プレドニンというステロイド系のお薬を知っていますか?
様々な効能があるお薬で、今ではたくさんの病気の治療に使用されています。

このプレドニンというお薬はよく効く反面副作用が多く、
服用中には気を付けるべきことがたくさんあります。

今回は、プレドニンとその副作用、特に感染症についてお話しします。

プレドニンってどんなお薬?

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「プレドニン」とは商品名で、
成分の正式名称は「プレドニゾロン」と言います。

この薬には抗炎症作用、免疫抑制作用があり、幅広い病気に用いられています。
ですから、「何の病気のための薬」というものではなく、
あらゆる病気によって炎症を起こしたり、免疫が異常を起こしている状態に投与されるのです。

また、リンパ球を破壊する作用もあるため、
急性リンパ性白血病、悪性リンパ腫などの病気の治療には無くてはならない薬とされています。

これだけ重宝されている薬ですが、
プレドニンの薬効の素晴らしさと比例してしまうのが、副作用の多さです。

胃痛や嘔吐といった消化器症状、不眠やうつなどの精神症状、
関節痛や筋肉痛などの痛みなど、副作用を挙げていけばキリがないほど。

また、副作用と言うよりも、免疫抑制作用から来るものなのですが、
特に気を付けておきたいものに「免疫力の低下による感染症」があります。
これについて、次項で詳しくお伝えします。

なぜ感染症が起きやすくなるのか

プレドニンに、強い免疫抑制作用があることはご説明しましたよね。

免疫を抑制することは、
自己免疫疾患などの病気に欠かせない治療となりますが、
それと同時に、身体にとって必要な免疫力まで低下させてしまうおそれがあります。

もちろん、免疫系の疾患とは関係の無い病気で
プレドニンを服用している場合も同様で、健康な生活を送っている人に比べると、
風邪やインフルエンザなどの病原体に感染しやすくなってしまうのです。

そして、胃腸の免疫力も落ちてしまうため、
食中毒などを起こしやすくなるというリスクもあるようです。

また、プレドニンを服用している、あるいは塗り薬として塗布していると、
皮膚の免疫力も低下してしまい、傷の治りが遅くなったり、
細菌感染を起こして化膿しやすくなることもあります。

お肌を外敵から守るためにも、ボディクリームなどで保護し、
直接、細菌と触れ合わないように気をつけましょう。

温泉などの公共浴場は危険度が高い

どんな病気でプレドニンを処方されているかは人それぞれですが、
服用している間はマスクなどをしっかり着用し、
人混みや不衛生なところに行かないように注意すべきです。

また、胃腸や皮膚の外側からの感染リスクがあるということは、
空気中の病原体だけではなく、食べ物やお肌に触れるものも衛生管理を保つ必要がありますよね。

食べ物は新鮮なものやちゃんと加熱したものを食べるべきですし、
清潔な衣類や寝具を着用し、自宅でお風呂に入るときは、浴槽をきれいに洗い、
新しいお湯以外には浸からない方が安全です。

自宅のお風呂でさえも清潔にする必要があるのですから、
プレドニンを服用している間は、温泉や銭湯など、
不特定多数の人が入るお湯を利用するのは避けた方が良さそうです。

プレドニンの服用が終了すれば、
以上のような手間や注意も必要無くなりますから、
少しの間の我慢だと思って、衛生面を重視した生活を送ってみて下さい。

まとめ

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いかがでしたでしょうか。
プレドニンというお薬についてご説明しました。

ここではプレドニンと一口に説明していますが、
その用量によっては、薬効も副作用の強さも変わってきます。
ですから、低用量のプレドニンの場合は、
あまりに厳重な注意は必要ないと判断される場合もあります。

やはり、その処方をしてくれたお医者さんの指示に従うのが一番です。

本文中では詳しく触れませんでしたが、
プレドニンの服用によって顔がむくんだり、
太ってしまうという副作用があるようです。


体型維持に気を遣う人々にとっては、
プレドニンの副作用によってうつ状態になりやすい中の体重増加は、
多大なストレスになることでしょう。

病気が治るまで(または、プレドニンの用量が減るまで)のことと割り切って、
体重が増えても一時的なものと、気楽に構えることをおすすめします。