夏になるとニュースでよく耳にするのが熱中症
主に一人暮らしの老人がかかったり、
学校などで子供たちが集団でかかってしまったりするイメージが強いですよね。

ですがこの熱中症、お酒の飲み過ぎ、
つまり二日酔いの時にかかりやすく、しかもとても危険な状態になるのです。

今回は、二日酔いから起こる熱中症についてご説明します。

熱中症のおさらい

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まずは、熱中症はどのように起こるかを改めて確認しておきましょう。
熱中症は、その名の通り、熱によって起こる身体機能の障害です。

身体に過剰な熱が加わると、
その熱を体外に放出するために皮膚下の血管が広がりますが、
そのせいで全身の血液が足りなくなり、血圧が下がり、
めまいが起こったり、立ちくらみが起こったりします。

また、汗をかくことで全身の熱を下げようとするため、
適切な水分補給をしないと脱水症状が起こり、吐き気頭痛
倦怠感などの体調不良が起こります。

汗をかくとナトリウムなどの電解質も失われるので、
足がつりやすくなったり、痙攣などを起こしやすくもなります。

これらの症状が出てもなお体温が上がり続けると、
脱水症状により汗をかくことができなくなり、意識が無くなったり、
脳にまで悪影響が起き、最悪の場合は命を落とすリスクも発生します。

二日酔いと熱中症

では、なぜ二日酔いだと熱中症になりやすいのでしょうか。

まず、お酒を飲むとトイレがとても近くなりますよね。
これは、アルコールによる利尿作用のせいです。

この利尿作用は、身体の水分が少なくなっても構わず排出を続けるため、
お酒を飲んだ翌朝には、脱水症状になりやすい状態の場合が多いです。

また、二日酔いによる吐き気も熱中症を重いものにする原因のひとつ。
二日酔いだからと、吐き気のあるままに吐き続けると、
胃液やその前に食べたもの、水分などが全て口から出てしまい、脱水症状になります。

脱水症状になると、外が暑くても汗をかきにくくなり、
体内の熱を排出することができずに、
一気に脳に影響が出るレベルの熱中症を起こしやすくなるのです。

それだけではなく、吐き気や頭痛、めまいなど、
二日酔いの症状と、熱中症の初期症状はとてもよく似ています。

そのせいで、それらの体調不良を熱中症だと思わずに、
対処が遅れることも、重症化しやすい理由のひとつです。

このように、二日酔いの状態で炎天下や暑い室内に長時間いると、
一足飛びに重症の熱中症になり、命の危険に晒されやすくなるのです。

二日酔いの時、熱中症にならないようにするためには
熱中症を防ぐためには、まずは水分補給。
これは熱中症対策の基本ですが二日酔いの場合は、
胃に何かを入れると吐き気を起こすことが多いので、
一度に大量に飲まずに少しずつ水分を摂ることをおすすめします。

また、摂る水分はただの水やお茶よりも、
スポーツドリンクや薬局で売っている経口補水液を選んでください。

やはり、吐くことが多いと電解質が失われやすいので、
水分と一緒に補給しておいた方が安心です。

水分補給の他には、猛暑の日は長時間の屋外作業や外回りを避け、
暑くない室内で仕事をするようにしましょう。

しかし、職業によっては暑いところに留まることを避けられないでしょうから、
そんな場合はこまめに涼しいところで休憩を取るようにして下さい。

まとめ

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いかがでしたでしょうか。二日酔い熱中症について、ご説明しました。

今回ご紹介したように、二日酔いの時の熱中症は大変危険なものです。
そうならないためにも、猛暑の日に二日酔いになってしまったら、
色々な対策をとって、熱中症が重症化しないように気を付ける必要があります。

ですが、そもそも二日酔いにならなければ
重い熱中症のリスクもぐっと下がるので、
暑い季節や天気予報で翌日が猛暑日と予めわかっている時は、
飲み過ぎないようにした方が安心ですし、身体にとっても楽なのは間違いありません。

熱中症のリスク以外にも、
二日酔いになるほど飲んでは、身体にとっては何の得もありません。

くれぐれも、暑い季節の飲み過ぎには注意して下さいね。