日本脳炎とは、もはや予防接種のワクチンとして有名すぎるものですが
実際にどんな病気なのかを知っている人は少ないです。

日本脳炎になってしまうことがどれだけ怖いことなのか、
感染する人が減ってきてしまっている今だからこそ、
しっかりと知っておくことが大切です。

特に、日本脳炎の予防接種をしていない親は知っておくべき病気のひとつです。

日本脳炎がどんな病気なのか、予防法あどについて詳しくご紹介します。

日本脳炎とは?

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日本脳炎とは、読んで字のごとく脳に炎症が起きてしまう病気です。
日本脳炎ウイルスというウイルスが原因で発症し、
1000人に1人が発症するとされている病気です。

さらには、発症した内の20〜40%は命を落としてしまい、
命は助かったとしても後遺症が高い確率で残ってしまうともされています。

日本脳炎は大体6〜16日の潜伏期間の後、
体のだるさや頭痛、吐き気などの症状が現れます。

さらに、熱が上がり意識に障害が見られたり、
体も色々な部分に麻痺のような症状が出たりします。

具体的には、首の後ろが異常に硬い、
手足の震え、手足が動かないなどの麻痺症状が見られます。

こういった症状は全て脳に炎症が起きている状態で、
炎症がさらに悪化すれば脳のけいれんや呼吸が出来ないなどにもなってきます。

蚊による虫刺されで日本脳炎になる?

では、どうして日本脳炎を発症してしまうのでしょうか?
その原因は、蚊による虫刺されです。

というと、蚊がとてもおそろしいもののように感じるかもしれませんが
全ての蚊が日本脳炎ウイルスを持っているわけではありません。

そもそも蚊自体が日本脳炎ウイルスをもっているのではなく、
日本脳炎ウイルスは豚の体内で出来るもので、
日本脳炎ウイルスを持った豚の血を吸った蚊が人間を刺すと
そのウイルスが人間の血に混ざってしまうことで発症してしまうのです。

そのため、日本脳炎に感染する人が増えるのは、
蚊が活動する夏から秋にかけてなのです。

日本脳炎の予防接種はいつ受けられる?

日本脳炎は日本脳炎ウイルスによって引き起こされるため、
治療に関しては対症療法のみになってしまいます。

そのため、一番大切なことは日本脳炎ウイルスに感染しないよう予防が大切。

日本脳炎ウイルスの予防として重要なのが、予防接種です。
日本における日本脳炎感染者が減った理由に
日本脳炎の予防接種を行うようになったということがあげられます。

特に2回以上予防接種を受けた場合の有効率は
80%以上にもなることから日本では受けなければいけない予防接種のひとつとなっています。

では、日本脳炎の予防接種はいつごろから受けられるものなのでしょうか。
日本脳炎は1期と2期に分けられており、
1期では初回と追加の予防接種が必要となってきます。

1期の期間としては、生後6か月から90か月の間ですが、
推奨されているのは3歳で1期の初回をさらに1年後に追加を受ける方法です。

ただし初回は2回必要なので、
初めにうってから初回の2回目を6日〜28日の間隔をとってうつようになります。

2期は、9歳以上13歳未満が対象なのでその間にうけるようになります。
日本脳炎の予防接種は多くの自治体で公費対象の予防接種になっており、
公費対象となる期間が決められているので、
各自治体の詳細などもよく確認しておくようにしましょう。

蚊に刺されないための対策とは?

日本脳炎で大切なことは、予防接種を受けるということです。
ですが、まだ予防接種の受けられない幼児がいるパパやママは
いつ子供が日本脳炎を発症するのではないかと心配になることもあります。

予防接種以外の予防ととしては、
とにかく蚊に刺されないようにするということも大切です。

では、蚊に刺されないような対策はどのようなことがあるでしょうか?

蚊帳

シンプルですが、日本の昔からの知恵でもある蚊帳は
蚊に刺されないためにとても効果的な対策です。
特に寝る空間に蚊帳をつけておくのがおすすめです。

ちなみに、蚊帳がお店などで見つけられない場合には
ネットなどで簡単に購入できるのでおすすめですよ。

蚊取り線香

これもシンプルな対策方法ですが、効果的です。
蚊取り線香には、蚊が嫌がる成分が含まれているため
蚊が部屋に入ってくるのを防止することが出来ます

赤ちゃんへの対策の場合には、
煙が出るタイプの蚊取り線香ではなく電子蚊取り線香がおすすめです。

赤ちゃんが誤って触ってしまうという事故も防ぐことができますし、
赤ちゃんに煙が当たってしまうようなこともないですよね。

寝室で蚊取り線香を使用する場合、
寝る直前ではなく寝る1〜2時間前にはつけておくようにしましょう。

網戸

夏から秋に発生する蚊。
ですがこの時期は、暑さのため
窓を開放しているという家も多いはずですが
蚊は汗をかいた人の肌を感知して血を吸おうとします。
そのため、窓を開けておくことは危険です。
暑いときにも必ず窓は網戸にするようにしましょう。

まとめ

日本脳炎は、死亡率も高く、
死ななかったとしても後遺症の可能性が高い病気です。

日本脳炎ウイルスを持った豚の血を吸った蚊を媒介として人間に感染し、
脳や骨髄などに侵入して炎症を起こしてしまう病気です。

ウイルスが原因なので、効果的な治療があるわけではなく
基本的には対症療法しか治療法もないために、予防が肝心。

予防接種や蚊に刺されないようにするなどして予防することが重要ですよ。