RSウィルス感染症は大人と違って子供が発症すると
最悪の場合は命に関わるケースも存在します。
子供にとって何故危険なのか?
またどのような症状に気をつけておけばいいのいか?
そういったことを具体的に学ぶことで、最悪のケースを阻止することができます。
これから親となる方、或いは既にお子様がいらっしゃる方は正しい知識を身につけましょう。
寒くなる時期はRSウイルスにご用心!
私たちは日々の健康を維持するために多くの努力を行っていますが、
時にはその努力もむなしく「病魔」に蝕まれてしまう事があります。
自宅内にもさまざまな菌やウイルスが蔓延していますが、
外部ではさらに多くの菌やウイルスが蔓延しており、
免疫力が低下した状態で外気に触れると
さまざまな病気を発症するリスクに苛まれてしまいます。
成人した大人であればそれなりの免疫力があり、
たとえ病気を発症したとしても持ち前の回復力で数日も経てば
大体の病気は治ってしまいます。
しかし、大人に比べて免疫力が弱い「子供」にとっては、
たとえ風邪でも重篤化する恐れがあるので注意が必要です。
RSウイルスの症状についてはこちらの記事でも詳しく紹介しています。
RSウイルス感染症の危険性を熟知しよう
最近、風邪やインフルエンザを凌ぐ勢いで猛威を振るっているのが
「RSウイルス感染症」と呼ばれる病気です。
RSウイルス感染症は秋口や冬の初め頃に流行しやすい
「RSウイルス」によって引き起こされる感染症の名称で、
乳幼児が感染すると「肺炎」など重症化する可能性がある
「子供にとって非常に危険なウイルス」です。
日本では毎年のように12月〜1月頃をピークとして流行しており、
寒さが本格化する1月はいつも以上に注意して感染予防に努める必要があります。
ただ、RSウイルス感染症は特に珍しい病気ではなく、
「2歳までの乳幼児のほぼ100%が感染する」と言われるほど
ポピュラーな病気となっています。
しかし、この病気に感染した6ヶ月以内の赤ちゃんの場合は、
嘔吐などの症状以外にも「肺炎」などの重症化する確立が非常に高くなるので注意が必要です。
RSウイルス感染症の症状は風邪によく似ている事で知られていますが、
咳が酷く感じたり呼吸がし難いと感じる場合はすぐに医療機関で診察を受けることが大切です。
通常、大人であれば感染して一週間程度で完治しますが、
症状が風邪と似ているため知らない内に子供へうつしてしまうケースが多数報告されています。
そのため、たとえ軽い風邪の症状だと感じても、
乳幼児などの小さい子供を抱えている家庭の人は必ず
病院を受診するよう心掛けることが大切です。
また、免疫力が弱い子供が感染した場合は入院が必要となる事も考えられるので、
保護者である大人が日頃から健康管理をしっかりと行う事も重要です。
発症・或いは疑問に感じた場合の診断方法
もしも子供が感染した場合、初期症状は風邪とよく似た「鼻水」や
「喉の痛み」、「咳」や「発熱」などの症状が見られます。
しかし、風邪だと勘違いして放置してしまうと中期症状へと移行して
「酷い咳」や「頭痛」、「嘔吐」などの症状が現れます。
さらに症状が進むと重症化してしまい、「喘息のようなゼーゼーとした呼吸」や
ひどい場合には「呼吸困難」に陥る可能性も考えられるので要注意です。
また、それよりもさらに症状が進行すると「細気管支炎」や
「肺炎」を発症してしまい、最終的には入院が必要になってしまいます。
こうした症状を回避するためには、何よりも「RSウイルス感染予防」が重要となります。
「手の消毒」と「徹底した除菌」です。
RSウイルスはくしゃみやせきによる飛沫が原因で感染したり、接触することで感染します。
RSウイルスは非常に感染力の強いウイルスですので、
大人が一度でも感染すると家庭内に居る免疫力が弱い子供にうつりやすくなってしまいます。
このようにRSウイルスは「家庭内での感染」が非常に多いので、
家族全員で「予防の意識」を持ち、積極的に除菌や手の消毒を行って
RSウイルスへの感染予防に努めることが大切です。
また、咳が出たりくしゃみが頻繁に出るようなら必ずマスクを着用し、
周囲に子供を近づけない工夫をすることも有効な予防手段となります。