ロタウイルスと言えば嘔吐下痢だという印象が強いですが、
だからこそ、嘔吐が無かったり、下痢ではなく軟便程度だったりすると「本当にロタなの?!」と疑わしくなるもの。

でも、ロタの症状の出方には様々あるのもまた事実です。
今回は、ロタウイルスの症状あれこれについてお伝えします。

ロタウイルスの特有の症状とは?

ロタウイルスの主な症状は、他の感染性胃腸炎と同じく「嘔吐・発熱・下痢」です。
また、ロタ特有の症状としては、白っぽいうんちが出るというものがあります。

でも、これらの全ての症状が揃っていなければロタではないということではありません。
食欲は低下するものの嘔吐が全くないこともありますし、下痢まで行かない軟便ということもあり得ます。

こんな時は、やはりうんちの色を目安にすると良いでしょう。
ロタウイルス感染症は別名「白色便下痢症」と呼ばれることもあります。
それだけ、白いうんちは他の病気には無い症状ということです。

ロタウイルスの症状の軽くなるのは、
複数回感染して、身体に免疫ができているためと言われています。
逆に、初めてロタに感染する子は、下痢も嘔吐も激しくなりがちだとも言えます。

ロタウイルスにはこんな症状もある

下痢も発熱も嘔吐も、そして軟便も白色便も、
ロタウイルスの代表格とも言われるくらいよくある症状です。

まれにですが、それ以外の症状を呈することもあります。
例えば、腸閉塞

「イレウス」とも呼ばれる、腸が詰まってしまう病気です。
症状は、激しい腹痛嘔吐、時には下血することもあります。
嘔吐の仕方にも特徴があり、最初は透明または黄色い液が混じっていたのが、
徐々にうんちのような色や臭いのものに変わっていきます。

腸閉塞の治療には入院が必要で、時には手術が必要になることもあります。

また、子供はロタウイルス感染症のせいでひきつけ(けいれん)を起こすことが珍しくありません。
はっきりとした原因はわかっていませんが、1~2歳の幼児によく起こるようです。

ひきつけのほとんどは一時的なものだそうですが、
念のためすぐに小児科を診察するようにして下さい。
座薬点滴で対処すると症状が落ち着きます。

悪化させないための対処法は?

ロタウイルス感染症には特効薬が無いため、
発症したら水分補給をしながら自宅で安静にすることになります。
ただ、赤ちゃんが感染した場合は悪化することが多いため安心できません。

赤ちゃんの小さな身体で下痢や嘔吐を繰り返すと、
すぐに脱水症状を起こし、意識障害を引き起こすこともあります。
これを防ぐためにはこまめに水分電解質補給するしかありません。

家族には、それくらいしかできることが無いのが事実です。
あまりに症状が激しければすぐに病院に連れて行って下さい。
それまでの間も、水分、電解質の補給を忘れないようにしましょう。

水分と電解質の補給にはOS-1が適しています。

腸閉塞はまれなケースで予防法もありませんが、
ひきつけは電解質不足によって生じるという説があるため、
水分と電解質の補給をしっかり行っていれば、発症する可能性は低くなるかもしれません。

ロタウイルスについてはこちらの記事もご参考に!

ロタウイルス予防にはワクチンがおすすめ

ロタウイルスはアルコールでは死滅せず、塩素系の消毒液でなければ二次感染予防は困難です。

また、少数のウイルスでも感染してしまうため、近くに感染者がいると、
努力もむなしくうつってしまうことも少なくありません。

ですが、任意接種のためお金はかかりますが、ロタウイルスにはワクチンがあります。
これは生後6週〜24週までの間に2回または3回接種するワクチンで、
感染を完全に防ぐことはできないものの、
入院が必要になるような重症化を防ぐ効果があります。

このワクチンは、大きくなってから受けると
腸重積(先ほど出てきた腸閉塞の一種)を発症しやすくなるため、
生後半年にも満たない赤ちゃんのうちに受ける必要があるのです。

まだ新生児のお子さんを持つ人やこれから出産予定の人は、
その他のワクチンと一緒に、ロタワクチンの接種も検討してみて下さいね。

こちらの動画に赤ちゃんのワクチン接種についての説明があります。
ご覧ください。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

ロタワクチンは接種できる期間が短いため、
既にお子さんが受けられる時期を過ぎているということなら、
物理的にウイルスを入れないように対処するしかありません。

でも、ロタウイルスは、子供なら誰もが感染すると言われているくらい、予防が困難な感染症です。
保育所や幼稚園に通っていれば、必ず誰かから貰って来るのだと覚悟をしておいた方が良いでしょう。

それだけありふれた病気ですが、まれに腸閉塞など重症化する可能性も皆無ではありません。
もし、お子さんが感染してしまったら、こまめに様子を見るようにしてあげて下さいね。