胸のあたりに不快感を感じたり、食道がチリチリと刺激される感覚を覚える胸焼け
何らかの理由で胃酸が逆流すると、その刺激によって胸やけが起こります。

食事や飲酒をしたあとに起こりやすい胸やけですが、
中にはストレッチなどの軽い運動をしただけで胸やけを起こす人もいます。
どうして運動をしただけで胸やけを起こすのでしょうか?
原因と予防法についてまとめました。

ストレッチが胸やけの原因になるのはなぜ?

前かがみになったり寝転ぶ姿勢のストレッチをすると胃酸が逆流しやすく、
胸やけを起こします。
そもそもどうして胃酸が逆流するのでしょうか?

簡単にいうと、胃と食道の位置関係が原因。
前かがみの姿勢により食道が胃より下になったり、寝転ぶことで水平になるためです。
胃酸の逆流は次のような理由でも起こります。

  • 胃のつなぎ目にある下部食道括約筋の働きの低下
  • 暴飲暴食による胃酸の過剰分泌
  • 自律神経の乱れによる胃酸の過剰分泌
  • 肥満や前かがみの姿勢による胃内圧の上昇
  • ストレスによる食道知覚過敏

胃酸は強い酸性で、逆流すると食道の粘膜を刺激し炎症を起こします。

日常的に続く胸やけや胸痛の症状があり、食道に炎症が認められる場合は胃食道逆流症(GERD)である可能性があります。
胃食道逆流症は逆流性食道炎とも呼ばれ、ストレス社会の現代において患者が急増しています。


https://twitter.com/dqx_ichiko/status/475738856487018496

慢性胃炎胃潰瘍十二指腸潰瘍などでも胸やけの症状が起こるため自己判断は危険。
市販薬を飲んでも治まらず胸やけが慢性化しているときは消化器科を受診しましょう。

GERDが長期間にわたるとその炎症の影響から
バレット(Barrett)上皮という再生上皮に変わりこれが食道癌になることがあります(図5)。
日本ではまだ頻度が低いのですが、欧米では食道腺癌が増加しています。
日本でも生活習慣が欧米化してGERDが増加していることから食道腺癌の増加が危惧されています。

症状が軽い場合は胃酸の分泌を抑える薬を服用し、生活習慣の見直しをすることで改善が見込めます。

ただし、ほかの病気が隠れている場合でも一時的によくなるケースもあります。
病院では胃カメラを使った検査が推奨されており、場合によっては逆流防止手術が行われることもあるようです。

胸やけを防ぐ方法と入浴の注意点

胸やけを防ぐには暴飲暴食を避け、規則正しい食生活を送ることが大切です。
刺激物や脂っこい食事は胃酸の分泌を活発にするので避けた方が無難。
胃の機能を低下させるアルコールやタバコは控えましょう。

◆ 胸やけを起こしやすい食品

アルコール類、チョコレート、柑橘系フルーツ、
コーヒー、揚げ物、トマトジュース、玉ねぎ、ニンニク、乳製品、スパイシーな食品など

消化にはたくさんの血液を必要とします。

食後すぐにからだを動かすと、必要な血液が全身に使われ消化活動を妨げてしまいます。
食べたものが長時間胃にとどまると胃酸も溜まっている状態が続くため、
食後すぐは活動せず休息をとるのもポイントです。

同様の理由で食べてすぐの入浴は禁忌とされています。

胃液の分泌は自律神経と大きく関係しています。
簡単に言えば、副交感神経が優位になると胃液の分泌が亢進され、交感神経が優位になると胃液の分泌が抑制されます。

温かい湯舟に浸かってリラックスするとストレスや疲れが和らぐ気がしますよね。

ですが、副交感神経が優位になると胃液の分泌が活発になる点に注意。
胸やけの症状があるときは食後すぐの入浴は避け、2時間程度時間を空けてから入るようにしましょう。

胸やけに効果のある市販薬

胸やけに効く胃腸薬をご紹介します。

イツラック

胃痛胃酸過多胃炎など胃の症状すべてに聞く生薬配合の指定医薬部外品です。
もちろん、胸焼けにも◎

3種類の生薬配合で負担なく優しく症状を和らげてくれますよ。
お酒を飲む前に飲むと翌日も楽なので、いろんな場面で助けてくれるお薬です(*^^*)

ストール細粒

胃酸の過剰分泌を抑えるM1ブロッカーと、制酸剤が配合された胃薬。
胸やけムカつきを緩和するとともに荒れた胃を保護してくれます。
細粒なので溶けやすく効き目が早いのも特徴です。

パンシロンAZ

副交感神経に作用して胃酸を抑制。
胃酸を中和し、傷ついた胃粘膜を修復する3つの成分配合。
空腹時の胸やけや胃の不快感を効果的に抑える空腹時服用型の胃薬です。

第一三共胃腸薬プラス

胃と腸をダブルでケアしてくれる胃腸薬。
6つの生薬成分と、植物性乳酸菌が胃腸の状態を正常に近付けます。
即効性のある制酸作用でつらい胸やけの症状を素早く緩和してくれるお薬です。

食べ過ぎや飲みすぎによる胸やけは、市販の胃腸薬で改善されることも多いようです。
胃酸の過剰分泌を抑える薬を長期間服用すると悪化するケースも。
用法容量を守りひと箱飲み切っても胸やけが改善しないときは医師の診察を受けましょう。

まとめ

  • ストレッチで前かがみや寝転ぶ姿勢をとると胃酸が逆流し胸やけが起きる
  • 消化にはたくさんの血液を必要とし、食後すぐに活動しない、入浴を避けること胸やけ予防になる

ストレッチで胸やけが起こる原因と胸やけを予防する効果的な方法をまとめましたが参考になりましたか?

前かがみや寝転ぶ姿勢をとると胃酸が逆流し胸やけが起こりやすくなります。
食道の炎症を伴う胸やけや不快感の症状は、胃食道逆流症(GERD)の可能性も。

胸やけを予防するには、暴飲暴食や刺激物を食べることを避け、
規則正しい食生活を送ることが大事です。

一時的な胸やけは市販薬で改善されることもありますが、
長期間の服用は副作用が出る恐れもあります。
日常的に続く胸やけは早めに医師に相談しましょう。