにして下さいね。

とびひについてはこちらの記事もご参考に!

とびひにかかった時に気を付けるべきこととは

とびひは細菌による感染症だと何度もお話ししていますが、
つまりは人から人へ伝染する病気だということです。

大人にはかかりにくい病気だと言われているので、
お世話をしている人には感染リスクが無いと思われがちですが、実はそうではありません。
最近では、大人のとびひも少なくないようです。

ですから、お子さんがとびひにかかってしまった時には、一緒の入浴やタオルの兼用などは避けるようにして下さい。
そして、お世話の後はアルコール消毒をして、他の家族に伝染させることを防ぎましょう。

それでもうつってしまった場合は、やはり入浴は最後、タオルは他の家族と分けます。
そして、やはり迅速に皮膚科に行くのが鉄則です。

注意を怠ると、家族全員とびひで共倒れ……ということにもなりかねません。
見た目のひどさと痒み以外には苦しさが少ない病気と捉えられがちですが、
家族みんながやられてしまうと精神的ダメージも大きそうですよね。

家族の誰かがとびひになってしまうのは避けられないことですが、感染拡大は努力で最小限にできるはずです。
たかがとびひと油断しないようにしたいですね。