今まで禁煙した人が太るのは喫煙出来なくて口さみしいから、
たくさん食べるようになるからであると、もっともらしく言われて来ました。

しかし、2013年にスイスのチューリヒ大学病院が発表した研究によって、
タバコを止める事によって腸内環境が変化して、その変化によって太るのでは?
と、考えられ始めています。

禁煙と肥満

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禁煙すると太るというのは、多くの人が実体験として語っていて、
また、実験データとしても禁煙前と同じ食事量で9週間後には
平均2.2kg体重が増加していた事が記録されていました。

女性の喫煙者の多くは
禁煙すると太るから、タバコを止めない人も多いと言われています。

この因果関係を突き止めようとしている人達は大勢いますが、
今の所はっきりとした原因を突き止めた人はいません。

一部の医師や一般的な考えでは、喫煙には中毒性があるので、
禁煙すると当然苦しいのですが、
その苦しさを紛らわせる為に間食をしたのではないか?
というのが有力な考えになっていました。

しかしゲルハルト・ログラー教授は、
禁煙によって腸内環境が変化した事によるものではないかと、仮説を述べられています。


タバコをくわえない分、何かを口にしないと!って無意識に食に走ってしまっているのも
原因の一つと考えられますよね(*_*)

腸内環境とは?

腸内環境というのは、
人間と共生関係にある細菌群によるフローラの事を意味しています。

フローラとは本来植物の植生の事を意味しますが、
人の腸内で集団環境を作り上げる細菌にそれを当てはめている訳です。

この腸内環境は人によって違います。
良く耳にする善玉菌悪玉菌というのは、
この腸内環境のバランスを左右する、菌類の傾向を指す物でもあります。

いわゆる善玉菌は、人間にとって有益に作用する菌類で
消化の促進や、病気に対する抵抗力などを体に与えて、
人にとって良い作用を引き起こす菌類を善玉菌と言い、
逆に体内をさかのぼって臓器に感染を引き起こしたり
癌に至る体内環境悪化を引き起こす細菌類を悪玉菌と呼ぶのです。

しかし、この菌類の種類は多く、
それぞれが自分の活動を自然に行っているだけなので
本来は善でも悪でもなく、そういう性質というだけなのです。

とても簡単に言うと、善玉菌は発酵酵母であり、悪玉菌は腐敗菌である、
と考えればわかりやすいでしょう。

こちらの記事でも腸内環境について詳しく説明しています(*^^*)

禁煙すると増える2種類の菌

ゲルハルト・ログラー教授率いる実験チームが調べた所によりますと、
禁煙後に増加が見られる菌類は、
プロテオバクテリアと、バクテロイデスという菌群です。

これらはほとんどは日和見菌と言われる善でも悪でもない菌群ですが、
その多くが消化分解吸収に優れた菌だと言われています。

つまり、禁煙によって増えた腸内細菌によって
消化吸収の効率が上がったせいで、
同じ食事量でも取得するエネルギーが増えて、結果として太ったのではないか?
という仮定的な推論が発生したのです。

これは実はそのものは禁煙して環境改善がなされて、良くなった事ではあります。
要するにエネルギー効率が良くなったという事ですから。

しかし、痩せたいと望む女性にとっては、
恐ろしい変化であると考えられるのは当然で、
喫煙女性がなかなか禁煙しない理由とされてしまっています。

禁煙についてはこちらの記事もご参考に♪

喫煙による弊害

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とは言え、喫煙が体に毒なのは事実です。
習慣性が強く、体に毒物を蓄積させます。

それは自分だけでなく血液で栄養を補給する、
胎内にいる段階の赤ちゃんに対しても同じで、
喫煙によって正常な成長が出来ずに
異常な状態を持って生まれてくる確率が高い事が証明されています。

この両方のリスクを回避する為には、
一番良いのは最初から喫煙しない事です。
しかし、既にタバコを習慣化させている人の場合、
禁煙すると太るというのは、禁煙をためらう理由となる大きなリスクとなるでしょう。

ただでさえ習慣性があって止めにくいのがタバコです。
1つでも強力な言い訳があれば、禁煙は失敗する確率が跳ね上がると言って良いでしょう。

この場合有効なのは、腸内環境を正常な状態に戻す事です。


参照:楽天市場

乳酸菌や、麹菌などの腸内細菌を、
善玉菌寄りの環境に整える食事をするようにすれば
この肥満リスクが避けられるかもしれません。
乳酸菌ちょ〜ぐるとの詳細はこちら