ロタウイルスは激しい下痢や嘔吐の症状があり、
これらが感染源と言われていますが
実は、唾液でも感染する危険性があるというのです。

つまり、感染者がくしゃみや咳をするだけで、
周りの人もウイルスを吸い込むということになります。

なぜ唾液で感染するのか、感染の予防法と共にご説明したいと思います。

ロタウイルスとは

ロタウイルスは「嘔吐下痢症」とも呼ばれていますが、
正しい名称は「ウイルス性胃腸炎」になります。

ウイルス性胃腸炎の原因となるウイルスは数多くありますが、
その中でも一番重症化しやすいのが、ロタウイルスです。

また、感染力が非常に強いため、会社や学校、幼稚園・保育園など
人が多く集まる場所ですぐに集団感染します。

症状も重く、形のない水様性の下痢が数日続き、
嘔吐も伴うためこまめに水分を摂らないと
脱水症状を起こしてしまうほど危険で、とても辛い感染症です。


ロタウイルスに対する治療法や治療薬もないので、
しっかりとした予防が必要になります。

ほとんどの場合、嘔吐物や下痢から感染するので、
患者以外の方が処理する際には
しっかりと正しい方法で行わないと感染が拡大する恐れがあります。

なぜ唾液で感染するのか

結論から言いますと、唾液にもウイルスが含まれているからです。
嘔吐をしている場合、
ウイルスが口の中に残りそれが唾液に混ざっている可能性があります。

「嘔吐の症状が無くなれば、唾液から感染することはない」
「唾液は気にしなくて良い」とも言われていますが、
必ずしも感染しないとは言い切れないので、注意が必要です。

唾液にウイルスがいるということは、
咳やくしゃみなどによって飛沫感染を起こすということになります。

ですので、感染者はしっかりと完治するまでマスクをするようにしてください。


マスクをしていても感染を広げる危険性があるので、
できるだけ外出は控えるようにしてくださいね。

また、食事の時もロタウイルスに感染している人と
1つのものを食べるのではなく別々に取り分けて食べるようにしましょう。

感染の予防法

熱や酸、アルコールに強いロタウイルスは、
きちんと殺菌しないとすぐに感染してしまいます。

外出する際には必ずマスクを着用して、
帰宅したらすぐにうがいや手洗いを忘れず
さらに、ロタウイルスに有効な消毒液も販売されているので、
それで手指をしっかりと消毒するのがおすすめです。

特に流行する2月〜4月の間は、徹底して行いましょう。
生後6ヶ月未満であれば、ワクチンを予防接種することもできます。


もし、ロタウイルスに感染してしまった患者を看病する時には、注意が必要です。

特にロタウイルスは、乳幼児や小児に多い病気なので、
その後始末を正しく行わないと看病している大人も感染するかもしれません。

嘔吐物や下痢を処理する際には、
必ずマスクと使い捨てのゴム手袋を使用してください。

汚れた衣服は、ハイターなどの
次亜塩素酸ナトリウム(家庭用塩素系漂白剤)で漬け置き消毒をし、
他の衣類とは別々に洗濯しましょう。

これで感染を予防することができます。

まとめ

2015-11-26c

今回は、ロタウイルスが唾液で感染するということで、
ロタウイルスについてや唾液でなぜ感染するのか、
その予防法について詳しく説明してきました。

乳幼児の場合、まだ何でも口に入れてしまう時期なので、
唾液で感染するとなると神経質になってしまいますが、
流行時期に不特定多数の人が出入りする場所や
たくさんの子供たちが遊ぶようなおもちゃがある場所は、
避けた方が良いかもしれませんね。

また、子供だけでなく大人も感染しますが、
症状が軽く、気付かないうちに
子供に移してしまうということもあるので、
下痢や嘔吐の症状がある時はロタウイルスを疑うようにましょう。

気になる方は、こちらを参考にしてみてください。


ロタウイルスは対処療法しかないため、
かかってしまっては治るまでの数日間大変な思いをします。

ですので、感染しないよう
子供も大人もきちんと予防・対策を行うようにしてください。