特に大学の入学式や入社式のある4月によく耳にするニュースは、
急性アルコール中毒での死亡です。

自分の限界値を知らず、
またはその場の雰囲気で大量に飲まざるを得ないという状況で
急性アルコール中毒になってしまうことは、自分のまわりでだってあり得ることです。

具体的に急性アルコール中毒とはどういったものなのでしょうか?

急性アルコール中毒とは?

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急性アルコール中毒の定義として、
”アルコール飲料の摂取により生態が精神的・身体的影響を受け、
主として一過性に意識障害を生ずるものであり、
通常は酩酊と称されるものである”とされています。

実は急性アルコール中毒には、
これという基準はなく飲酒をすることによって意識が薄れ、
吐くなどの症状に加え、呼吸の状態も悪くなるという、
非常に命の危険がある状態です。

お酒を飲むといっても、その量によって状態が定義づけされています。
まず、お酒を飲んだら酩酊状態です。

まさに急性アルコール中毒の定義に含まれる状態ですね。
そして、次に血中のアルコール濃度が0.02%〜0.1%でほろ酔い状態。

0.3%をこえてしまうと、それは泥酔と呼ばれる状態になるのです。
さらに0.4%をこえれば、昏睡と呼ばれる状態になります。

昏睡になると、命が危険にされされている状態だと思ってください。
急性アルコール中毒になるのは、その人によって違うため酩酊なのか、
ほろ酔いなのか泥酔なのかというのは決まっていないのです。

急性アルコール中毒になりやすい人は?

お酒を一気に飲めば急性アルコール中毒になるという解釈は少し違います。

お酒を一気に飲むのはあまり良いことではないですが、
必ずしもそれで急性アルコール中毒になるわけではないのです。

急性アルコール中毒は、基本的にアルコールを体に入れた時、
体内でアルコールの分解があまり早くない場合に起きることが多いです。

そのため、急性アルコール中毒になりやすいという人もいるんです。
それは、高齢者・女性・若年者・お酒を飲んだ後に顔が赤くなる人です。

若年者は意外と思われるかもしれませんが、
若い人ほど自分の限界がわからずお酒を飲んでしまいがちですし
何よりまだお酒に対しての免疫も低いために
急性アルコール中毒になりやすい傾向があります。

実際、大学生や新入社員が急性アルコール中毒になって
搬送させるという例は多いようですよ。

急性アルコール中毒になると何日ぐらい苦しさが続くのか?

最悪、命を落とす危険もある急性アルコール中毒。
運よく命を落とさず、病院へ運ばれた場合、
その苦しさはどれくらい続くのでしょうか?

基本的に急性アルコール中毒になると、入院が必須となります。
病院では、かなり大量に点滴をうち、さらには利尿薬を使って排泄をさせます。

また、嘔吐の心配があるのであれば、
窒息しないように嘔吐物を処理する、胃の中をきれいにするなどの処置をしてくれます。

急性アルコール中毒は死の危険性がありながらも、
たいてい1日ぐらいで回復してしまうというのも特徴です。

そのため、入院と言っても一晩ぐらいの入院となります。
なかには、回復後も二日酔いのような頭痛などが残ることもありますが、
ほとんどはそういった症状もなく1日で元の体に状態に戻ります。

急性アルコール中毒になるとどんな症状が出る?

万が一、まわりで急性アルコール中毒になってしまった場合、
早急に気づいてあげるそして処置してあげることが大切です。

ですが、よく急性アルコール中毒で死亡者が出てしまうのは
「ただ酔っているだけ」と思われてしまうことが原因です。

急性アルコール中毒になってしまった場合の症状を知っておくことで、
早急に対応することができますよ。

急性アルコール中毒の症状1 自分で立てなくなる

お酒を飲んで、足元がふらつくことがあります。
ですが、急性アルコール中毒になると自分自身で立つことができなくなってしまいます。

多くは、「酔っぱらっているな」と思われてしまいますが、
自分で立つことができないという状態は、
急性アルコール中毒の初期症状だと思ってください。

急性アルコール中毒の症状2 眠って起きなくなる

お酒を飲みながら寝てしまうというのはよくあることですよね。
ですが、寝ている間の反応に注目しなければなりません。

お酒のせいで眠っていたとしても、
つねるなどをすれば普通は反応しますよね。
ですが、急性アルコール中毒になっていると寝ている間、
痛みを与えたとしても全く反応しない場合には要注意です。

急性アルコール中毒の症状3 嘔吐の量が多い

お酒を飲んで吐いてしまうということはありますが、その量がかなり多い時、
または、そこに血が混じっているという時には急性アルコール中毒だと思ってください。

急性アルコール中毒になっている時の嘔吐は非常に怖く、
意識がないので嘔吐したものが喉につまって息が出来なくなり、命を落とすということもあります。

そのため、そういった嘔吐をしているのであれば即座に救急車を呼ばなければいけません。

その時の水分補給にはできるだけ経口補水液を飲ませてください。

脱水症状を起こす可能性があるので、ミネラルなどを含むOS-1などの
経口補水液が水分補給に適しています。

まとめ

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急性アルコール中毒は本当に恐ろしいです。
ニュースなどでもよく耳にするかもしれませんが、
大学生や新入社員が急性アルコール中毒になり命を落とすということも頻繁に起きています。

お酒を飲んでいる席で、
急性アルコール中毒のような症状が見られる場合には
まずは嘔吐物などで窒息しないように体を横にさせて、
すぐにでも救急車を呼ぶようにしてあげてくださいね。