足の裏に角質が溜まると、ごわごわして見苦しいだけではなく、
ストッキングが破れたりして厄介ですよね。
この角質を溜めっぱなしにしておくと水虫になるという噂があります。
その真相はどうなのでしょうか?
今回は、足の裏の角質やケア方法、水虫との関係についてお話しします。
角質はなぜ溜まるの?
なぜ、足の裏、特にかかとがゴワゴワになるか、ご存知でしょうか。
そのメカニズムは単純なもので、
何らかの原因により皮膚のターンオーバーが滞ることで、
古い皮膚が剥がれ落ちずに表面に溜まってしまうからです。
そう、顔に角質が溜まるのと全く同じ仕組みということですね。
では、どんな原因でターンオーバーが滞ってしまうのでしょうか。
まずは乾燥肌。
足の裏の水分が不足し、ゴワゴワのミイラ状態になってしまうのです。
元々乾燥肌の人の場合、角質を気にしすぎて洗う時にこすりすぎたり、
きつい靴を履いていたりなどの刺激によって角質が硬くなるケースも多いです。
また、女性に多いのが、ホルモンバランスの乱れ。
生理前にニキビができやすくなるのと同じ要因で、足の裏も荒れてしまうことがあります。
溜まった角質を放っておくと……
裸足になる機会が無いから、
角質が溜まっていてもいいや!と放置している人はいませんか?
これ、本当はいけないことなのです。
足の裏の角質を放っておくと見苦しいだけではなく、
固くなりすぎてタコやウオノメができやすくなったり、
角質を養分として水虫菌(白癬菌)が繁殖し、「かかと水虫」の原因にもなります。
また、かかと水虫を発症すると、
靴を脱いだ時に強烈なニオイを放つようになるなど
女子力が大幅にダウンしてしまうことに……。
かかと水虫を発症してしまった場合は、
水虫菌によってどんどん角質が乾燥して、ますますゴワゴワになりやすくなります。
そして、市販の角質ケア用品で角質除去を行っても
水虫菌を退治できるわけではないので、容易に再発してしまうのです。
実はもう何年もかかと水虫というものに悩まされていますヽ(° ▽ °)ノエヘ pic.twitter.com/qeF6MvmwWr
— れいん (@rainlatersunny) November 6, 2015
このように、何年もかかと水虫に悩まされている人も、実は少なくありません。
角質を除去する方法あれこれ
かかと水虫を発症する前に、
適切な角質ケアを行う習慣を付けましょう。
専用のヘラで削り取るという方法、
「レッグオン角質ケアでスッキリジェル」という商品名のものが有名ですね。
これは、時間もかからずスッキリと角質を除去できることで、せっかちな人におすすめです。
もし、時間があるという人なら、薬剤の入った袋を履いて、
足の裏を丸ごと浸すタイプのパックがおすすめです。
こちらは、パックに一時間、角質が剥がれるまでに1~2週間と時間がかかりますが、
大きな皮がべろりと剥ける爽快感は、たまらないものがあります。
上記の2つは薬剤を使うケア方法のため、
かぶれやすい肌質の人の場合は合わないこともあります。
そんな人は、お風呂上りなどの角質が柔らかくなっているときを狙って、
専用のやすりなどで角質を削り落とす方法をおすすめします。
動画で、やすりを使った角質の削り方が紹介されています。
ただ、どの方法にせよ、
手入れのしすぎは過剰な刺激になってしまうので、「ほどほど」を守ることが大切です。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
足の裏の角質をケアする方法についてのお話でした。
ここでご紹介した方法で角質除去を行った後は、
保湿クリームなどで乾燥を予防しましょう。
また、普段から靴下などを履いて、
足から水分が抜けないように配慮することも大切です。
かかと水虫を発症すると、
意外としつこくて、簡単に治療はできなくなってしまいます。
もし、既にかかと水虫を発症している人は、
角質除去の後は忘れずに水虫治療薬を塗るようにして下さい。
角質がきれいに剥がれるとすっきりした気分になって、
かかと水虫も治ったような気になりがちです。
ですが、白癬菌は角質除去だけでは退治できないので、
薬を使って徹底的に治すようにしましょう。
見た目、ニオイ共に女子力を大幅ダウンさせる恐れのある足の裏の角質。
なるべく溜めないようにしたいものですよね。