最近、ベジタリアンや健康志向の人の間で注目されているソルガムきび
あの噛むガムとは関係なく、「きび」と付くことからわかるように、穀物のひとつです。

このソルガムきびは確かに栄養豊富で食感も良く、
利用しやすい食材ではあるのですが、
誤った認識で糖質制限のある人がたくさん食べてしまうという事態が発生することもあるようです。

今回は、そんなソルガムきびの栄養と、糖質制限食についてご説明します。

ソルガムきびとは

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まず、ソルガムきびについて知っておきましょう。

ソルガムきびという名前は初耳でも、
「たかきび」という名前なら聞いたことがある人もいるのではないでしょうか。

よく、ベジタリアン料理専門店などで、
お肉の代わりにたかきびを使ったメニューが提供されています。

このたかきびが、ソルガムきびの別名なのです。
お肉の代用として使われるくらいですから、
食感にコシがあり、旨味も強く、栄養豊富です。

このソルガムきびは、実は世界5大穀物のひとつで暑さや乾燥に強いため、
小麦や稲が育たない地域でも栽培可能で、アフリカなどでも主食に使われています。

「ソルガムきび」とだけ聞くと、日本では馴染みが無いように思えますが、
戦時中は「コーリャン」と呼ばれ、米の代用として日本でも食べられていました。

当時は、まずくて食べられない穀物の代表格だったそうですが、
現代では健康食としてもてはやされているのが、何とも皮肉ですね。

ソルガムきびの栄養価

では、ソルガムきびは、栄養的にはどういった食材なのでしょうか。
まず、ソルガムきびは、小麦アレルギーの人の代用食としても使われています。

ソルガムきびを粉末にしたソルガムパウダーは、
小麦アレルギーのアレルゲンであるグルテンを含まないため、安心して食べられるのです。

また、ソルガムきびは穀物としては栄養価が高く、
特に鉄分と食物繊維が白米の4倍以上も含まれています。

ですから、ベジタリアンや小麦アレルギーでなくても、
好んでソルガムきびを食べる健康志向の人もたくさんいるようです。

そして、抗酸化成分であるポリフェノールも豊富なので、
美容の観点からも大変注目を集めている穀物とも言えるでしょう。

ソルガムきびは、ベジタリアンのお肉代わりとしてとても優秀なので、
お肉と同じような栄養価を期待してしまいがちですが、
やはり穀物ですから、その主成分は糖質です。
その量、100g当たり70g以上が糖質で、お米や小麦と大差ありません。

ソルガムきびと糖質制限食

先ほどの説明の通り、ソルガムきびには糖質が意外と多いのです。
ですから、お肉代わりに使うのなら、その分糖質過多になってしまう恐れがあります。

この糖質過多は、ちょっと糖質を摂り過ぎても、
健康体なら運動などして調整がききますし、
脂肪になって太ってしまった程度で済みますが、
心配すべきは医者に糖質制限を指示されている人の場合です。

その代表的な病気が糖尿病。
大雑把にいうと、体内で糖の代謝がうまくできなくなってしまい、
血中の糖分が上がってしまって、身体の組織を傷つけてしまう病気です。

糖尿病の患者さんは常に食べるものの、
糖質を詳しく調べているかと思いますが、新しく流行する食材の場合は、
情報の不足により、健康に良いと謳われている食品をうっかり口にしてしまう可能性もあります。

そんなことになってしまわないように、
糖質制限がある人がソルガムきびを食べる時は
その糖質量を前もって調べて、その分ご飯やパンなどの量を減らす必要があるのです。

つまり、「ソルガムきびならご飯やパンよりたくさん食べても大丈夫!」
というわけにはならないということですね。

まとめ

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いかがでしたでしょうか。
ソルガムきびと糖質制限の関係を軸に、色々とご説明しました。

少し前からの健康食ブームから、新しく注目を集めている食材には、
ありとあらゆる効能を謳う文句が付けられ、
そのリスクや食べてはいけない人に対する注意喚起が不足していることが多いです。

このソルガムきびもその通りで、
「低糖質ダイエットに最適!」などという表記をたまに見かけますから、
それを勘違いして捉えた、糖質制限中の人が手に取ってもおかしくありません。

そうは言っても、薬ではないのですから、
そういったデメリットを明示する義務は無いのが現実です。

ですから、消費者側が自分で調べて自分の身を守るしか方法はありません。
そのためにも、この記事の内容を心の隅に留め置いてくれると嬉しいです。