しもやけにはにんにくが大変効果があるといわれています。
具体的な効果や対策方法、しもやけに関しての豆知識を深めることで、いざというときも安全です。
オススメの食材、栄養素などを理解してしもやけになりにくい状況を作って対策を立てることで、
しもやけに恐れることなく過ごすことができます。
しもやけにはなぜ起こるのか?
冬が本格化すると私たちの身体は寒さに対応するために血管を収縮させ、体温を維持しようとします。
そのため、冬場や春先などの気温が低い季節では
血流が滞ることによってさまざまな症状が現れてきます。
全身の血管が収縮するのは外部に熱が逃げる事を防ぎ、気温の低下に対応するためです。
この際、手足や鼻・耳などの末端部分への血流も滞ってしまうので、
「冷え性」や「しもやけ」などの症状を発症してしまう場合があるのです。
特にしもやけに苦しむ人は多く、その対応策や予防法については
事前にしっかりと把握しておくことが大切です。
しもやけを発症すると、まず最初に痛みや痒みを発症しますが、
人によっては指先や耳などに「熱」を帯びたような感じを覚える場合もあり、
その症状には個人差があります。
また、しもやけの症状が進行すると水ぶくれやひび、あかぎれなど重症化する事もあるので注意が必要です。
しもやけの効果的な治療対策
しもやけの治し方にはさまざまな方法がありますが、一般的な治療法としては
簡易的なマッサージやお湯と水に患部を交互につけるという方法が挙げられます。
特に患部をお湯と水へ交互につける方法は非常に効果的で、
早々にしもやけの症状を緩和させたいと望む多くの人が実践して、その効果を実感しています。
また、メンソレータムをしもやけの部分にたっぷりと塗り、
その部分を念入りにマッサージするという方法も一般的な民間療法として知られています。
さらに昔ながらのしもやけ治療法としては「大根温め法」と呼ばれる大根を使った治療法が有名です。
この方法では大根をある程度の厚さで輪切りにしてから網焼きにします。
そして焼きあがった大根を患部に当てて温めるという方法を繰り返すことでしもやけの根治を目指すのです。
しもやけの対処法についてはこちらの記事もご参考に!
食事療法による効果的なケア
しもやけの治療には食事療法を取り入れると回復も早く、早期の症状緩和が期待できます。
しもやけには血行を改善する効果が高い「ビタミンE」を多く含む食材を取り入れる事が大切です。
ビタミンEを多く含む代表的な食材には落花生や大豆などの豆類、アーモンドなどのナッツ類などが挙げられます。
これらであれば調理の必要なく、おやつ感覚で摂取できるので簡単に取り入れることができますね。
また、そのほかにもたらこやサラダ油、マヨネーズなどにもビタミンEが多く含まれているので、
これらの食材を日々の食事メニューに取り入れながらしもやけ対策を行っていくことが大切です。
ビタミンEを豊富に含む食材を使った献立の例としては、
大豆食品の豆腐を使った「湯豆腐」やアーモンドを砕いてから
マヨネーズやジャガイモと和えて作る「アーモンド・ポテトサラダ」など
料理の際に一工夫してみるのも面白いと思います。
にんにくがしもやけ対策に効果がある理由
最近ではにんにくを使ったしもやけ治療も
ポピュラーな民間療法として認知されつつあります。
ただし、にんにくは食材として使うのではなく温湿布の代わりとして使用します。
この治療法はにんにくをすりおろし、
しもやけを発症してしまった患部に少量を塗ることによって、
その部分の血行を促進する目的で行われます。
にんにくを塗った箇所はビックリするほど体温が上昇するので、
あまり時間を置き過ぎないように気をつける必要があります。
目安としては、すりおろしたにんにくを患部に塗ってから
約5分〜15分ほど経った頃に、水で洗い流すくらいがちょうど良いと思います。
もちろん、にんにくは食べても体温上昇を促す効果があるので
食事療法に取り入れても大丈夫です。
しかし、しもやけ治療をより効果的に行いたいのであれば、
にんにくは食べるのではなく塗るといった方法で活用した方が効果を発揮してくれます。
ただし、すりおろしたにんにくを塗ってから時間を置き過ぎると
患部に「かぶれ」を引き起こしてしまう事もあるので注意が必要となります。