普段、何もしていないのに急激にお腹が痛くなった経験はありませんか?

他にも吐き気や嘔吐、下痢などを突然引き起こしてしまう事がありますが
そういった場合にはどういう対処法が効果的なのでしょうか?

感染性胃腸炎ってどんな病気?

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感染性胃腸炎とはその名の通りウイルスや
細菌の感染によって引き起こされる胃腸炎です。

胃腸炎はウイルス感染や細菌感染の他に
薬の服用などでも引き起こされる事がありますが、
そのほとんどがウイルス感染や細菌感染によるものです。

感染性胃腸炎の原因と症状

ウイルス感染や細菌感染が
感染性胃腸炎のほとんどの原因だと述べましたが、
ウイルスや細菌も種類がいくつかあり、
感染した種類によって引き起こされる症状も違ってきます。

まず原因となるウイルスの病原体で有名なのがノロウイルスですね。
ノロウイルスが発症するまでの潜伏期間は1?3日程度です。
つまり、感染したかも?と思っても
3日以上何も症状が起こらなければ大丈夫という事です。

ノロウイルスの感染経路は
病原体が付着してしまった手を口に入れて感染する接触感染や
汚染された食品を食べてしまって感染する経口感染などがあります。

ノロウイルスの症状としては吐き気や嘔吐、
下痢、発熱、腹痛などがありますが、
小児が感染した場合には嘔吐が多く、
成人が感染した場合には下痢の症状が多いというのが特徴です。

特に怖いのが小児の感染による嘔吐で、
小学校や保育園なので集団生活していると
1人がウィルスに感染して嘔吐した場合、
瞬く間にその吐瀉物から集団感染を引き起こす恐れがあります。

ノロウィルスはそれだけ感染率が高く危険だと言うことです。
ただし、ノロウイルスの場合は安静にしていれば
2〜3日で症状は改善していく事が多いのですが、
お腹の張りや痛みを何とか早く改善する方法はないのでしょうか?

感染性胃腸炎には温罨法が効く?

温罨法(おんあんぽう)と言う言葉をご存知でしょうか?
古くからの漢方医学の治療法で身体を温める事によって病状を緩和し、
新陳代謝を活性化させる働きがあると言われています。

その手法は大きく3つあります。

一つは水温法と言って砥石(といし)を熱して、
その熱くなった石を水や薬の液体に入れて温かいお湯にして、
そのお湯を痛みの出ている部分に当てます。

もう一つは火煨法(かわいほう)と言われる方法で
砭石を火の気の残っている灰の中に入れて、
その熱した砭石を痛みのある部分に当てます。

最後に蔵身法(ぞうしんほう)ですが、
火で温めた石を身に付けて、その熱でゆっくりと長い時間温める方法です。

これらは昔のやり方ですが、今では接骨院などで
カイロやホットパックなどを使って患部を温めるだけでも
温罨法として取り入れているところがあります。


参照:http://item.rakuten.co.jp/

自宅でもっとも簡単にできる温罨法は湯たんぽです。
最近ではいろいろな形の湯たんぽがあります。
肩用タイプであれば、それにお湯を入れて肩に乗せるだけ。

肩が温まって、肩こりがじんわりとほぐれていくのが想像できますね。
やわらか湯たんぽの詳細はこちら

これらの方法は難しくなく、
自宅で簡単にできるもので誰にでも出来るというのが良いところです。

温罨法が効果的な理由

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では、どうして温めるだけで胃腸炎などの症状に効果があるのでしょうか?

それは嘔吐や下痢が続く事により
腹部の筋肉が緊張を繰り返して硬く収縮を起こしてしまいます。

そこにカイロやホットパックなどの温かいものを当てると
消化管の平滑筋などの緊張を和らげる効果があるからです。

それに加えて腸は中の物を運び出す為に
蠕動運動という動きをしているのですが、
緊張してしまった状態に熱を与える事により蠕動運動を亢進させて
腹部の膨満を緩和させる効果により痛みが緩和すると考えられています。

ただし、胃腸炎のすべての症状に対して温罨法が効果的とは限りません。
例えば発熱などが強い場合などは、
胃腸の何処かで酷い炎症症状を伴っている場合があります。

火事に例えると、火元がまだ鎮火していないところに
火や油を注ぎ込むのと同じで余計に痛みや炎症症状が悪化する場合があるのです。

一番安心な方法はもちろん病院に受診して
的確な診断を受けて治療するのが望ましいので、
とにかく痛みを緩和したいと思った時には
温罨法を試してみて痛みが良くなったとしても、
その後に放置せず必ず一度は病院を受診するように心掛けて下さい。