乳酸菌と納豆菌、どちらも発酵食品ですが
組み合わせによって効果が倍増するのをご存知ですか?
納豆菌の助けにより、なんと乳酸菌が10倍も増殖するのです。
さらに納豆菌は悪玉菌の働きを抑制し、乳酸菌を摂取することで善玉菌が腸内で元気に働きます。
結果、整腸機能に大きく役立ち、腸を体の味方につけることができるのです。
腸が活性化されるということは体外に不要なものがうまく排出され、
むくみやダイエット、血行もよくなり美肌効果もアップします。
女性としてはなんとしても上手に取り入れたいですよね。
そこで今回は乳酸菌と納豆菌の違いや相性がいい理由、さらにおすすめなサプリなどを紹介します。
乳酸菌と納豆菌の違い
どちらも発酵食品で腸整作用を促してくれるものとして知られていますが、一体何が違うのでしょう?
乳酸菌食品や乳酸菌飲料のCMなどで、
「生きて腸に届く!」というキャッチフレーズを聞いたことがありますよね。
あれは、逆にいえば「もともと乳酸菌は生きて腸に届きにくい」ということなんです。
乳酸菌はもともと胃酸に弱く、腸まで届く菌は限られています。
それに比べ、納豆菌は胃酸にとても強い効力を持っています。
そのため、納豆菌は死滅することなく腸まで届き、
腸内で生き残った乳酸菌を助けたり悪玉菌を抑制することができるのです。
さらに納豆菌には「ナットウキナーゼ」という成分が含まれていて、
これは血液をさらさらにする効果があります。
納豆は朝より夜に食べた方がいいというのを聞いたことがある人もいると思いますが、
これは夜のうちに血液がドロドロになり、動脈硬化や脳梗塞などが起こりやすくなるのを防いでくれるからです。
他にも意外かもしれませんが、
ナットウキナーゼは体内でビタミンK2を生産し、骨を強くしてくれる働きもあります。
骨といえばカルシウムを持つ牛乳や小魚のイメージがありますが、
納豆にも骨を強化する作用があるんですね。
納豆菌が乳酸菌を助け、相乗効果が発揮される
納豆菌は胃酸や熱にも強く、繁殖力も高いため生命力がとても強い菌です。
それに比べて乳酸菌はとても繊細でか弱い菌です。
そんな性質のまったく違う乳酸菌と納豆菌を一緒に摂ることで、
強い納豆菌が乳酸菌を守ってくれます。
乳酸菌にとってヒーロー的存在の納豆菌は、乳酸菌が過ごしやすい環境を作ってくれるのです。
納豆菌が乳酸菌にする良い働きは、悪玉菌を抑制する、乳酸菌のエサを増やす、です。
悪玉菌は、腸内がアルカリ性であることを好みます。
それに比べて乳酸菌は正反対の酸性を好むのですが、
納豆菌が悪玉菌を退治することにより悪玉菌が減り、アルカリ性が薄まって乳酸菌にとって好都合な環境になります。
より酸性に近い腸内環境になることにより、
乳酸菌が増えやすくなって更には善玉菌が増加、活性化するのです。
ちなみに、納豆菌は悪玉菌である大腸菌やO-157ですら退治するという報告が上がっています。
さらに納豆菌は乳酸菌のエサにもなってくれます。
そのエサの正体は「水溶性食物繊維」といって、人間の体では消化吸収ができない、
まさに乳酸菌にとって豪華なエサなのです。
大豆に含まれる水溶性食物繊維が納豆菌によって倍以上増えているため、
乳酸菌にとって栄養豊富なエサとなります。
乳酸菌のピンチな環境を助け、
自分がエサになってあげるなんて、まるでアンパンマンのような納豆菌です。
また、納豆菌は熱に強いと先ほどお伝えしましたが、ナットウキナーゼは実は熱に弱いのです。
70℃くらいでだんだん死滅していってしまうので、
ナットウキナーゼの効果を残しておきたい場合は加熱をおすすめしません。
炊き立てのほっかほかご飯の上に乗せてしまっても、ナットウキナーゼは減少してしまいますのでご注意を。
また、乳酸菌は加熱の温度によって適温、減少、死滅などが見られます。
40℃前後で温めると乳酸菌は発酵もしやすく、増殖しやすい温度です。
60℃以上になるとだんだん乳酸菌は減少し、100℃になると完全に死滅してしまいます。
最近ではホットヨーグルトも流行っていますが、
加熱をしすぎると乳酸菌は生きて腸まで届くことができません。
ただし、乳酸菌は死菌であっても、退治された悪玉菌を吸い取って体外へ排出する役割を持っています。
納豆菌が退治した悪玉菌を死菌の乳酸菌が回収するので、ここでもお互いの働きを上手に補っていますね。
特に納豆菌と相性のいい乳酸菌飲料は、ヤクルトです。
納豆を食事で摂取し、食後にヤクルトを飲むのがおすすめです。
そうすることで納豆が先に悪玉菌を退治し、より効果的に乳酸菌のヤクルトが腸内で活躍できます。
ヤクルトについて解説されています。
効果が薬のようなジュースなので、お子様でも気軽に飲めるのが嬉しいですよね。
乳酸菌の美容効果・健康効果は?
繊細でか弱い乳酸菌ですが、とても優秀な美容・健康効果をもたらしてくれます。
それは…
・便秘解消
・新陳代謝があがる
です。
簡単に2点あげましたが、これによって肌の調子や体の調子がぐんと変わります。
体に老廃物が溜まることによって肌荒れやにきび、くすみなどが皮膚に現れます。
さらには便秘によって体臭が臭くなることもあるのです。
乳酸菌で善玉菌を増やし便秘を解消することによって、
美肌効果や体臭予防、口臭効果なども期待できるのです。
さらに新陳代謝があがることにより肌のターンオーバーも促進され、
お肌に重要なビタミンも腸内で作られます。
乳酸菌はお肌トラブルには欠かせない食材なのです。
んー…また糠漬け始めるかな…(先日またお腹壊して夜間救急一歩手前💧)
乳酸菌めっっっっっっっっちゃ取るようにしてるといいんですが、忙しくて食生活おろそかにするとすぐに調子悪くなる…
お腹だけじゃなくて、乳酸菌とってると肌すごく元気なんだよね
また始めようかなー— はるまめ(Haluca OGUCHI) (@hrmame) 2017年10月27日
冬にホットカルピスのミカン味を飲む事は、温かい飲み物で代謝を上げ、乳酸菌で腸内環境を整え、ビタミンCで風邪を予防、肌を整える効果があり、次いでに甘味でやる気が出るので一石五鳥に成りオススメです。#カルピス
— 🔯Murakami Izabera🔯 (@Isabellawhitel0) 2017年10月25日
ミルミルヤクルトではないけど乳酸菌一杯一億入ってるココア飲みまくってたらお通じがトコロテン状態で肌一切荒まなかったなぁ
— ヒョウタンハダカカメガイ (@32jk6) 2017年10月9日
乳酸菌でお肌の調子が良くなったり便通が良くなった人の声です。
乳酸菌は人の腸によって効果テキメンのものやそうでないものがあります。
しばらく同じ乳酸菌を続け、もし効果が現われなかったら他の乳酸菌に変え、
自分に合う乳酸菌を見つけてみましょう。
腸にダイレクトに乳酸菌を届けたいなら「カルグルト」
乳酸菌を取るといっても、安くて身近なヨーグルトやヤクルトだと、
摂取を習慣化できていないと
冷蔵庫にしまったまま忘れていたり賞味期限以内に食べきれなかったり…
もったいないですよね。
そんなときにでも安心して飲めるのがサプリメントです。
乳酸菌を豊富に含んだ「カルグルト」についてご紹介します。
ビタミン・ミネラル・核酸成分を含んだ体内環境もサポートする乳酸菌抽出物LFK、
酸に強く腸まで届くラブレ菌、腸まで届いて長く定着し体内環境もサポートするガセリ菌を含んでいます。
腸まで届く5つの乳酸菌を配合し、
この5種の乳酸菌はすべて日本人になじみのある漬物などから抽出されたものです。
そのため、日本人の腸内環境で働きやすく、より効果的に効果を発揮してくれます。
味も美味しく続けやすいと評判です。
粉状なので水さえあればいつでも飲むことができ、水に溶かせばヨーグルトドリンクのような風味です。
飲みやすさと体のすっきりさが特徴の「カルグルト」、一度試してみてはどうでしょうか。
まとめ
- 乳酸菌は善玉菌を増やし、納豆菌は悪玉菌を減らす働きがある
- 納豆菌は乳酸菌の働きやすい環境を整えてくれるヒーロー的存在!
- 乳酸菌は結果的に肌トラブルを解消
- 乳酸菌サプリは「カルグルト」がおすすめ
今回の内容をまとめるとこのようになります。
乳酸菌と納豆菌、腸や身体に良いのは知っていても、
この2つに相乗効果があるのは知らなかった人も多いのではないでしょうか。
納豆菌は乳酸菌を最大限にサポートしてくれる重要な菌だったんですね。
相乗効果を高めるには、納豆菌を摂取した後に乳酸菌を摂ると良いようです。
特に便秘気味な人やお肌にトラブルを抱えている人は、この両方を毎日摂ってみると良いでしょう。
菌を効果的に働かせるには、毎日摂り続けることが大切です。
すぐに結果が出なくてもまずは続けてみましょう。
今までのトラブルが解決されるかもしれませんよ。