チアシードでアレルギーが改善出来るという話があります。
どういう事でしょうか?
調べてみると、
それはチアシードに含まれるオメガ3系必須脂肪酸が関係しているようです。
現代人はこのオメガ3系必須脂肪酸が不足して、
一方でリノール酸などのオメガ6系必須脂肪酸の摂取が過剰になっています。
このせいでアレルギー体質になっているというのです。
オメガ3系必須脂肪酸とは?
オメガ3系必須脂肪酸とは、
すこし前に、頭が良くなる栄養素と評判になったDHAやEPA、
そしてエゴマやチアシードなどに含まれている
α-リノレン酸などの脂肪酸の事です。
このオメガ3系脂肪酸は健康の為に摂取すべきとされている物なのですが、
現代人には不足していると言われています。
オメガ3系脂肪酸には血液の流れを良くしたり、
コレステロール値を下げたり、
アレルギーを抑制する効果があるとされていて、
マーガリンやサラダ油に多いリノール酸などの、
オメガ6系がアレルギーを重くするとされるのと真逆の働きをするという事です。
本来このオメガ6系脂肪酸とオメガ3系脂肪酸は2:1、
悪くても3:1の割り合いでの摂取が望ましいとされているのですが、
現代人はこれが、20:1程度の割り合いとなっていて、
そのせいで花粉症などになりやすくなってしまっていると言われているのです。
アレルギー体質を改善するには
つまりチアシードなどのオメガ3系脂肪酸を多く摂取する事で、
このバランスの崩れてしまった状態を正常に戻すのが、
アレルギー体質改善に有効であるという事です。
とは言え、チアシードをどれだけ多く食べても、
20対1となっているバランスは片方を増やすだけで改善出来る段階では既にありません。
オメガ3系を増やしつつ、オメガ6系脂肪酸を減らす必要もあるのです。
恐ろしい事に、現在日本で使用されている食用油のほとんどがオメガ6系の油です。
揚げ物、天ぷら、炒めもの、チキンやバーガー、ピザ、
そしてポテトチップスなどのお菓子類、その全てがオメガ6系の脂肪酸なのです。
こうやって並べただけで
どれだけ過剰摂取しているか理解出来ると思います。
対してオメガ3系は日常ではめったに口にしなくなりましたね。
青魚を毎日食べている人はどれだけいるでしょう?
だからこそ、毎日の食事の一画にチアシードを加える事が
とても重要になって来るのです。
そして同時に、
油を使った食べ物を極力、口にしないようにする必要があります。
チアシードについてはこちらの記事もご参考に♪
チアシードを美味しく食べるには
チアシードは普通の食品です。
アンデス地方では昔からこのチアシードを栽培して食べていました。
チアシードと水さえあれば健康に生きていけるという程、
栄養に恵まれた穀物なのです。
透明のゼリーのように膨らんできます。
食感がぷるんとしていて楽しいので、
味付けをすればデザートとして美味しく食べる事が出来ます。
https://twitter.com/hikotan_1/status/782436732394278912
https://twitter.com/CHANDOTAIL/status/773135786426327042
最近ではお店のデザートでチアシードが使われていたり、
某レシピサイトでもチアシードを使ったレシピがたくさん紹介されていますね(*^^*)
チアシードそのものには味がないので、
味があって健康に良いものと組み合わせると、
美味しい上に身体に良いという素晴らしいデザートが出来上がるでしょう。
健康に良いデザートと聞いて、一番に思い浮かぶのがヨーグルトでしょう。
或いはココナッツミルクでしょうか?
どちらでも自分の好みのものと混ぜあわせ、
甘みには、砂糖は身体に悪いのでハチミツなどを使うと良いでしょう。
果物などをジュースにして、その甘味で食べても良いと思います。
現代病は食生活の変化のせい
現代日本人の、現代になってから増えた病気の多くは、
日本人の食生活が日本本来の物から
欧米型に急激に変化した事を起因とする物と言って良いでしょう。
人間は食によって身体を作ります。
例えば元々農耕民族で魚と農作物が主食であった為、
日本人は欧米人に比べてインスリン分泌が少ないと言われています。
その為、高エネルギー食の分解が苦手で、
糖尿病になりやすくなったという発表がありました。
このまま高エネルギー食が続けば、
もう何代かすれば身体もそれに順応するのかもしれませんが、
とりあえず私達日本人には
まだ欧米式の食事は少し重すぎるようです。
とは言え、もはや昔の食生活に戻すのは難しい状態になっています。
ならばその新しい状態に更に対処して、
自分達の食生活を変化させていくしかないでしょう。
チアシードを健康的な代替食とするのは、
その考え方からすれば正しい考え方と言えるでしょう。