乳幼児が必ずかかると言われているロタウイルス感染症ですが、
ワクチンによって重症化が防げるため、予防接種が勧められています。

でも、お金もかかるし、複数回受ける必要があるなどの理由で、
予防接種を受けずにやり過ごそうという考えの人もいます。

実際は、予防接種はどんな効果を発揮し、どれくらい続くのでしょうか。

予防接種によって得られる効果

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ロタウイルスワクチンは、接種しても感染を防ぐことはできません。
……と、言ってしまうと、わざわざお金と時間をかけて受ける必要は無いのではと思ってしまいますよね。

ですが、これが受けるメリットが大アリなのです。
ワクチンによって免疫を付けておくことで、重症化合併症を防ぐことができるからです。

予防接種をしなくても、
生後3カ月まではお母さんからの免疫があるため、
ロタウイルスに感染しても軽く済みますが、
3カ月以降に初めて感染した赤ちゃんは、
入院が必要になるような重症になったり、脳炎腎不全などの合併症を起こすことが多いようです。

予防接種は、この生後3カ月以降に初感染した場合のリスクに備えて、
受けることが推奨されているのです。

また、予防接種の効果は3年程度続くことが確認されているため、
特にロタウイルス感染症を起こしやすい生後3〜24カ月の期間中、
重症化のリスクを激減させることができるという利点もあります。

ロタウイルスワクチンの費用や受け方は?

ロタウイルスワクチンは2種類で、
2回の接種で完了するロタリックス

3回の接種が必要なロタテックがあります。

費用としては、ロタリックスもロタテックも、
必要な回数分の合計金額が三万円前後です。
ただ、これは自治体によって助成金が出ることもあるため、
お住いの地域によってはもう少し安く受けられる可能性があります。

ただ、これらのワクチンは任意接種のため、
費用が自己負担となるところが多いのがネックですね。

また、接種方法はどちらも経口ワクチン
口から体内に入れて免疫を作るタイプになります。

赤ちゃんに経口ワクチンとなると、
吐き戻しが心配になるところですが、
一般的には胃に一度入ってしまえば、
吐き戻してもワクチンの効果は発揮されるのだそうです。

ロタウイルスのワクチンについては、
こちらの記事でも詳しく説明しています。

ワクチンを受けるべき期間はいつ?

ロタウイルスワクチンは、どちらも生後6週から受けられ、
一度接種を受けるごとに一ヶ月ほど空ける必要があります。

また、これらのワクチンは接種が遅くなると
副作用のリスクが高まるため、
ロタリックスは24週までに2回
ロタテックは32週までに3回の接種を完了させなければいけません。

そう考えると、生後間もなくのうちから
予防接種のスケジュールを決めておかなければ接種しそびれることもあり得ますよね。

しかも、法的には上記の週数まで受けられると決められていますが、
病院によっては、
それよりも早い時期に接種の受付をお断りすることもあるようです。

予防接種を受けるつもりでいるのなら、
その他のワクチン接種も含め、前々から予定を組んでおく必要がありますね。

妊娠中のうちにカレンダーを見て考えておくと良いでしょう。

ロタウイルスワクチン、必ず受けるべきか、否か

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以上のお話から、ロタウイルスワクチン重要性がわかります。
でも…


このように、「お高い」ということで有名なロタウイルスワクチン。
経済状況によっては、受けるか受けないかを迷ってしまうこともありますよね。

そう迷っている人にお伝えしたいのは、
「どうにかしてお金を用意できるなら、受けるに越したことは無い」ということ。

重症化してから、
「あの時何とかお金を工面して、受けておけばよかった……」
と後悔することを避けるためです。

ですが、どんな事情を抱えていても、
妊娠すれば赤ちゃんがお家にやって来るのですから、
本当に切羽詰まっている場合は、接種を受けなくても仕方のないことです。

接種を受けられなくても、
周囲に後ろめたさを感じる必要はありませんが、
その場合は、重症化しやすい時期にはロタウイルスを持ち込まないように、
衛生に細心の注意を払って、自分でできる予防に努めることをおすすめします。

できる限りの予防方法を徹底して行いましょう。
お出かけの際のマスクは必須です。
ウイルスのブロック率が高いマスクを選ぶようにしましょうね。