寒くなってくると、こたつを出したり、
湯たんぽの準備をしたりなどの冬支度が始まりますね。

これらの防寒グッズは、心地よくて便利な反面、
低温やけどのリスクもひそんでいます。

そんなに高温にしているつもりは無いのに
いつの間にか起こっている低温やけど。

今回は、冬に気を付けたい低温やけどと、
その予防法についてご説明します。

低温やけどが起こる条件

2015-10-02b

熱湯をかけてしまったり熱いものに触れたせいでできる高温やけどは、
すぐに自覚症状が出るので処置が遅れることは少ないですが、
じわじわと進行していく低温やけどは気付くのが遅く、
いつまでも熱源に患部を付けっぱなしにしてしまうことで、意外と重くなりやすいです。

低温やけどにも高温のやけどと同じく1~3までの段階があり、
一番重い3度になると皮膚が壊死し、全治1か月以上もの重症な状態を指します。

このように、低い温度でも起こり得る低温やけど。
それは、一体何度くらいで発生するのでしょうか。

目安としては44℃以上、時間は44℃なら6時間触れっぱなしだと、
低温やけどが起こるとされています。

そして例えば、45℃なら3時間46℃なら1時間半というような感じで
その温度が1℃上がるごとに、
低温やけどになるまでの時間が半分ずつになっていくのです。

44℃といえば、これからご説明する湯たんぽやこたつはもちろん、
ノートパソコンやタブレットだって、
ずっと膝に乗せたまま作業したりすると、
低温やけどになってしまう恐れがあるということです。

こたつ使用時の注意点

では、低温やけどにならないためのこたつの使用方法をご説明します。

こたつは、直接熱源に身体が触れるわけではありませんが、
電熱線が発する遠赤外線の力でじんわりと温めるものです。

その内部の温度は、現在ではセンサーで温度が上がりすぎないように
自動調整できるものが主流のようですが、
それでも内部温度は44℃を上回ることが多いはずです。

と、いうことは、内部が44℃の状態で6時間以上足を入れていると、
低温やけどになってしまうのです。

もちろん、温度を高く設定していれば、
もっと短い時間でも低温やけどになるでしょう。

通常の生活をしていればこたつに長時間入っていることは無いはずですが、
ありがちなのが、こたつに入りながら寝てしまうこと。

こたつが気持ちよくて、
いつの間にか朝まで寝てしまうという人は要注意です。

こたつでの低温やけどを防止するためには温度を低めに設定し、
絶対にこたつに入りながら寝てしまわないように気を付けましょう。

低温やけど以外にも、風邪や脱水症状のリスクも防げるので、
気を付けるに越したことはありません。

湯たんぽ使用時の注意点

寒い夜に便利な湯たんぽも、
低温やけどになりやすい危険アイテムの一つです。

こちらでは、皮膚科の先生が低温やけどの危険性と、
特に湯たんぽの使い方についての注意が説明されています。

湯たんぽ使用時の注意点をまとめると、以下のようになります。

肌に直接当てると熱の伝導が速く、
低温やけどになるまでの時間が短くなってしまうため、
衣類の上から触れるようにすること。

そして、就寝時に使うと低温やけどが重症化しても
気付かず長時間経過してしまうため、布団を湯たんぽで温めたら、
湯たんぽは取り出して、布団に残ったぬくもりだけを感じて就寝すること。

最後に、同じところに湯たんぽを当て続けると熱が伝わりやすいのと、
血行が遮られて壊死などしやすくなってしまうため、
姿勢を変えながら、当てる場所をずらして使用するのがポイントのようです。

これらを守って湯たんぽを使用すれば、
低温やけどの心配はかなり低減されるでしょう。

まとめ

気付きにくいからこそ恐ろしい低温やけどと、
寒い冬にありがたい防寒グッズ、
こたつと湯たんぽの安全な使い方についてご説明しました。

こたつは室内に暖房が無いお宅の必須アイテムですし、
湯たんぽは省エネになるという観点から、最近再び注目を集めています。

しかし、その陰で、低温やけどの危険を知らずに間違った使用方法を続け、
大変なことになる人が増えているのもまた事実です。

確かに、寒くて身体が冷えてしまうと、
温かいものにいつまでも触れていたいと思いますよね。

でも、そのせいで痛い思いをしたり、
跡が残るような事態になってしまいたくはないものです。

これからの季節、こたつ、湯たんぽ、
それだけではなく電気カーペットや電気毛布も、
低温やけどにならないように、節度のある使い方を心がけましょう。