コーカサス地方の長寿の村からやって来たカスピ海ヨーグルトは
長寿の秘密、生きて腸に届く善玉菌として人気になりました。
また、フジッコから種菌が発売された事もあって、
手作りのカスピ海ヨーグルトが一気に流行したのです。
しかし手作りが流行する中、雑菌が発生してしまう事態も頻発し、
手作りの時の衛生面の管理の難しさも分かって来ました。
美味しくカスピ海ヨーグルトを食べるには、
衛生面に注意する事が大切なのです。
カスピ海ヨーグルトとは何?
元々はカスピ海ヨーグルトを研究していたのは
長寿と食の関わりを研究していた大学の博士でした。
この博士が持ち帰った種菌を増やして知り合いにおすそ分けした事で
日本にカスピ海ヨーグルトが入って来たのです。
やがてフジッコがこの時のヨーグルトから
善玉菌であるクレモリス菌FC株を取り出し、
それを培養して、カスピ海ヨーグルトとして販売しました。
その時に種菌も販売し、
自家製ヨーグルトが作れるようにレシピを付けたのです。
この事で、健康ブームと相まって、
自家製のカスピ海ヨーグルトが全国に広まる事となりました。
現在でもフジッコでは種菌を販売していて、
牛乳と種菌でヨーグルトを作る方法を指導しています。
20℃〜30℃という普通のヨーグルトより低温で醗酵します。
その為、雑菌が繁殖し難く、自家製ヨーグルトに向いているので、
一般家庭で手軽に作る事が出来るという理由があります。
自家製のカスピ海ヨーグルトで注意する事
まず大事な事は種菌からヨーグルトを作る場合、必ず牛乳を使う事です。
豆乳だけでは醗酵が上手くいかないのです。
豆乳だと醗酵に時間が掛かり、
そのせいで雑菌が混入しやすくなってしまいます。
つまり家庭でヨーグルトを作るには難しい状態になってしまうのです。
どうしても豆乳で作りたい場合は、全体の3割程の牛乳を足しましょう。
カスピ海ヨーグルトは常温で醗酵しますが、
寒い時期だとなかなか醗酵が進まない場合があります。
そんな時は湯煎を使うと良いでしょう。
くれぐれも直接火に掛けたり、レンジで温めたりしないでください。
また、自家製豆乳は使わないようにしましょう。
自家製豆乳は既に雑菌が含まれている可能性がとても高いので
衛生的ではありません。
そして一番大事な事ですが、
カスピ海ヨーグルトの容器や、混ぜる為のスプーンなどは
必ず熱湯消毒してから使ってください。
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10/12 カスピ海ヨーグルトできた✨ pic.twitter.com/PKIK4yld3K
— ひまわり❀* リンク見てね (@daiettosaposapo) October 11, 2016
結構簡単に作れるので作っている方も多いようです。
普通のヨーグルトより、かなりなめらかなんですね(*^^*)
カスピ海ヨーグルトについてはこちらの記事もご参考に♪
健康の為の自家製カスピ海ヨーグルト
毎日カスピ海ヨーグルトを食べる為には、自家製が楽でしょう。
いちいち毎日購入するのは大変ですし、お金も掛かります。
自家製なら牛乳代だけでヨーグルトを食べる事が出来ます。
しかしここで注意したいのは、時間が経つと菌が弱るという事です。
長く同じ親菌で子供を作っていると、
菌が弱って醗酵が上手く行かず結果的に雑菌が繁殖する事になります。
種菌は1ヶ月単位か、長くても3ヶ月単位で新しい物に替えましょう。
せっかく健康に良い物を食べるのですから、
きちんと管理して美味しく健康になりたいですよね。
カスピ海ヨーグルトは、善玉菌を生きて腸に運び、
腸内環境を作り替えてくれます。
腸は健康を司ると言って良い器官で、
その中の細菌の状態である腸内環境は
本人の健康に直結しています。
カスピ海ヨーグルトで長寿というのは、
決して大げさではありません。
ヨーグルトと細菌で腐った牛乳の見分け方
まず分かりやすい所で、黄色味が掛かって来て、
水と塊が分離され、悪臭が漂い始めます。
まぁここまで来れば誰にでも分かるでしょう。
ちょっと判断が難しいのが、
いつものヨーグルトより、酸っぱいと感じた時や、
舌がしびれるような感覚になった時です。
こんな時も要注意です。
ただし、新しく出来上がったカスピ海ヨーグルトも
表面が黄色味を帯びている場合があります。
これは酸素を求めてカスピ海ヨーグルトの中の酢酸菌が
表面に浮かび上がっているからで、酢酸菌には害はありません。
酢酸菌は醗酵に関わる大事な菌なのです。
ちょっと雑菌が混ざったぐらいでは
なかなか見分けは難しいかもしれませんが、
少しでもおかしいと思ったら種菌を変えた方が良いでしょう。