とびひという病名はみなさん一度は耳にしたことがあると思います。
中には実際に症状を経験したことのある方もいるかもしれません。
とびひの炎症のかゆみがつらく、手で掻いてしまう。
そして、患部を触ったその手でさらに他の部位に触れ、
治療しづらい耳の中や、頭皮なんかにとびひの症状がでることもあります。
今回はそのような場合にはどのように対処すればいいかについて、簡単にまとめてみました。
とびひとは
とびひは、正式名称を伝染性膿痂疹(でんせんせいのうかしん)といい、
皮膚にある小さな傷などから細菌が入ることにより感染、発症します。
とびひの原因となる細菌は、健康な人の口や鼻の中、のどなどに常在する菌なので、
だれにでも発症の可能性がある病気です。
一般的な対処法
とびひは、細菌の感染が原因で発症します。
なので第一に患部や、患部に触れる手を清潔に保つことが大切です。
爪を短く切ることも効果的です。
市販や病院で処方される軟膏をぬったり、
感染を避けるために患部をガーゼなどで覆うと良いでしょう。
治療しづらい場所への発症
皮膚の薄い目の周りや、軟膏を塗りづらい耳の中や頭皮に発症した場合にはどうすればいいのでしょう?
コっちんの体調がよろしくなくて何気にパニックな私。背中にとびひ。多分足の付け根も。顔がガサガサに荒れまくってて掻いちゃって、目もこすっちゃって真っ赤。目やにもどんどん出てきて目尻も赤くて痛いらしい。鼻水もたくさん出ててかみすぎて鼻下が(ry。とどめに両耳痛がってる。
— りお (@shilion) May 23, 2016
まず、このような部位に発症する理由は患部を触った手でそのような部位を触ることにあります。
なので第一には、患部を掻かない、触らないことが一番の予防になります。
そして、治療しづらい場所に発症した場合であっても、
重要なのは清潔に保つこと、痒みをおさえる薬を塗布することです。
しかし、治療しづらい部位へ発症した場合には、
皮膚が薄くステロイド軟膏薬を塗ることができないこともあります。
目の周りや耳の中にステロイド軟膏薬を使うことは避けたいですね。
そのような場合にはまず、かゆみを抑えることを第一に考えましょう。
痒みをおさえるために有効だとされているのが「馬油」です。
ドラッグストアなどでもよく売っている「ソンバーユ」は馬の脂で作られている軟膏です。子供プールコーナーがある温泉に行った翌日娘のお腹に赤い大きい湿疹がたくさん。
とびひかと思いつつ、ほぼ膿んでない、熱ないから様子見て馬油。
1週間経って、治った傷痕が友人子供のとびひ跡に似てるのに気づいた。ネットで調べまくるとやっぱとびひ。馬油で完治。熊本サプライズだわ。— makiras (@makiras) August 27, 2012
ソンバーユには殺菌作用と優れた保湿効果があります。
赤ちゃんにも安心して使える「ベビーバーユ」というものもあります。
患部を清潔に保つことが重要です。
耳の中なんかは気づきにくいですが、よく汗をかくので綿棒などでやさしく汗をぬぐってあげましょう。
また、全身を洗うことのできる、炎症に対して低刺激な石鹸などを使うといいでしょう。
これなら頭にできたとびひにも対応できます。
皮膚のよごれ、ほこりはしっかり落としつつ、お肌のうるおいを奪わないお肌に優しい石鹸です。
患部を清潔に保つことはとても大切ですが、お肌の負担にならないようにすることもとても大切です。
あくまで優しく、汚れを落とすようにしましょう。
まとめ
とびひは細菌の感染で発症するので、
患部を清潔に保つこと、患部をさわらないことがなによりも重要な予防法になります。
患部を触った手で他の部位を触ってしまうと、
治療しづらい耳の中や頭皮にとびひが発症してしまうこともあります。
ステロイド軟膏薬を使えない部位への対処法としては、
馬油を使った軟膏で保湿し、痒みを抑えるようにしましょう。
頭皮にとびひが発症した場合には、全身用の石鹸などでやさしく洗い流すようにしましょう。
しかし清潔に保つことに執心しすぎて、お肌を傷つけてしまったり弱らせてしまったりすると、
その傷口から新たに細菌が入る恐れがあります。
丁寧に泡だてて優しく洗うようにしましょう。