むくみと言えば、飲み過ぎや内臓の病気など様々な理由で起こりますが、
脳梗塞によって起こるむくみはどんなメカニズムなのでしょうか。

太って見えることから特に女性に嫌われているむくみですが、
もしかしたらこれは何かの病気のサインということも考えられます。
今回は、「のむくみ」に焦点を合わせてお話しします。

「むくみ」はなぜ起きる?

そもそも、むくみはなぜ起きるのでしょうか。

全身の細胞は、血中の水分に溶け出した栄養を得て活動しています。
そして、栄養を細胞に渡した後の水分は老廃物を受け取って再び血液中に戻り、
また、全身を巡る……、ということを繰り返しているのです。

でも、何らかの理由で水分が細胞から血管に戻れなくなってしまった場合、
細胞と細胞の間の細胞間質に水分が留まり、血液が迎えに来るのをずっと待っている状態になります。

この細胞間質液が溜まりっぱなしになっているのが、一般に言う「むくんでいる状態」です。
原因としては、血流が悪くて水分の回収が上手く行かないことや、
塩分の摂り過ぎや腎臓の疾患によって体液の浸透圧が高くなっていることなどが挙げられます。

このメカニズムで起こるむくみは、顔、手足など全身に平等に起こりますが、
手足のように身体の末端に起こるむくみは重力や冷えによる血流の滞り
顔に起こるむくみは塩分の摂り過ぎ、アルコールの摂り過ぎなどによって起こることが多いようです。

脳梗塞とむくみの関係は?

では、なぜ脳梗塞を起こすとむくみが生じやすくなるかというと、
それは脳梗塞によって身体の一部が麻痺して動かなくなることが原因です。

脳梗塞で起こるむくみは、顔に限らず麻痺が生じた手足にも起こります。
これは、麻痺によってその部分の運動性が落ち、血流も滞りやすくなるためにむくんでしまうという仕組みです。

つまり、顔面に麻痺が残ってしまうと、
その部分の血流も滞りやすくなってむくんでしまうということですね。
この脳梗塞から来るむくみは放っておいて良いものではないとされています。

例えば、下半身に麻痺が生じてむくんでしまっている場合、
そのままにしておくとどんどん下肢に血液が溜まり、静脈の弁が壊れてしまうことがあります。

そして、血液が逆流して静脈瘤となり、血栓ができて肺塞栓症を引き起こす可能性もあるそうです。
そんな恐ろしいむくみを解消するためには、マッサージをして血流を促してやること、
ストレッチをしたり、こまめに姿勢を変えること、
そして下肢がむくんでいる場合は加圧ストッキングを着用するなどして対処します。

脳梗塞についてはこちらの記事もご参考に!

脳梗塞以外に考えられる顔がむくむ病気

脳梗塞以外にもむくみを引き起こす病気はいくつかあります。
特に、不摂生をしていないのに顔がひどくむくむという場合は、何か病気を疑った方が良いかもしれません。

例えば、腎臓病
腎臓は血液中の余計なものを濾し取る役割を担いますが、
これが正常に働かなくなると血液の成分が変わり、細胞との水分の受け渡しがうまく行かなくなります。

また、女性に多い甲状腺機能低下症の症状にもむくみがあります。
これは身体の代謝を司る甲状腺ホルモンの分泌量が減少するせいで、水分代謝が低下して起こります。

他にも、がんや心臓病などの重篤な病気でむくみを起こすこともあるので、
心当たりがないのにひどくむくむようになったら、病院を受診してください。

むくみの改善方法をご紹介!

以上のような病気が原因ではなく、
生活習慣の乱れや疲れによってむくんでいる場合の対処法をご紹介します。

まずは、マッサージをして血流を促進させること。
こちらに3分でできるリンパマッサージがありますので、むくんでると思ったときに試してみて下さいね。

また、蒸しタオルと冷たいタオルを交互に顔に当てること血管に刺激が加わり、顔のむくみがスッキリします。

足ツボを刺激することでも、むくみを解消できるそうですよ。


ネイルをしていたり力を入れにくい場合は棒を使うと、力も入れやすく楽チンです(*^^*)

むくみ予防のために

でも、そもそもむくみ自体を起こしたくないという人の方が多いですよね。
むくみ防止のためには、以下のようなことを試してみて下さい。

まず、食事は塩分の摂り過ぎに注意し、毎日多めに水分を摂取するようにすること。
水分をたくさん摂るとむくみそうな印象がありますが、血液中の水分バランスが整えば、
細胞間質に溜まる水分も無くなりむくみ予防になります。

もちろん、お酒の飲み過ぎにも気を付けて下さいね。

そして、毎日適度に身体を動かし、体内の血の巡りを良くします。
かと言って動きっぱなしにはならないようにして、適度に身体を休めて腎臓に負担をかけないようにしましょう。

以上は簡単なことばかりですが、
病気以外のむくみはこれらを心がけることでかなり起こりにくくなります。
是非、試してみて下さいね。