低体温下では様々な障害が起こりますが、
その中でも血液の障害が最も身体にダメージを与える要因と言えるでしょう。

低体温になった場合血小板は
肝臓や脾臓などに集積され、血管の血液中から減少します。

血小板には傷を塞ぐなどの役割がありますが、
減少すると出血が止まらなくなったりといった現象が発生しやすくなります。

低体温状態とは

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低体温状態とは体内温度が35℃を下回った状態の事を言います。
この35℃と言うのは身体の中心部の事で、
身体の外側に向かう間に体温は下がるので
表面温度が35℃であっても必ずしも低体温であるとは言えません。


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この低体温状態には2種類あり、
自分の状態や周囲の環境によりその状態になってしまう偶発性低体温と、
治療などの為に医療機関などで体温を下げる誘発性低体温です。

偶発性低体温は長時間身体が濡れた状態に置かれたり、
屋外などの低温環境に長時間滞在するなどの外部環境的な要因と、
低血糖や皮膚や内分泌の病気による体内で問題が
生じている事などが原因となって発生し、身体の状態を著しく悪化させます。

具体的には細菌やウイルスに対する抵抗力が低下し、
先にも述べたように血小板が減少し傷が治りにくく、
血が止まらなくなってしまいます。
そのような状態が慢性化している人の状態を低体温症と呼びます。


低体温症の人は体調を悪くし易く治りにくいため、
特に健康状態に注意する必要があります。

血小板とは

血小板は血液中の成分の1つで、
傷が出来た時にその傷口を固める役割を持っています。

怪我をしてしばらくすると血が止まるのは
この血小板の活躍によるものです。

しかし、血小板が減少してしまうと、怪我が治りにくくなり、
あざなどもいつまでも紫色が消えなかったりと身体の状態が脆くなります。

体内で炎症などが起こると、危険な状態に陥る可能性もあるのです。
その為、鼻血が出やすい人や貧血気味の人は、
この血小板減少を疑って検査をします。

血小板は低体温になると内臓の肝臓や脾臓の中に集まってしまい、
血管中を流れる血液からは血小板が減るといった現象げおこります。

この状態になるとなかなか傷がふさがらない状態に陥ってしまいます。
ただでさえ低温状態が続くと末梢の血管に血が届かなくなり、
しもやけなどで血管が切れてしまう現象が起こりやすくなるのですから、
そんな状態で出血が止まらないとなると危険です。

また、中には血小板が減少する病気もあります。
白血病などでは二次的な血小板減少が起きて、あざが治らなくなる事は有名です。

また、肝硬変などは、直接血小板が破壊されたりもします。

誘発性低体温による血小板減少

事故や体質的な理由で起こる低体温症によって
血小板が減少する事がある一方で
治療による誘発性低体温によって血小板が減少する事があります。

脳の治療などに使う場合にはわざと体温を下げ、
出来るだけ安全な状態で手術を行います。

但し、手術などではなくても
治療によって低体温状態になる事があります。

それは体内への薬液の大量投入や、
輸血によって生じるとされています。

その為、これらの処理の時には低体温に陥らないように注意して、
更には血小板の減少を抑える為に血小板自体を輸血で投入したりするようです。

手術の際に出血が止まらずに亡くなる場合には
この血小板減少状態が原因となっている事があるようです。
その為、低体温状態での治療は注意深く行う必要があります。

血液の働き

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血液の成分はそれぞれ重要な役割を持っています。
血液の赤い色の原因である赤血球は全身に酸素を届ける働きをしています。

更に白血球は細菌やウイルスなど病気の元や
不要物の廃棄など忙しく働いています。

また、白血球は種類が多く、中性好性、酸好性、塩基好性白血球、
リンパ球、単核細胞などといった物があります。

白血球も低温になると減少する為、低温下では抵抗力が弱くなり、
寒いと風邪に罹りやすいと言われるのはこのせいです。

血小板は今まで述べたように傷を塞ぐ役割がありますが、
その一方で増えすぎると血液の中で凝固してしまい、
血栓を作ってしまう事があります。

多ければ良いという訳では無いという事です。
最後に血液の成分の中で最も多いとされているのが血漿です。

血漿は栄養やホルモン、また老廃物などの運搬を受持ち、
血小板と共に傷口を塞ぐ事もします。

血漿は血管外に染み出して栄養を細胞に運搬し、
毛細血管からまた血液にもどったり、
リンパ管に流れ込んだりと縦横無尽の働きをします。

健康である為にはこれらの成分みんなの働きが正常である事が大切なのです。