口の端が炎症を起こす、口角炎
口紅を変えてから起こるようになった気が……という人もいるようです。
でも、本当に原因は口紅なのでしょうか。

また、症状が似ていることから、口唇ヘルペス
口内炎と混同されがちな病気でもあります。
ここで、口角炎の原因、ヘルペスや口内炎との違いについてお伝えします。

口角炎はどんな原因で起こる?

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口角炎は、口角に湿疹や切れ腫れなどを起こす症状を指します。
原因は、カンジダという真菌(カビの原因となる微生物)や
黄色ブドウ球菌による感染がほとんどです。
その中でも特に、カンジダによるものが多いようです。

カンジダも黄色ブドウ球菌も常在菌
つまり、どちらもいつも身近にいる菌です。
でも、全ての人が常に口角炎に悩まされているわけではありません。

口角炎を誘発しやすい環境として、
菌に負けやすい体質に傾いているということが挙げられます。
つまり、疲れビタミンB不足
皮膚の乾燥やストレスに晒されて抵抗力が弱っていると、
口角炎も起きやすくなるということです。

また、メイク成分が合わないせいで抵抗力が下がることもあります。
口角炎の場合は、口紅、リップクリーム、
そしてクレンジング剤が合わないなどが考えられます。

口紅を変えたら急に口角炎がひどくなったという人は、
その口紅が原因かもしれないので
敏感肌用などに切り替えてみてはいかがでしょうか?

ヘルペスや口内炎との違い

口唇ヘルペスと口角炎は、
しばしば混同されることがありますが、全く別の病気です。

口唇ヘルペスはヘルペスウイルスによって起こるもの、
そして口角炎は上記のようにカンジダや黄色ブドウ球菌によって起こるものです。

見分け方としては、ヘルペスは口角というよりも唇にでき、
ぷくっと水ぶくれのような湿疹が出ます。

また、痛み方も
口角炎のようなヒリッとしたものではなく、むずむずと痛痒い感じです。

一方、口内炎と口角炎は同じものと言えば、同じものです。

口内炎というと、
口の中にできる吹き出物を思い浮かべる人が多そうですが、
実際は口内炎は、口角炎や口唇炎、舌炎など、
口の周辺にできる炎症全ての総称なのです。

口角炎と口内炎、ヘルペスは併発しやすい

ヘルペスも、口の内側にできる口内炎も、口角炎と併発することがよくあります。https://twitter.com/sesamin_street/status/778248295357349890?lang=ja


これは、どの症状も皮膚や粘膜の抵抗力が弱っていると起こりやすいからです。

口角炎と口内炎は同じようなものですから、
環境が同じであれば併発しやすいです。
ヘルペスウイルスも同じで、
疲れが溜まったり粘膜を丈夫にするビタミンB群不足すれば症状が出やすくなるのです。

口内炎やヘルペスについては
こちらの記事で詳しく説明しています。

口角炎はこんな薬が出される

口角炎で皮膚科にかかった時には、こんな薬が出されます。

カンジダによる感染の場合は、
抗真菌薬ビタミンB剤が主となります。

また、細菌による感染の場合は、
抗生物質とビタミンB剤が出されます。

もし、病院にかかっている暇がない……ということでしたら、
市販の口角炎薬を利用すると同時に、
ビタミンB配合のサプリメントを飲みましょう。
口角炎の原因の一つにビタミンB不足があるので、それを解消すると治りが早くなります。

また、お家にワセリンがある人は、
炎症部位にワセリンを塗って保護しましょう。

ワセリン自体に口角炎を治す力があるわけではありませんが、
新たな細菌やカンジダの侵入を防ぐことと、皮膚の乾燥を防止することで、治りを良くします。

ただ、口角炎用の市販薬には、
既にワセリンが配合されたものも多いため、
それを使う場合は、ワセリンを薬の上から更に付ける必要はありません。

まとめ

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いかがでしたでしょうか?
口角炎の原因や対処法についてお伝えしました!

ただの乾燥によるひび割れだと思われがちな口角炎ですが、
実は微生物の仕業だったとは驚きですね。

また、口角炎、口内炎、ヘルペスなどなど、
口の周りにはたくさんの危険があることがわかりますよね。

これらを予防するためには、
普段から皮膚を丈夫に保てるように栄養を摂るほか、
身体に合わないメイク用品を使わないようにしたり、
保湿を十分に行うなどの方法があります。

辛いものや味が濃いものが刺激になって、
口角炎や口内炎を悪化させることも少なくありません。

これから乾燥しがちな季節が訪れます。
そんな季節こそ、身体の内側から免疫力を高めながら、
外側から保湿などを行ってケアすれば、口角炎のリスクをぐんと下げることができるはずです。