RSウイルスに感染すると、風邪のような症状が出てきます。
風邪とよく似ているため、RSウイルスに感染していると気づかないことも多いようです。
RSウイルスは、小さい子供が感染しやすいウイルスですが、
RSウイルスに感染すると、どのような症状が出るのでしょうか?
また、検査は何科で受ければよいのでしょうか?
RSウイルスについて、詳しくみていってみましょう。
RSウイルスの検査はどこで受けるの?
RSウイルスの検査は、一般的には内科で受けることが多いようです。
RSウイルスの迅速検査キットは、以前は3歳以下の入院患者にのみ使用が認められていましたが、
現在は1歳未満の乳幼児なら、外来でも保険の適用がきくようになっています。
RSウイルスに感染すると、咳や鼻水、発熱などの症状が出ます。
小さな子供が感染すると、重篤化して入院することもあるので、
小さなお子さんがいる人は、なるべく早く病院で受診することをおすすめします。
RSウイルスの子供への感染はとても高く、乳児の半数以上が1歳までに感染します。
2歳までに感染する確率は100%と、とても高いものになっています。
耳鼻科へ行く場合のRSウイルスの症状は?
耳鼻科へ行くようなRSウイルスの症状RSウイルスに感染している疑いのある症状の中で、
耳鼻科へ行く必要のある症状は、どのようなものがあるのでしょうか?
1歳以下のお子さんがRSウイルスに感染すると、中耳炎を併発しやすくなってしまいます。
そのため、RSウイルスの症状で、鼻水と共に耳の痛みを訴えている場合には、耳鼻科の受診をしましょう。
咳や発熱の症状はあるけれど、耳の痛みがない場合は
子供なら小児科を、大人なら内科を受診します。
但し、RSウイルスには、特効薬がありません。
治療は、出ている症状への対症療法になります。
夜中に咳がひどい場合は救急へいくべき?
RSウイルスの症状の中でも、咳は一般的な症状です。
でも、夜中に咳がひどくなると、眠れないし、子供の場合は特に苦しそうで心配になりますよね。
特に小さい子供はRSウイルスの感染と併発して、肺炎や気管支炎を起こすこともあります。
肺炎などを併発した場合、入院が必要になることもあります。
だから、夜中の咳があまりにもひどい場合には、救急外来へ行くべきでしょう。
RSウイルスで、救急にかかった人のTwitterでの反応は?
https://twitter.com/skrcandy/status/791556849048784896
小さいお子さんは、重篤化しやすいから、場合によっては救急車を呼ぶ必要もあるようです。
RSウイルス、呼吸がおかしかったら救急受診、入院の可能性もて言われた…
ひどくなりませんように
がんばれ0歳!— おじゃプリン@4歳&1歳姉妹 (@ojaprin) December 21, 2015
呼吸が苦しい場合には入院の可能性もあるようです。
小さいお子さんがいる人は、よく注意してみてあげる必要がありますね。
RSウイルスでした〜夜中のは人によっては救急車呼んじゃうくらいですよね〜ってさ、お母さんよく観察して偉かったですね〜我慢しないで救急に電話してくださいねってさーーそーだよねーー苦しんでる子のこと考えたらすぐに病院に頼るべきだった。反省。
— ♥ともみ♥ (@214tmtm) September 18, 2015
病院から、救急への電話を推奨されることもあるようです。
重篤化したら入院の可能性もあるものですから、
お子さんが苦しそうだったら、迷わず救急外来に行った方がよさそうです。
RSウイルスについては、こちらの記事もご参考に♪
RSウイルス感染後、他の予防接種はいつから受けられる?
インフルエンザの予防接種の場合、RSウイルスに感染したときは、
熱が下がってから1週間後には受けられます。
乳幼児が受ける三種混合やBCGなどは、
RSウイルスの治療でかかっている医師の判断に従って下さい。
予防接種による副反応で熱が出ることもあります。
その熱がRSウイルスによるものなのかは、素人には判断できませんので
必ずかかりつけの小児科の医師に診断を受け、その上で判断してもらいましょう。
RSウイルスの予防法は?
RSウイルスのワクチン接種が有効RSウイルスの予防には、
「シナジス」というRSウイルスの予防接種を受けることが有効です。
ただし、注意して欲しいのは、この予防接種を受けたからといって
100%RSウイルスに感染しないわけではないことです。
でも、予防接種を受けることで重篤化することを防ぐ効果もあるので、
小さいお子さんがいる人は、ワクチンの予防接種を受けておくと安心ですよね。
難点は、この予防接種が保険の適用がきかず、とても高額なことです。
体重に対して薬剤の量を決めるのですが、
1回の予防接種でだいたい8~32万円と、安易に受けられる価格ではありません。
例外として健康保険の適用が認められるのは、
母親の胎内にいたのが28週以下で、RSウイルスの流行時期に月齢が12ヶ月以下の赤ちゃん、
胎内にいたのが29~35週でRSウイルスの流行時期に月齢6ヶ月以下の赤ちゃん、
慢性肺疾患があり、
過去6ヶ月以内に呼吸器系の治療を受けたことがある月齢24ヶ月未満の赤ちゃん、
先天性の心疾患があり、
RSウイルス流行時期に月齢24ヶ月以下の血行動態に以上のある赤ちゃん、
免疫不全のある赤ちゃん、ダウン症の赤ちゃんだけになります。
そして、予防法予防接種以外の予防法は、
まず外出から戻ったらうがいと手洗いをしっかりすることです。
外からRSウイルスが入り込まないようにすることが大切です。
人混みはなるべく避けるのも、効果的です。
また、風邪をひいている人に近づかないことも大切です。
RSウイルスの症状は風邪によく似ているので、
もしもの場合を考えて、咳などをしている人には近づかないようにしましょう。
まとめ
小さい子供がかかりやすいRSウイルス。
乳幼児がかかると、重篤化しやすく、入院などになることもあるのは心配ですよね。
うがいや手洗いをしっかりすることで、きちんと予防していきましょう。
また、予防していても、
小さい子供のほぼ100%が一度はRSウイルスに感染していることも忘れないようにして下さい。
RSウイルスに感染してしまったら、救急外来などを使って、
なるべく重篤化しないように、普段からお子さんの様子に気をつけてあげて下さいね。