レストレスレッグス症候群はあまり一般的に知られていない病気で、
通称としてむずむず脚症候群と呼ばれています。

この病気が病気として認知されたのは最近の事で
身体的な異常を発見し難い事から
現代までは病気としてなかなか認知されていなかった病気なのです。

しかし、この病気は原因が不明で完全な治療方法が確立されておらず、
医師も治療方法を探っている状態の難病なのです。

レストレスレッグス症候群とは

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レストレスレッグス症候群はむずむず脚症候群という通称の通り
夜になると足がむずむずして眠れなくなるという病気です。

日本人がこの病気になる確率は2%から5%とされていて、
その確率も年齢が上がる程に増え、
更に女性は男性よりも1.5倍の確率で発症するとされています。

ただ、この病気は病気としての自覚が薄い上に認知度が低い為、
病院にかかっていない患者さんも多いのではないかと思われます。

この病気の原因は不明ですが、
神経の異常興奮が関わっていると考えられています。

この説明だけを読むと
あまり深刻な病気ではないように感じるかもしれませんが、
ゆっくりしている時や寝る前などにいてもたってもいられなくなってしまう
という症状のせいで睡眠不足になりがちで疲弊してしまい、
精神や神経の深刻な病気の発症に繋がりやすいとされているので、
決して侮っていい病気ではありません。

病状と治療方法

レストレスレッグス症候群の患者さんには
ドーパミンという脳が放出する鎮静物質が血液中に少ないという報告があります。

また、興奮物質であるアドレナリン値が異常に高いという報告もあります。
つまり興奮状態が続き、それを抑える機能が麻痺している可能性があるのです。

これらの分泌は大脳と中脳がコントロールしています。
その為、これらの脳になんらかの異常が発生していると考える事が出来るのです。

治療についてもこの病気が引き起こす症状が不眠である事から
睡眠薬が有効と考えるかもしれませんが、
実は睡眠薬は有効ではなく、パーキンソン病の治療薬が効果があります。

この事などから、
同じように大脳や中脳に異常が発生するパーキンソン病の兆候が
このレストレスレッグス症候群ではないかと考える研究者もいるようです。

難病とレストレスレッグス症候群

そもそも難病の定義とはなんでしょうか。
一般的に難病と言うと、ベッドに寝たきりで身動きが出来ず
といったイメージがあるのではないでしょうか?

しかし、厚生省による解説を見ると、
難病というのは原因が不明で根治が困難で慢性的であり
治療による経済的な負担が大きい物と定義されているようです。

その定義からすればこのレストレスレッグス症候群は
十分に難病と言って良いでしょう。

また、パーキンソン病や重度の神経疾患や精神疾患に繋がる病であるのなら
徹底的な研究とそれによる解明が必要であると言えるでしょう。

厚生省の決定で難病指定されると治療研究が盛んになり、
また、患者の治療費の事故負担も軽減されます

レストレスレッグス症候群も
なるべく早く正式な難病指定されると良いと望むものです。

ドーパミンとレストレスレッグス症候群

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レストレスレッグス症候群の発症患者には
鉄欠乏性貧血や腎不全による人工透析を受けている人が多いと言われています。

実はこれらの薬の中にはドーパミンを抑制する成分が含まれているのです。
その為、これらの患者さんの場合はこの薬を止めると症状が治まるようです。

しかし、これらの治療を受けている人はそもそもが命に関わる病気なので、
そう簡単には薬を止められないという事情もあります。

症状がある人はお医者さんに相談して代替薬を検討して貰うと良いでしょう。
こうして見ると、レストレスレッグス症候群の治療には
ドーパミンの正常な放出が必要だという事が分かります。

そんなドーパミンを正常に放出するのに大切な物が鉄分なのだそうです。

レバーなどの鉄分を多く含んだ食品を
日頃から摂取する事は予防に役立つかもしれません。

食事だけでは不足してしまいがちな場合は
サプリなどで不足分を補いましょう。