カイロプラクティックで、身体が楽になったのなら良いですが、
下痢などが起こった場合は注意が必要です。
「好転反応」だと言われる事がありますが、下痢は好転反応じゃないんです。
カイロプラクティックでよく聞かれる「好転反応」について
説明していきますので、受ける場合には注意をしてくださいね。
カイロプラクティックの落とし穴
カイロプラクティックの看板をよく見かける事があると思います。
実際に通っておられるかもしれません。
カイロプラクティックは、
筋肉や骨格によって起こる障害や影響を診断して
治療したり予防する専門職であるとされています。
海外では、大学で学び資格が与えられ、
法的に認められているんですが、日本では資格等が法で決められていません。
1週間ほどのセミナーで開業する人だっているんです。
背骨の中には脳からの指令を伝える神経が集まった脊髄があります。
脊髄の骨折で下半身麻痺になってしまったとか聞いた事はあるのではないでしょうか?
そうなんです。と~っても重要な所なんです。
医者は6年勉強しますが、整形外科などは背骨周りだけを勉強する訳ではありません。
身体全体を勉強して、その上で背骨の障害を診断しているんです。
それに背骨を診るならレントゲンは不可欠です。
でもレントゲンの読影が1週間で出来るはずはないんですね。
ただきちんと勉強しているカイロプラクターもいます。
背骨だけじゃなく身体すべてを勉強し、
背骨の重要性がわかった上で施行しているなら、
良くなる事もあると思いますが、そうではない場合は・・・。あ~怖い(><)
こちらの記事でもカイロプラクティックについて詳しく説明しています。
好転反応って何でしょう?
カイロプラクティックで良く使われる言葉に好転反応というのがあります。
好転反応っていうのは、東洋医学で使われる言葉なんですよ。
マッサージなどでも揉み返しって言う事がありますが、同じです。
症状が前より悪くなってしまったり、熱が出たり眠気が出たり。
でもこれは、今まで溜まっていた老廃物が、
筋肉がほぐれた事によって血液中に流れ出した為とされています。
つまり身体から悪い物を追い出す為に起こる事で、
悪く見えるけど悪い訳じゃない。
これから良くなる前触れなんだって事ですね。
肩こりなどが酷かった人がカイロプラクティックを受けた後、
眠気が出てきて寝てしまったけど、起きたらスッキリして気分爽快!
なら好転反応でも良いでしょう。
でも眠気が出て寝てしまい、
起きても疲れが取れずにぐったりしてしまったなら、これは好転反応ではありません。
でも、きっとそれをカイロプラクターに告げると、
好転反応が出たのだから良いじゃないかと一蹴されてしまうのです。
好転反応は副作用を悪く取られない為の言葉になっている事が多く、
厚生労働省でも注意を呼び掛けています。
お世話になってるカイロプラクティックに久しぶりに行ってきた。
歪みまくりな身体をバッキバキに戻してもらってありがたいのだけど、好転反応からくる身体の倦怠感がヤバい。— naomix (@naomix) June 15, 2016
自律神経失調症と顎関節症に定評のあるカイロプラクティック行ってきた。好転反応?でダルい。。今日は調子良くなり次第お店開けます(;一_一)
— ミヤコ@千紘 (@chihiro318) April 20, 2016
やはり無理していたのかな?
カイロプラクティック
行ったんだけど
両太もも過労してたみたいすんごい楽になった!
でも好転反応かな?
今、吐き気やばくて
お仕事一次中断12時回ったら帰れなくなるし
とりあえず23時まで
寝かせてもらうことになった明日は撮影もあるのに…
— 杏音@マッサージ予約はラインから♪ (@anan_nene) August 4, 2016
このようにお仕事を中断しなければいけない場合もあるので
好転反応が心配なら、施述の日を考えなければいけませんね( ; _ ; )
好転反応についてはこちらの記事もご参考に(*^^*)
下痢は好転反応じゃないの?
先ほどお話したように、
好転反応というのは悪く見えるけど悪くなっている訳じゃないってことですよね。
もし便秘が酷くて困っていたところ、
お通じがあってスッキリした!というものなら良いですが、
お通じの範囲を超えて、下痢になってしまっているなら問題です。
下痢はいろんな原因で起こりますが、
カイロプラクティックで起こるなら、自律神経に関係しているものでしょう。
本当なら、
丁度良い刺激でお通じがある程度にしなければいけないのに、
刺激し過ぎて下痢になってしまったと言う事です。
加減を間違えているんですね。
施行失敗!なはずなんです。
でもこれを失敗というと問題が起きますので、好転反応としているんです。
何回か受けていると良くなるというのは、
良くなるのではなく、その強さの刺激に慣れてくるだけの事です。
好転反応という言葉に惑わされないように!
いかがでしょうか?
カイロプラクティックで良く使われる好転反応について、
理解して頂けたでしょうか?
下痢になっていたって好転反応って言われたら、
そうなのかと思い込んでしまう人が多いようです。
しっかり勉強して、レントゲンの読影も行え、
何度も海外へ研修に行っている良いカイロプラクターもいます。
でも何の資格もない人である事に間違いはありません。
下痢や発熱などが起こったら、施行失敗と考えて良いです。
加減を間違っているのですから、背骨は本当に大事な場所です。
ボキバキ!やって、もしもの事があったら取り返しがつきません。
間違った施術を避けるためにも、
受ける方も多少の知識は必要です。
カイロプラクティックを受けて気持ち良くスッキリした!のならOK。
でもそれ以外の症状が出たら、好転反応という言葉に惑わされずに、止めた方が無難です。
ちゃんとした漢方薬の定義では、好転反応は瞑眩といって、
これを出してしまうというのは、
体質判断を誤った未熟で恥ずかしい事になるんだそうですよ!