寝ている時または寝る前など
足がむずむずとしてくる感覚になったことありますか?

それはもしかしたらレストレスレッグス症候群という病気かもしれません。
レストレスレッグス症候群は近年わかってきた病気です。
具体的にはどういった病気なのでしょうか?

また、他の病気からの合併症でもなる可能性があるなどについても詳しくご紹介していきます。

レストレスレッグス症候群とは?

2016-01-29b

レストレスレッグス症候群とは、
むずむず脚症候群ともいわれている病気です。

その名の通り、特に夕方から夜にかけて
足がむずむずするような感じになる病気で、
その不快感から眠れないこともあるほどです。

日本では約2〜5%ほどの人が発症している病気で、
男女別でいうと女性の方が男性よりも1.5倍の数になっています。

具体的な症状としては、
足のむずむず感から足を動かしたくてたまらなくなる。

また、足を動かさない状態にしているとむずむずとした不快感が出てくるというものです。

こういった症状は足を動かすことで不快感が軽くなりますが、
寝ている時にこういった症状が出てくることが多いために、
ゆっくりと眠ることが出来なくなってしまうのです。

睡眠という生活の中でも重要な部分へ影響を及ぼすことはもちろんのこと、
足を動かさないような事務作業の仕事をしている人の場合には、
仕事の場でも影響が出てしまうこともあるほどなのです。

レストレスレッグス症候群の原因は?

どうしてレストレスレッグス症候群になってしまうのでしょうか?
実はレストレスレッグス症候群は最近わかった病気のため、
原因がしっかりとわかっていません。

ただ今の段階でわかっていることが、
神経細胞の異常・鉄分不足・遺伝の3つです。

神経細胞の異常というのは、
神経と神経の連絡係となっているドーパミンという物質の働きが
悪くなってしまうことで、レストレスレッグス症候群を引き起こさせるのです。

ちなみにこの神経細胞の異常が原因である、
というのが今の一番有力な原因とされています。

また、鉄分の不足も実はドーパミンと関係があります。
神経細胞の異常という部分で
ドーパミンの働きが悪くなるということをご説明しましたが、
ドーパミンを作るために鉄分が体の中では必要になってきます。

つまり神経細胞の異常にもつながってくるところなのです。
レストレスレッグス症候群が女性に多いのも、
女性が鉄分不足になりやすいからとも言われているのです。
また、ある研究ではレストレスレッグス症候群の人が家族にいると
それが遺伝しやすいとわかっていますよ。

線維筋痛症の合併症として発症することも?

レストレスレッグス症候群を合併症として発症する例も多いようです。
それは線維筋痛症という病気です。

線維筋痛症の31%の人がレストレスレッグス症候群を発症していて、
女性だけに限定すると女性の線維筋痛症の64%が
レストレスレッグス症候群を合併しているのです。

ちなみに、線維筋痛症とはどういう病気なのでしょうか?
線維筋痛症になってしまう原因は今のところわかっていませんが、
体のどこかの部分にしつこい痛みが出てくることから症状が始まります。

どこかに打ったなど原因が特になく痛みが出てきて、
それが体の色々な部分へ広がっていくのが特徴です。

体全体に広がる痛みだけではなく、
疲労感、なんとなく暗い気分や不安になる、頭痛、眠れない、
口や目が乾く、下痢または便秘、関節痛、
全身に広がるこわばりなど様々な症状が出てきてしまうような病気です。

病院ではある部分を押すと、痛みが出ることでわかる病気ですが、
原因がわからないものなので難治性の病気だと考えられています。
この線維筋痛症とレストレスレッグス症候群を合併すると、
むずむずの不快感が足だけではなく全身に出やすいともいわれていますよ。

レストレスレッグス症候群になったら?

レストレスレッグス症候群は症状がひどくなれば、
夜に眠れなくなる・仕事などに集中できなくなるなど生活の上で支障が出てきていまします。

では、レストレスレッグス症候群になってしまったらどうしたらよいのでしょうか?

まずは病院で診断してもらいますが、
その後は薬を使わない治療法が行われます。
薬を使わない治療法とはどういったものでしょうか?

薬を使わない治療法

薬をやめる
レストレスレッグス症候群になっている人の中では、
ドーパミン遮断薬や抗うつ剤、抗ヒスタミン薬などを飲んでいる人がいます。

これらがレストレスレッグス症候群を引き起こしていることがあるので、
そういった薬をやめるという方法があります。
ただし、薬をやめる場合には必ず医師の指導が必要です。

お酒・たばこ・カフェインを控える
お酒に含まれるアルコール、たばこに含まれるニコチン、
コーヒーや紅茶などに含まれるカフェインは、
レストレスレッグス症候群の症状を
悪化させてしまうということがわかっています。
そのため、こういったものをよく口にする人は控える
またはやめることで症状の悪化を抑えることにつながります。

どうしてもコーヒーが飲みたい場合は
ノンカフェインのものを飲むと良いでしょう。
他にも麦茶などカフェインが入っていない飲み物に切り替えましょう。

睡眠環境を整える
布団や枕など、まずは眠りやすい状況を作ることが大切だとされています。
というのも、特に睡眠中や寝る前に症状が出ることが多く、
そのため眠れなくなってしまうのです。
なので、眠りにつきやすい環境を作ることで、
深く眠りにつき症状が出にくくするという方法も病院などで指導されますよ。

まとめ

レストレスレッグス症候群は、
日本でも200万人近くが発症している病気です。

症状がひどい場合には、日常生活に支障が出てしまうものだからこそ、
レストレスレスレッグス症候群の症状を感じたら
まずは病院で診察を受けるようにしてくださいね。

レストレスレッグス症候群に関する研究も進められて、
薬での治療も出来るようになってきているので、
もしかしたら・・・と思ったら病院に相談に行くようにしましょう。