赤ちゃんにかかりやすい病気のひとつ、ロタウイルス感染症。
このロタウイルスを予防するためのワクチンがあることをご存知でしょうか。

その効果はいかほどのものなのでしょう。
今回は、ロタウイルスワクチンの効果と、接種時に起こりうる副反応について、ご説明します。

ロタウイルス感染症の主な症状

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ロタウイルス感染症は、別名ロタウイルス胃腸炎とも呼ばれ、
嘔吐や激しい下痢が続く病気です。

便が白っぽくなって出ることから、白色便性下痢と呼ばれることもあります。
これは、便に茶色の色を付ける胆汁がうまく分泌されなくなるために起こる現象です。

下痢と嘔吐が続くために、脱水症状になりやすく、
そして、体内の電解質バランスも崩れがちになり、
腎不全や脳炎などになる可能性もあります。


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そうなると、入院しなければいけませんので
水分と電解質を補給できる経口補水液や
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しかし、このような合併症が起こらなければ、嘔吐は数日でおさまり、
下痢も1週間ほどで通常の便に戻ります。

主に乳児~幼児にかかりやすく、
生後15か月までが感染率が一番高いと言われています。

そのため、ロタウイルスに感染しているのに保育園などに登園すると、
集団感染を引き起こすことがありますので、
症状がおさまるまでは自宅療養させた方が良いですね。

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ロタウイルスワクチンを接種するタイミングと効果

こんな厄介なロタウイルスですが、生後3か月までは、
お母さんからもらった免疫が働き、感染しにくいと言われています。

そのため、予防接種をするなら、生後2か月くらいの時期に行うと良いでしょう。

ワクチンの接種方法は、注射するのではなく、
口から服用する、「経口生ワクチン」です。

これは、ロタウイルスそのものをごく弱くしたもので、
少量のウイルスを体内に入れることで、免疫を付けるという目的のものです。

このワクチンを接種すると、ウイルスに感染しても症状が重症化せず、
すぐに快方へ向かうようになります。

そのため、大きな合併症や入院する事態になることを防ぐことができるのです。

ワクチンの接種は、1種類のロタウイルスを防ぐ1価ワクチンと、
5種類のロタウイルスを防ぐ5価ワクチンがあり、
5価の方が接種回数が多いですが、複数のロタウイルスを防げるため、優れているとされています。

どちらも摂取できる期限があり、1価は生後20週までに初回ワクチンを、
5価は24週までに初回ワクチンを接種しなければ、受けられなくなってしまいます。

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ロタウイルスワクチンの副反応

ロタウイルスワクチンを接種すると、
ただウイルスに感染しにくくするだけではなく、副反応(副作用)が起こることもあります。

一般的に見られるのは、下痢や嘔吐、
胃腸炎などの消化器症状、そして発熱です。

これだけなら、ワクチンが排出されれば症状は落ち着き、
その後はすぐに回復しますが、本当に怖い副反応は、「腸重積」です。

これは、腸の一部が重なり合うように内側に入り込んでしまう症状で、
放っておくと、超が壊死してしまい、大変なことになってしまいます。

ですが、身体の内側に起こる症状ですし、
相手は赤ちゃんですから、言葉で不調を訴えることができません。

そのため、お母さんやお父さんが、赤ちゃんの様子を注意深く観察して
不調を察知する必要があります。

腸重積が起こりやすいのは、予防接種から1週間の間ですから、
その間は、赤ちゃんが理由なく不機嫌だったり、お腹が張ったり、
イチゴジャム状の血便などがないか、しっかり見守ってあげて下さい。

まとめ

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いかがでしたでしょうか。
赤ちゃんがいるお母さんやお父さんに知っておいて頂きたい、
ロタウイルス感染症の症状と予防接種、そしてその副反応について、ご説明しました。

ロタウイルスは、感染しても
命に危険が及ぶことが少ないウイルスだと言われています。

ですが、万が一重症化してしまうと、
その後の生活に不自由を来す恐れもあるのです。

そんな心配を減らすためにも、ワクチン接種は大切なことと言えるでしょう。

しかし、低い確率であっても、そのワクチンの副反応で、
却って大きな症状を引き起こすこともまた事実なのです。

そのため、予防接種後は、細心の注意を払って、赤ちゃんの様子を見ておくべきでしょう。

大事な赤ちゃんの今後の健康のためにも、予防接種後の1週間の間、
小さな変化から目を離さないようにしたいですね。