体調が悪い時に追い打ちをかけるように襲ってくる皮膚疾患のとびひ…
とびひは薬の使い方などが難しく、
できれば病院に行って指示を仰いだ方がいいと言われることが多いですが、
時間が無いから病院に行けないあなたは自分でなんとかなりそうならやってみよう!と思ってしまいますよね。
この記事では、とびひに効くかも!?と言われている薬の中から
最も効果のありそうな薬テラマイシン軟膏などを紹介します。
とびひの原因は細菌感染でなる!
とびひとは伝染性膿痂疹(でんせいせいのうかしん)のことです。
皮膚の細菌感染によって起こる疾患で、
当確部位を掻きむしった手で皮膚の他の場所に触れることで全身に広がります。
またその火の子のように広がる様子から「とびひ」と言われます。
そしてとびひには2種類あることが知られています。
- 水ぶくれになるタイプ
- カサブタになるタイプ
どのタイプのとびひかによって原因となる菌が違ってくるようです。
原因となる菌は、黄色ブドウ球菌と化膿レンサ球菌であることが多いとされています。
それぞれ…
- 黄色ブドウ球菌
- ヒトの皮膚や鼻の中にいる常在菌。
水ぶくれになるタイプはこの菌が原因であることが多い - 化膿レンサ球菌
- 鼻の中やのどにいる常在菌。
カサブタになるタイプは黄色ブドウ球菌とこの菌が混合している場合が多い
これらの菌に抗菌・殺菌効果のある薬を服用することが重要になるのです。
また、とびひは肌の湿潤によって悪化するともいわれています。
患部を清潔にし、適度に乾燥させてくれる作用がある薬がいいですね。
どんな薬があるの?桃の葉ローションは使っても意味ない!
ピオタクニン
あなたも昔みたことあるかも!?
昔よくみかけた紫色の薬…その正体がこれなのです。
殺菌消毒剤で、特にブドウ球菌に効果を発揮します。
桃の葉ローション
有効成分:グリチルリチン酸2K(抗炎症作用)、アラントイン(美白・消炎・代謝促進作用)なので殺菌・抗菌成分は入っていないようですね。
有効成分ではないですが、含有している桃の葉エキスに保湿成分が含まれていますので、
効果が得られないどころか悪化する可能性もあります…気をつけてください!
ワグラス軟膏
成分:チコニイル、ごま油抽出エキス化膿性の皮膚疾患などに使用される軟膏です。
独特のにおいと赤色が特徴の赤色ワグラス軟膏が有名ですね。
こちらも殺菌・抗菌成分は入っていないようです。
テラマイシン軟膏
有効成分:オキシテトラサイクリン(抗菌)オキシテトラサイクリンは、黄色ブドウ球菌にも化膿レンサ球菌にも効く抗菌成分です。
様々な薬を見てきましたが、これが一番効くのではないでしょうか?
ポリベビー
有効成分:酸化亜鉛(肌を乾燥させる)・トリクロロカルバニ(抗菌)いわゆる亜鉛華軟膏です。その中でも赤ちゃんにも使える薬です。
トリクロロカルバニは黄色ブドウ球菌や化膿レンサ球菌といったグラム陽性菌に効果のある抗菌剤です。
また、亜鉛華軟膏は皮膚を乾燥させることができるのでテラマイシン軟膏のような抗菌剤とは別に、
水ぶくれでジュクジュクしてしまった場合に使用すると効果があります。
病院でも場合によっては、とびひに亜鉛華軟膏を処方することがあるそうです。
肌にも優しいですし、わたしはポリベビーが一番効果が期待できる気がします。
久しぶりに育児本ひらいたら赤みのある湿疹には桃の葉ローションやアロエローションの類は効かないどころか悪化させる可能性が、とあったので即使用中止してあせもや湿疹にも使えるムヒベビーにした。(ポリベビーとの違いよくわからなかったんだけど…とりあえず有効成分量多いムヒベビーに)
— 智 (@SAReedus) May 29, 2017
非ステロイドというのも良いですよね。
https://twitter.com/na_cha_so/status/866921716852731905
とびひについてはこちらの記事もご参考に!
自分で治療する際の注意点!効かない薬をずっと使ってはダメ!
とびひの原因となる主な菌はブドウ球菌や化膿レンサ球菌であるのですが、
他の菌によってどびひの症状が起きている可能性を忘れてはいけません。
もし、テラマイシン軟膏を使い始めて3日くらい経っても症状が良くならない場合には、
その可能性が高いと言えます。
こうなるともう素人では判断が付かないので、
その時はちゃんと病院に行って医師の指示を仰いでください。
また、「症状が治らないけど、買った薬も余っちゃってるし、気休めとして使い続けよう!」なんてこともやめてください。
使い続けている薬の耐性菌が黄色してしまい、
同じ薬が別の機会に使えなくなってしまう可能性があります。
そして、もし買った薬が効果を発揮して症状が軽くなったとしても、
できたカサブタが剥がれるまでは使い続けてください。
せっかく自力で治せたのですから、最後まで完璧に直しましょう。
ぶり返して長引くなんて、もったいないですよ。
治したら、もうならないように予防もしましょう!
まとめ
今回の記事の重要な点は以下の3点です。
- ポリベビーが一番良い
- 3日でとびひが広がるようなら、薬をやめて病院に行って!
- 最後まで気を抜かないで治そう
色々挙げた薬の中で、最も効果がありそうなポリベビーは10gで356円!
安い!
もしとびひになってしまったら、試してみる気にもなれる値段ですね。
掻き傷などがつく前に早く治してしまいましょう!