熱中症は、熱射病または日射病とも呼ばれます。
めまいや立ちくらみなどの症状から始まり、重症化すると意識障害などを起こすこともあります。
脱水症状を引き起こす危険もありますので、熱中症になったら迅速な応急処置が大切です。
まずは日陰などの涼しい場所に移動して、身体を冷やします。
経口補水液など塩分を含んでいる飲料を摂取して、脱水症状を起こさないように気をつけましょう。
診療ガイドラインでは「体温を38度台まで下げること」が目標とされています。
熱中症の時は何度まで体温を下げたらいいの?
熱中症が重症化してしまうと、40度以上の高熱になることがあります。
熱中症診療ガイドラインでは、「体温が38度台になるまで積極的な冷却処置を行う」こととされています。
そのため、まずは38度台を目標に体温を下げる応急処置を行います。
熱中症の対処方法
熱中症になってしまったら、まずは涼しい場所に移動して体を冷やします。
そのあと、電解質を含んだ水分を補給します。
スポーツドリンクや経口補水液が適しています。
ぬるま湯で体温を下げるのが効果的!
ぬるま湯で肌を拭いてあげると皮膚の血管が拡がり、
熱が身体の外に放出されやすくなります。
ぬるま湯のシャワーを浴びてから、温風を体にあてるとさらに効果があります。
身体の表面を冷やして熱を下げる
氷嚢(ひょうのう)をわきの下や足の付け根などの動脈が近い場所に当てて、
まずは身体を冷やします。
そういやラウンジには氷もあるなと気づき、手持ちのビニール袋があったので、手製の小さな氷嚢作成。これで喉冷やします。(^^) pic.twitter.com/TWYfxxR0P6
— 門田俊輔 (@s_kadota_em) June 14, 2017
スーパーなどにも氷がありますので、氷嚢が作れますよ!
脱水症状になると熱が身体の中に溜まってしまうので、しっかりと水分補給をしましょう。
必ず塩分を含んでいるものを飲んでくださいね!
熱中症に効果的な経口補水液
お水だけを飲むと身体の塩分濃度が高くなり、脱水症状が進行する恐れがあります。
そのため、必ず塩分を含んだ飲み物を摂取する必要があります。
経口補水液は、塩分と糖分をバランスよく含んでいるため「飲む点滴」と呼ばれています。
50~150mlくらいの経口補水液を1~2分おきにゆっくりと飲みましょう。
私的美味しい経口補水液ランキング第1位はOS-1です
— Oda (@s_39ra) May 30, 2017
経口補水液は「OS-1」が人気ですね。
意識障害が起こったら病院へ
軽症なら自分で処置することも可能ですが、
意識障害や嘔吐などの症状が出たら医療機関を受診してください。
たとえ、軽症であっても応急処置で症状が改善されない時には病院に行きましょう。
熱中症についてはこちらの記事もご参考に!
日頃からできる予防法は?
熱を溜めこまないように涼しい服装をしましょう。
帽子や日傘などで紫外線対策をすることも大切です。
水分補給をしっかりとしましょう。
予防の時にも塩分を含む飲料がおすすめです。
今日は暑かった!
塩アメ舐め舐め、熱中症予防! pic.twitter.com/9HBBKsE7w3— Kakasi(もずふる応援隊) (@kakasi923) June 14, 2017
塩アメも良いですね!
総務省の「熱中症予防」の動画も参考にしてくださいね。
まとめ
- 熱中症の時は38度台まで体温を下げること
- 熱中症になったら、身体を冷やして水分補給をする
- ぬるま湯には熱を体外に放出する効果がある
- 氷嚢をわきの下などに当てて身体を冷やす
- 塩分を含んでいる経口補水液などが水分補給に適している
- 意識障害や嘔吐などの症状が出たら病院に行く
- 熱中症の予防のためには紫外線対策や水分補給が大切
今回の内容をまとめるとこのようになります。
熱中症になってしまったら、身体を冷やすことと水分補給をすることが大切なのですね!
迅速に応急処置をして目標とされている38度台まで体温を下げましょう。
猛暑日などには「熱中症で救急搬送」などのニュースが見られます。
無理や我慢をしないで、症状が治まらなかったら医療機関を受診しましょう。
経口補水液は、熱中症や脱水症状の予防に効果があるようです。
成人の身体の60%は水分です。
普段からこまめな水分補給を心がけましょうね!