アトピーは体の表面に痒みのある発疹が出来、
それが良くなったり悪くなったりを繰り返す病気です。

原因としてはアレルギー体質と乾燥肌によるものと言われています。
りんご病はウイルス感染による感染症で
発熱や筋肉痛、そして顔や太腿などにレース状の発疹が出る事が知られています。

りんご病の名前は頬が赤くなってりんごのようになるからです。
病気としては全く異なるこの2つの症状ですが、
一見して広く発疹が出るという特徴が似ているので
勘違いしてしまう事もあるようです。

りんご病とは

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りんご病は主に小児間で流行する病気で、
ヒトパルボウイルスB19による感染症です。

このヒトパルボウイルスB19に感染すると初期には普通の風邪の症状が出て、
特徴的な発疹は出ないので、
最初はりんご病とは気付かないまま療養している事も多いようです。

風邪の症状になって1、2週間後に頬や腕や足などに発疹が出て来ます。
この時、レース状に発疹が出るのが特徴です。

発疹は更に1、2週間続いて、
1度治ったように見えても再発する事も多くなかなか完治しないように感じます。

この発疹が治まったり再発したりという特性もあって
この発疹はアトピーと区別が難しく、
血液中の抗体検査をしてようやく病名を確定させる事が出来ます。

りんご病は1度罹ると2度と罹らないので、
大人は罹りにくいと言われていますが、
免疫が無い場合は大人でも罹るので注意が必要です。

更にこのウイルスは貧血状態を引き起こすので
先天性の貧血の人は罹ると危険です。

また、妊婦の感染にも胎児への危険が伴うので
妊婦の罹患者との接触は出来る限り避けるべきでしょう。

アトピーとは

アトピーは乳幼児が罹る病気として知られていました。
乳幼児のアトピーは大体2歳で半数が、
更に10歳でそのほとんどが完治するとされていましたが、
実際は10歳を過ぎても治らなかったり、
大人になって再発する患者さんもいる事が分かっています。

アトピーは遺伝的なアレルギー体質が原因とされていて、
その上で乾燥肌の人が発症しやすいようです。

つまりなんらかのアレルギー物質によるアレルギー反応が
バリアー機能の弱い皮膚に発疹として出るのがアトピーという訳です。

アトピーの発疹は痒みがあるので、
患者は酷い時には眠れなかったりする程辛い症状に悩まされる事になります。

これを治療するにはまずステロイド系の治療薬で炎症を抑え、
治まった所でスキンケアをして肌の状態を改善します。

アトピーになるのは肌バリアーが劣化している事が原因なので
肌バリアーの回復が治療の鍵となるのです。

しかし、状態が悪くなるとまた再発するので
なかなか完治に至らない苦しい病気と言えます。

アトピーとりんご病の見分け方

アトピーとりんご病は見た目ではほとんど判別出来ないとされています。
りんご病の発疹は頬や太腿にレース状に出る事が多く特徴的と言えますが、
必ずしもそればかりではなく、個々人によって差があります。

また、りんご病で発疹が出る時期にはウイルスの排出はほぼ収束していて、
ウイルスの検出による診断が出来ないのも判別の難しさに拍車をかけているのです。

りんご病の場合は何度か発疹のぶり返しはありますが、
自然に完治して1度罹った後は2度と罹る事はありません。

アトピーとりんご病をきちんと判別するには
血液検査を行い抗体によって判断します。

アトピーとりんご病は治療法が全く違うので診断を間違うと大変です。
発疹が出る前に発熱やだるさがあったかどうかなど
診断の前提となる症状を出来るだけお医者さんに伝えるようにしましょう。

りんご病の危険性

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りんご病は一般的には発疹の出る風邪であり
自然治癒して2度とは罹らないというあまり厄介ではなない病気です。

しかし、りんご病はその特性として赤芽球前駆細胞に感染し
赤血球の増殖を止めてしまうというやっかいな性質を持っています。

健康な小児や大人の場合はあまり問題のない特性ですが、
溶血性貧血を患っている人や、妊娠している人にとっては
これはかなり危険な特性となります。

溶血性貧血の患者さんには急激な貧血を引き起こし
妊娠している場合、特に初期にりんご病に罹ると
胎児の死亡率が跳ね上がってしまうのです。

その為、もしも妊婦が罹患してしまった場合には
早めに医師に相談して経過を見守る必要があります。

家に小さい子がいる状態で次の子供を妊娠した場合には
兄姉がりんご病に罹ってしまって
母親が罹患する事になってしまう場合も多いと思います。

家族全員が協力し合って感染拡大を予防しなくてはいけません。
マスクをしたり、手洗いうがいは必ず行うように。
こまめに身の回りを除菌することも大切ですよ。

くれぐれも注意するようにしてくださいね。