あなたはrsウイルスという言葉をご存知ですか?
実は、特に乳児には気をつけたい病気なのです。

このウイルスは0歳〜3歳までに100%かかると言われています。
症状は様々ありますが、子供によっては重症になることもあるので注意が必要です。

とはいえ、「RSウイルスってどんな症状なの?熱なしの場合もあるの?」と疑問に思っている方もいると思います。
そこで今回はRSウイルスの症状や対処法感染予防法などについてご紹介します。

RSウイルスの赤ちゃんの症状は?


主に鼻水、咳、発熱など、風邪に似た症状が多く見られ、特に呼吸器系に害を及ぼすウイルスです。
潜伏期間は感染してから2〜8日ほどで、それまでは症状が見られません。

RSウイルスは、誰もが何度も繰り返しかかっている病気なのです。
赤ちゃんも、何度もかかるに従ってだんだん免疫力が向上し、症状が軽くなっていきます。

しかし、産まれたばかりの赤ちゃんの場合、
RSウイルスに対する免疫力が発達していないため、重症に陥るケースもあります。

「ゼーゼー、ヒューヒュー」といった変な呼吸音がする喘鳴(ぜんめい)症状がおきたり、
感染した30%の乳児は気管支炎肺炎にまでなっています。
さらに酷くなると呼吸困難になってしまうこともあるので、至急受診をしましょう。

特に3カ月未満の赤ちゃんは重症化することが多いので、十分注意が必要です。

上記で説明したとおり、RSウイルスは呼吸器系の症状のため、
基本的に嘔吐下痢といった症状は見られません。
ただし、咳がひどく出過ぎ、さっき食べたばかりのものやミルクを吐き出してしまうということはあります。

もし、食べてから時間が経って嘔吐や下痢が起きたとすれば、
それは違うウイルスなどに感染している可能性があるので、再度受診が必要です。

発熱症状は全員に見られるわけではなく、実際には3分の2ほどの子しか熱は上がっていません。

なので症状としては分かりづらいこともあるのですが、
ひどい咳が続く、鼻水が長引く、呼吸がしづらそう
などの症状があればRSウイルスの可能性があるので、その場合は病院に連れて行きましょう。

また、1ヶ月未満でかかる子は少ないのですが、
稀にかかってしまってもRSウイルスの症状、つまり呼吸器系の症状が出ないこともあります。

なのでRSウイルスに感染しているかの判断は難しいのですが、
機嫌が悪い、ミルクの飲みがいつもより少ない、常に眠たそう、
などの症状があれば、RSウイルスにかかっている可能性もあります。

咳や鼻水が出ていない場合でも、「無呼吸発作」や突然死に繋がる場合もあり、油断できません。
常に赤ちゃんの状態をチェックし、少しでも異変を感じたら受診することをおすすめします。

異変に気づいたら夜間救急はすべし!入院の可能性も

普通の風邪とあまり変わらない症状のRSウイルスですが、重症化すると呼吸がしづらくなり、
酸素不足によって顔や手が紫色に変色することもあります。
このような症状になってくると呼吸困難など、家での対処は難しくなってきます。

そうなる前にも、夜間であろうが受診はしておきましょう。
「あと○時間遅れていたら死んでいたかもしれない」と医師に言われて顔が青ざめることもあります。

特に症状の出にくい赤ちゃんには要注意です。
気管支炎肺炎の兆候が見られた場合、入院も必要となってきます。

家で咳が続き眠れなくなったり食欲がなくなったりすると、
自宅治療だけでは長引いてしまったり重症化する恐れがあります。
RSウイルスは特効薬もなく、入院したからといって早く完治するわけではないのですが、
病院ではRSウイルスに対抗できるサポートをしっかりとしてくれるので安心です。

酸素吸入や点滴で必要な養分を体内に取り入れることができるので、体力も回復しやすくなります。
入院期間には個人差がありますが、だいたい5日〜10日ほどで退院できますよ。
2歳以上の子は重症化する子は少なく、入院するのはだいたいが生後6ヶ月未満の赤ちゃんです。


入院で点滴をうつ小さな我が子…親としてもつらいですが、これ以上重症化しないためにも必要な療養法です。

RSウイルス感染中の過ごし方は?

とにかく呼吸がしやすい環境を作ってあげることが重要です。
体を30度ほど起こしてあげることで、気道確保がしやすくなります。

たばこなども肺にはよくないので、患者の近くで吸わないようにしましょう。
加湿器をつけておくのもいいでしょう。

あとは症状を押さえる薬を飲むしかありません。
脱水症状にならないように水分補給もこまめにしておきたいですね。

RSウイルスは飛沫感染と、鼻水などを通した接触感染があります。
兄弟がいる場合は、感染しないように手洗いうがいを心がけ、マスクをしておきましょう。
看病している親も、感染源をまきちらさないことが大切です。

ドアノブなど手で触れる部分はこまめに消毒しておくのも効果的です。
人混みも避けた方が良いでしょう。

また、大人がRSウイルスに感染している場合、さほど大きな症状はあらわれません。
なので、RSウイルスに気付かず赤ちゃんに接触し、赤ちゃんの方が重症になってしまうこともあります。

少しでも大人が風邪の症状になった時には、RSウイルスかどうか分からなくても
赤ちゃんに接触する前には手を洗ったりマスクをしたりして、感染を防ぎましょう。

また、一度感染したからといって、完治後も油断はできません。
再発はしませんが、再感染する可能性は十分あります。

一度感染しただけでは十分な免疫が体で作られていないため、再び感染してしまう恐れがあるのです。
最初は注意深く看病していたから症状が軽くても、二度目は油断していて重症化してしまった、というケースも。

冒頭でもお話しした通り、
RSウイルスは何度も感染することによって最終的に十分な免疫力をつけることができます。
少しでも悪化させないよう、周りの注意が必要です。

薬が飲めないときにおすすめなもの

小さいお子様には、粉末薬の場合はゼリーやアイスに混ぜて食べさすと良いでしょう。
特に苦い薬は、甘いものと混ぜるのがおすすめです。

こういったお薬を飲む専用のゼリーもCMでよく見ますよね(*^^*)

コンデンスミルクやチョコクリームなどでも良いでしょう。

飲み物に混ぜてしまうと、下に薬が沈澱し、
最後飲みきるときに子供が違和感を感じて飲まなくなる可能性があります。
食べ物のほうが混ぜやすく、ごまかしやすいかと思います。

シロップの場合は、多めのりんごジュースなどと混ぜると飲みやすくなります。
オレンジジュースなど酸味の多いジュースには合わないことが多いそうです。

まだゼリーなどを食べられない赤ちゃんには、薬をペースト状にし、
口の上に付けてからミルクや水を飲ませてあげましょう。
舌の上に乗せると、吐き出してしまうこともあるので、おすすめは口の上側です。

その他、動画でも方法をご紹介します。

薬を進んで飲んでくれるお子様は少ないです。

なかなか飲んでくれないと、親も「キーっ!」となっていまいますよね。
子供によって合う飲み方は様々です。
諦めずに色々試してみることも大切です。

まとめ

  • RSウイルスは呼吸器系に害を及ぼす
  • 重症化しないためにも早めの受診を!
  • 子供に薬を飲ませる工夫をしましょう

今回の内容をまとめるとこのようになります。

これからの季節に注意したいRSウイルス。
あまり知られていないウイルスですが、赤ちゃんのいるご家庭は特に心配ですよね。

とはいえ、どの子も一度はかかってしまうと言われている病気です。
少しでも体調がおかしいと感じたら、早めに受診して薬を処方してもらい、症状を抑えてあげることが大切です。

親の判断が、重症化を防ぐ一番のポイントです。
ひどくなって最悪の状態にならないよう、日頃からしっかりと注意して見てあげてくださいね。

家族の皆さんも手洗いうがいを心がけ、赤ちゃんにウイルスを近づけさせないように努めましょう。