吐き気や下痢が続く、嘔吐下痢症
この病気が長引くと、手足が痺れることがあります。

原因はどうあれ、手足の痺れには
ツボ押しが効くという説がありますが、
嘔吐下痢症の場合はどうなのでしょうか。

今回は、嘔吐下痢症によって起こる手足の痺れ、その対処法についてご説明します。

嘔吐下痢症とは

2015-11-29b

嘔吐下痢症とは、感染性胃腸炎の別名です。
激しい嘔吐と下痢が起こることから、この名前で呼ばれることがあります。

「感染性」ですから、原因は
ウイルスや細菌などの病原体に感染したことによって起こる病気で、
ノロウイルスやロタウイルスによるものが多く見られます。

この病気にかかると、体内のウイルスを排出するため激しい嘔吐、
水のような下痢が続き、数日間は食事も摂れず、
大変苦しい症状がありますが、ウイルスを粗方出し切ると
嘔吐と下痢は徐々に止み、体力が回復していきます。

数日間の病気のため、まず命の危険はありませんが、
赤ちゃんや老人など、元々体力が無い人は要注意です。

嘔吐と下痢によって失われてしまった水分をちゃんと補給しないと、
脱水症状を引き起こし、
身体の様々な機能に悪影響を及ぼして、重症化する恐れがあるからです。

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痺れの原因は脱水症状だった!

この脱水症状が続くと、手足の痺れや引き攣りを生じることがあります。
これは、水分が不足しているのではなく、
水分と一緒に電解質、つまりミネラル分が失われてしまったために起こります。

身体を動かす筋肉は、ナトリウムやカリウムなど、
ミネラル同士の刺激により動くようにできています。

つまり、この2つの物質がバランスよく体内にある状態でないと、
筋肉は正常に動かず、身体全体の運動能力に支障をきたしてしまうのです。

手足は敏感な部位ですから、引き攣りや痺れをすぐに察知します。


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つまり、まだ手足が痺れている程度なら、
口からミネラルを含んだ飲み物を摂れば十分対処可能です。
脱水症状時の水分補給には経口補水液が適しています。
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ただ、これをこのまま放っておくと、
内臓などの生命維持に係る器官の筋肉まで
正常に動かなくなってしまい命の危険が訪れます。

ですから、嘔吐下痢症によって手足が痺れてきた場合は、
速やかにミネラルと水分を摂るようにして下さい。

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ツボ押しが効くのは、筋肉の疲労やコリによる痺れ

嘔吐下痢症による痺れは
筋肉を動かすための栄養素の不足によるものなので、
いくらツボを押しても効果はありません。

ツボを押して効果があるのは、
筋肉のこわばりなどによって生じる痺れです。

例えば過酷な労働により疲れが溜まっているとか、
長時間同じ姿勢でいたために血液の流れが滞り、筋肉が固まってしまっているなど。

また、ストレスに晒され続け、
長く緊張状態に置かれることで筋肉がリラックスする隙が与えられずに
痺れた場合も、ツボ押しは効果的です。

ツボを押すことによりその部分に繋がる筋肉がほぐれたり、
血流が良くなるなどの効果が表れ、
極度のコリによって生じる痺れも解消されるのです。

つまり、ツボを押すことは、
筋肉の疲労による痺れ解消にはとても良いことと言えますが、
元々の原因が異なる痺れの場合は、効果が期待できないということになります。

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まとめ

いかがでしたでしょうか。
ご説明の通り、嘔吐下痢症による痺れは、
肩や筋肉のコリから来る痺れとは、全くの別物なのです。

ですから、本当は脱水症状によって痺れが生じているのに、
水分やミネラルを摂らずにツボ押しだけで対処しようとすると、
いずれは内臓の筋肉にまで影響を及ぼしてしまい大変なことになります。

ですから、嘔吐下痢症にかかってしまった場合は
一にも二にも水分補給、そしてミネラル補給です。

ただ、小さなお子さんは自分で自分の症状を説明するのは難しいですよね。

そんな時にお役立ちの脱水症状の見極め方が
動画で紹介されていますので、ご覧下さい。

これからの季節、大人も子供も嘔吐下痢症になるリスクが高まってきます。

もちろん、予防が一番大切ですが、
感染した後の処置もちゃんと覚えておくと安心ですね。