キズパワーパッドはちょっとした傷には最強の
民間治療道具と言って良いでしょう。

今までの傷絆創膏では痕が残るような傷を
痕を残さず治してしまうのです。

しかし、だからこそ、キズパワーパッドはとびひには不適切な治療なのです。
傷を綺麗に治すその仕組みが、そのままとびひの菌を保護してしまうからです。

とびひとは

2015-05-30b

まずとびひとはどういった物なのかを知る必要があります。
とびひは正式名称を伝染性膿痂疹と言って、感染する病気です。

とびひは水ぶくれという認識がありますが、
実はとびひには2種類あって、
水疱性膿痂疹と、痂皮性膿痂疹と呼ばれています。

この水疱性膿痂疹が一般的に知られている水ぶくれのとびひで、
痂皮性膿痂疹はかさぶた状になった物です。

水疱性膿痂疹の原因はその多くが黄色ブドウ球菌
かさぶたタイプの痂皮性膿痂疹の原因は化膿レンサ球菌が主とされています。

ただ、かさぶたタイプでも
黄色ブドウ球菌が関わっている事が多いようです。
とびひはこれらの菌が水疱やかさぶたの下で繁殖して、
それが破れたり、掻く事で指に菌が付いたりして
他の部位に飛び散ったように症状が広がるので
火が飛び散るように広がる事からとびひという名前が付いたのだそうです。

キズパワーパッドとは?

キズパワーパッドは、それまで主流だった、
傷を乾燥させる事で治療する方法から、
あえて乾燥させずに体液を保存して自己治癒力によって傷を治す事で、
早く、傷跡の残らない綺麗な治療が出来る新しいタイプの絆創膏です。

この治療方法をモイストヒーリングと言います。
本来は病原菌の侵入を防ぐ役割もあるので、
傷や軽い火傷に対しては家庭で出来る最強の治療になりつつあります。

ただし、用法で書かれているように、
傷を負った直後に流水で綺麗に傷を洗って、
異物の無い状態ですぐに使う事で効果を発揮出来る物なのです。

注意書きにも、にきびやとびひ、水いぼや原因不明の傷には
キズパワーパッドを使わないようにと書かれているので、
そもそもとびひには使ってはいけないのですね。

とびひについては、こちらの記事でも詳しく説明しています(*^^*)

とびひにキズパワーパッドが悪い理由

キズパワーパッドの効能は、
体液を保護して自己治癒力を発揮させる所にあります。
その際、余分な体液は吸い取って固めるのですが、
とびひの場合は
水疱やかさぶたを作って内部で菌を繁殖させるという症状なので、
この水疱やかさぶたの中の膿は保護された状態で、
更にキズパワーパッドによって、
菌にとって快適な状態に保たれてしまう訳です。

その為、キズパワーパッドを剥がした際には悪化して、
患部が菌によって侵食された状態になってしまっているのです。

要するに、傷の治療を助けるのではなく、
菌の増殖を助ける道具になってしまっているのです。

とびひは、傷口や肌の弱った部分に菌が付着して発生するので、
傷をすぐに処置せずにある程度経過した後にキズパワーパッドを使うと、
意図せずにとびひを保護する事になってしまうという事が起こり得るのです。

その一方で、とびひ治療に使われているガーゼもあります。

通気性が良く、患部から出る浸出液も吸い取ってくれるそう。
しかも、ガーゼって傷口にくっついてしまいますが、
このガーゼはくっつきにくくなっているそうです。

とびひが綺麗に治ったというレビューが多く、驚きです。


とびひだけでなく、様々な症状に使えるのですね(*^^*)

こちらの記事もご参考に♪

傷の治療今昔

2015-05-30c

私などの子供の頃は
怪我をしたらとにかく洗った後に薬を塗ったり、唾を付けたり、
薬になる野草や、庭で栽培しているアロエを塗ったりと、
割りと適当な治療をしていたように思います。

絆創膏の役割は、基本的にばい菌の侵入を防ぐ事と、
子供が自らひっかく事を防ぐ事にありました。

キズパワーパッドの説明に書いてある通りに
乾燥させて治すのが主流でした。

これをいわゆるドライヒーリングと言いますが、
この方法だと、菌はあまり繁殖出来ず、
水疱になった時とかかさぶたになった後に注意する必要があったぐらいです。

実際、私の子供の頃に傷が治りにくかったり化膿する事はよくありましたが
あまりとびひにはならなかったように思います。

昔の話はともかくとして、とびひの治療で大切なのは清潔さです。
石鹸で傷の周りを綺麗に洗って菌が繁殖しないようにしましょう。

また黄色ブドウ球菌は鼻の中に常駐している菌でもあります。
くれぐれも鼻をいじった手で傷を触ったりしないようにしてください。