春が近づいてくると心が浮き浮きせずに、
暗~く沈んでしまう「花粉症」に明るいニュースです。

なんと!「カビ」で花粉症の原因であるスギ花粉を大幅に抑えられる方法が、発見されたのです。
どんな方法か気になりますよね?

では、今から説明していきます。

スギの花にはオスメス二つの種類の花があります。

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スギの花は同じ木に、雄花と雌花が同時に咲く「雌雄同株」と言われる種類の木です。

小学生の理科の時間に、花の雄蕊(おしべ)に花粉があると教わったのを覚えていますか?

スギの木も、花粉があるのは雄の花です。雌の花には花粉がありません。
つまり、にっくき花粉をぶわ~んと飛ばしまくっていたのは、雄花だったわけです。

花粉が飛ばない雄花発見!

福島県の西会津町のスギ林に、

全く花粉を飛ばさない雄花が発見されたのが、2004年の春でした。

何故花粉が飛ばないのかを調べた結果、スギの雄花にだけ寄生する
スギ黒点病菌」というカビに感染している事が判明しました。

「スギ黒点病菌」に感染した雄花は、枯れてしまうために花粉は飛ばなくなります。

雄花が枯れてしまうメカニズム

専門的な言葉を使うと、難しくて分かりにくいのでわかりやすい言葉で説明します。

まず、カビは開花前の蕾の状態のスギの雄花にくっつきます。
蕾の表面に付いたカビは、菌糸を伸ばして蕾の表面を鱗状に覆っている「鱗片」の隙間から侵入します。
侵入した菌糸は花粉が収められている器官
花粉嚢(かふんのう)」に入り込んで、花粉に感染します。

その後。花粉を栄養としてカビは繁殖して、雄花の細胞を破壊してしまうので、
雄花は開花出来ずに死んでしまいます。

杉花粉についてはこちらの記事でも詳しく紹介しています。

カビでスギ花粉防止剤を作る

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スギ花粉の製造元である、雄花が枯れてしまえばスギ花粉も飛びません。
というわけで、スギの木の雄花だけをターゲットにした薬が作られました。

散布剤に水を使用すると散歩剤がすぐに蒸発して乾燥してしまい
カビの元である「分生子」がスギの雄花に侵入する前に死んでしまうのがネックでした。

解決策として考え出されたのが、
分生子」に大豆油大豆レチシンを混ぜて乳化させる方法でした。

大豆油と大豆レチシンを使って散布剤を乳化させることで、
散布剤の乾燥が抑えられてカビはスギの雄花に感染出来るようになりました。

スギ花粉飛沫防止剤はどうやって使うの

スギ花粉の飛沫防止剤はどうやって使うのでしょうか?

難しい手順が必要だったり何度も使わないと
効果が表れなかったりだと正直使い勝手が悪いです。
使い勝手が悪いって事は、コストが沢山掛りますので、
折角作った「スギ花粉飛沫防止剤」も使って貰えないかも知れません。

なんて心配は必要ありませんでした。

使用方法はいたって簡単。10月~12月の間に1回だけスプレーをするだけ。
これだけで、わずか2~3か月の間に約80%のスギの雄花は枯れてしまうそうです。

現在薬効試験中

簡単な使用方法で、即効性も期待できる。
その上80%もの花が枯れてしまうので、劇的に花粉の飛沫量が減ります。

早く使ってほしいと心待ちにしてしまいますが、
今はまだ広範囲の試験場を設定していろいろな事を調べています。
試験の内容は人間を含め、動植物への影響や薬効の範囲などの多岐に渡ります。

どんなに良いと思える物でも、何よりも安全なのかが重要ですので、
しっかり試験をしてもらう必要があります。

自宅でもスギ花粉の対策方法があります。


参照:http://item.rakuten.co.jp/

飛沫を防止できるようなものはありませんが、
飛沫したスギ花粉の働きを抑えるスプレーです。
これで、スギ花粉症の症状を軽くできますし、
ダニなどにも効果があるので、様々なアレルゲンから身を守ることができます。
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まとめ

花粉が少ないスギの木に植え替えるにも、
時間とコストが掛かりますからまだまだ長い時間が掛ってしまいます。

花粉症って解決しないんじゃないかと思う時もありますが、
「カビ」でスギ花粉をコントロールする方法を発見するなんて、
やっぱり頭の良い人って違うな~って関心してしまいました。

実用化されてスギ花粉を気にせずに、春を謳歌出来る日が一日も早く訪れると良いですね。」