背中を丸める姿勢は猫背と呼ばれなんとなく格好悪いし
内向的に見えるので見た目でも嫌う方が多いのではないでしょうか。

実はこの猫背が肋間神経痛アトピーの発症に関連しているという話があります。
姿勢のせいであるいは猫背になる原因の身体の歪みのせいで神経に障害が起こり、
これらの症状を発症させているというのです。

肋間神経痛と猫背

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人間の胸には大事な臓器が集中しているので肋骨という骨ががっちりとガードしています。

この肋骨を動かす為にその間を筋肉が二重に覆っているのですが、
その筋肉に指令を出しているのは神経です。

肋間神経痛はこの神経に何らかの異常が起こって痛みが生じるという症状です。
酷い状態だと心臓や肺が痛むと勘違いする方もいるぐらい苦しくなります。
肋間神経痛には大きく分けて2種類あり、1つは続発性の物です。

続発性の肋間神経痛は椎間板ヘルニアや帯状疱疹など
なんらかの病気を受けて痛みを感じているのでその原因を取り除く事で徐々に治って行きます。

もう1つが突発性の肋間神経痛で、
こちらは原因がはっきりしない事が多いのですが、
この突発性肋間神経痛の原因の1つが姿勢の悪さだと言われています。

不自然な姿勢を長時間続ける事で背骨や骨盤に歪みが生じて神経に負担が掛かるのです。
もちろん猫背もこの不自然な姿勢の1つとなります。


時々急に胸が痛くなったりする方で心当たりがある場合は姿勢に注意しましょう。

猫背とアトピー

猫背とアトピーというのは一見何の関連もなさそうですが、そうでもありません。
こういう解説されている方もいらっしゃいます。

この方も呼吸の話をされていますが、
アトピーの方には呼吸が浅く、横隔膜の機能が上手く働いていない方が多いと言われています。

猫背の場合、肺が広がりきれず深い呼吸をし辛いので、
背中を延ばして呼吸を深くするだけでも全身に酸素が行き渡り皮膚の状態が改善される事があります。

また、猫背の場合背骨に負担を掛け続けている状態なので、
背骨を流れている脳脊髄液の流れが滞っている場合があるようです。

アトピーの方もこの脳脊髄液の循環が上手く行っていない場合が多いとされています。
背中をまっすぐ伸ばす事で脳脊髄液の循環を良くする事が出来たらアトピーの改善にも繋がる可能性があるのです。

なぜ猫背になるのか?

先の動画の方もおっしゃっていますが、
腹筋だけを鍛えた結果姿勢が前かがみになってしまうという場合も、極端ですがあるようです。

また、イスの座り方に問題がある場合もあります。
イスに浅く腰掛けている場合は身体が前のめりになり背骨が曲がった状態で固定されてしまいます。

イスには深く腰掛けて背もたれに背中をぴったり付けて座るようにしましょう。
座った状態で足が床に付く高さに調整する事も大切です。

パソコンのディスプレイの高さが低い場合や、
目が近視で机に覆いかぶさるように書き物をする場合も同じように背中が曲がった姿勢で固定されてしまいます。

勉強やゲームや読書で長時間座る場合は特に座り方に注意しましょう。
また、あぐらや体育座りも背中が曲がる座り方です。
長く続けないようにしましょう。

姿勢を意識してまっすぐ保つには首を引いて
視線をまっすぐ保つようにするのが良いでしょう。
姿勢が良いと背が高く姿が美しく見えます。
それだけでも結構お得ですよ。

イスに座った状態で姿勢の補助をしてくれるクッションもあります。

体にフィットするため、もたれかかっても正しい姿勢を保つことができますよ。

長年の生活習慣による猫背を解消するには

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猫背を予防するためには座り方や歩き方に注意する事が大切ですが、
すでに長年の積み重ねによって猫背の体質になってしまっている方の場合はそう上手くは行きません。

なにしろ身体が猫背のための身体になっているのです。
これを解消するにはいくつかの克服ポイントがあります。

まずは固まった背骨の関節や肩の関節を伸ばすストレッチ、
縮んだ状態が常態化している胸の筋肉のストレッチや各靭帯を伸ばす運動をする必要があります。

まずは胸の筋肉のストレッチとしてホールドアップの姿勢で
両側が壁になっている部屋などの戸口に立ち、
肘関節を肩より上に上げた状態で戸口の両側の壁に引っ掛けて
身体だけを前方に出し、胸の筋肉が突っ張った感じがしなくなるまで静止します。

これを何度か繰り返します。

次に背骨の関節を柔らかくするストレッチですが、
タオルなどに新聞などで芯を入れて丸めた物を背中の丸まった部分に横に置いて寝転がり、
膝を立てた状態で軽い腹筋運動をします。

これは腹筋を鍛えるのではなく背中の関節を柔らかくするためなので
あまり身体を高く持ち上げる必要はありません。

ちょっとした運動ですが、
固まった筋肉や関節を少しでも柔らかくしてみてください。