プール熱はアデノウイルス感染症の一種です。
はプール熱という通り名の通り、
夏に流行する事で知られた病気でした。

しかし近年は、このプール熱を始めとした
アデノウイルス感染症が年間通して流行しているようです。

プール熱を始めとするアデノウイルス感染症は
細菌感染と同じようにcrp値が高くなりがちです。

その為、早めのcrp検査で
アデノウイルスの感染確定する事は難しいと言わざるを得ないでしょう。

プール熱とは

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プール熱とはアデノウイルス感染症の一種で、
目の結膜充血が特徴的な症状を発症します。

熱とのどの痛みという風邪の諸症状の他に
目が赤くなる事が多いのが特徴となっているのです。

その感染源が多くの場合
夏のプールである事が知られている点からプール熱と呼ばれています。

この症状を発症するのは、数多いアデノウイルスの中の3型4型となります。
このプール熱を始めとするアデノウイルス感染症は
潜伏期間が5日から1週間あるので、
この間に無自覚な感染者が周囲に広めてしまう事も多々有ります。

アデノウイルスは特に感染力の強いウイルスなので
対策が難しい病気なのです。

また発症すると高熱が1週間近く続き、治まったと思っても、
唾などからは2週間程度、便からはなんと1ヶ月程も感染力が継続します。
なかなかに厄介なウイルスと言えるでしょう。

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crp値とは?

crpはcリアクティブプロテインの略で、
日本語ではc反応性淡白と言います。

これは体内のどこかで炎症反応が起こっている時に増加するタンパク質で、
発見初期は肺炎の判別に使われていたのですが、
体内の炎症なら全てで増加するという事が判明して
今は感染状態を調べる為に使われています。

一般的な風邪の症状に見えても
細菌の感染とウイルスの感染では全く治療方法が異なります。
特に細菌の感染の場合は早めの治療が大切となります。

crp値はその判別に役立つのです。
基本的には細菌の感染の場合はcrp値が高くなり
数値が上がる程状態が悪化しています。

細菌の感染は初期の場合には抗生物質の錠剤が良く効きますが、
悪化している場合には注射をしないと対応出来ない場合が多く、
その判別にcrpは役立つのです。

アデノウイルスとcrp値

多くのウイルスはcrp値が上がらないので細菌との判別が出来るのですが、
アデノウイルスの場合crp値が高くなる傾向にあります。

その為、アデノウイルスの場合
発症以前にcrp値でウイルスと判別する事が出来ません。

細菌感染かどうかは総合的に判断しますが
発症するまではなかなか判断が出来ないようです。

ただし発症してしまって
プール熱などのように炎症箇所に接触出来る場合には
炎症を起こしている粘膜からの拭い液採取によって
判別が可能となりますので、発症してからなら判別は容易です。

プール熱、またはアデノウイルス感染症と診断されたら
薬によって治療する事は出来ず、
炎症を抑えたりと言った対症療法で対応します。

そして熱が下がったとしても一定期間は感染力が続くので
その間は学校などに登校しない方が良いでしょう。

ウイルスと細菌の話

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ウイルスは基本的に生物に寄生する事によってしか増殖出来ません。
その為、その宿主を殺すような事はあまりないようです。

ただし、体が弱っている人の場合は
体力を消耗してなくなってしまう場合があるので安心は出来ません。

その代わりと言ってはなんですが、ほとんどのウイルスに薬は効きません。
一方で細菌は単体で増殖出来る生物です。

宿主を必要としていない為か
毒を作り出して感染した箇所を攻撃する物が多い為、
放置していると大変危険です。

細菌に対しては大体は抗生物質が効果があります。
但し抗生物質を使う場合は細菌が再増殖出来ないまで使い続けないと
再増殖した場合はその細菌が
抗生物質に対する抵抗力を備えてしまう場合があるので注意しましょう。

つまり処方された薬はきちんと飲み切るようにしてください。
ともあれ、このような関係なので、
ウイルスの中には人間とある程度共生しているものもあるようです。

腸内細菌といい、案外と人間の体の中は騒がしいようです。

ウイルスに感染しないためにも、
日頃から手洗いうがいを心がけましょう。

手洗いうがいに加え、殺菌消毒をして
徹底して予防することをオススメします。