出産の前の最大の難関である陣痛。
近年では、オイルで芳香浴をしたり陣痛の際に
腰のマッサージをアロマオイルで行ったりするアロマテラピー出産というものも増えてきました。
産婦さんにリラックスを促し、陣痛促進効果を与えてくれるジャスミンオイル。
今日はそのジャスミンオイルについてお話しします!
ジャスミンオイルの主な用途・効果とは?
ジャスミンは星の形をした小さな花を咲かせる植物です。
その香りは夜に強くなることから「夜の女王」とも呼ばれており、
ドーパミンやエンファリンといったホルモンの分泌を活性化するため
催淫作用があるうっとりとした甘い強い香りが特徴です。
鎮静作用もあるため、不安やストレスを軽減させてくれたり無気力になった気分を開放的にしてくれますよ。
また、ジャスミンには抗炎症作用や治癒効果もあるのでお肌のトラブルにも効きます。
ジャスミンに含まれる成分には皮膚を柔らかくする働きをするものがあるため、弾力のある美肌になれます。
ジャスミンによる催淫作用は、生殖器強壮に働き不感症の改善や
勃起不全の改善に効果的なため、妊活にも使われています。
ジャスミンオイルの陣痛への効果
ジャスミンオイルがなんと陣痛へ効果があるって知っていましたか?
ジャスミンは「子宮のハーブ」と古来から呼ばれており、生殖機能への働きが特徴的です。
ジャスミンには子宮収縮作用があり陣痛のお手伝いをしてくれます。
また、その香りから、妊婦さんをリラックスへ導いてくれお産を心身的にサポートしてくれます。
出産前の妊娠戦対策ブレンドオイル: いよいよ出産予定日10日前になりました。セルフケアで毎日妊娠戦対策用のブレンドオイルをお腹に塗っていますが、臨月に入ってから、今までは禁忌だったジャスミンのエッセンシャルオイルをチョイス(… http://t.co/umaB2hTD
— ふじのすみこ (@holisticlife_jp) January 10, 2012
また、産後には子宮の強壮作用や母乳の促進への効果があったり、
産後うつの解消にも効果があるのでおすすめですよ。
代用できる安い精油ってあるの?
しかし、ジャスミンの精油はとても高価です。
8月~10月にかけて咲く年間のジャスミンの生産量が少ないが故なのです。
分娩促進&陣痛緩和にジャスミンのアロマがいいって言われたからハーブティー買うついでに見たらビックリするぐらい高かった。1mlで¥3000って見間違いかぁ思ーたでよ。
— マオマフィン (@420_rizla) August 14, 2013
香りや効果が似ているとしてよく代用されるのはイランイランです。
呼吸を沈静化させリラックスさせる効果・催淫作用があると言われています。
他にはローズ・アブソリュートやマージョラムなどが挙げられます。
マージョラムには神経の痙攣・関節炎などの鎮静作用があるなど、体の強壮を高めてくれます。
ローズ・アブソリュートは非常に香り高いアロマオイルで、
女性ホルモンのバランスを調整してくれる効果があります。
エッセンシャルオイルについてはこちらの記事もご参考に!
自宅でジャスミンオイルを作る方法
頑張れば、ジャスミンオイルなどのアロマオイルは自分で抽出することもできます。
アロマオイルは主に、「水蒸気蒸留法」、「圧搾法」、「冷浸法」で抽出されています。
水蒸気蒸留法
この水蒸気蒸留法が自宅で行うには一番用意するものが少なくおすすめです。
まず、アロマオイルの元の植物を高温の水蒸気で熱し、
アロマオイルになる部分の成分を気化します。
この気化した蒸気を冷却によって液体に凝縮すると
オイルは水より軽いので上のアロマオイルだけを取り出すことが可能です。
また、余った水は「フローラルウォーター」と呼ばれ、芳香成分が溶けています。
しかしながら、ジャスミンの花は熱には弱いため、この方法では難しいです。
圧搾法
これは主に、レモンなどの柑橘類の果実の皮から抽出できる方法なので
ジャスミンオイルには難しいでしょう。
皮を潰し、果汁に分離したアロマオイルを抽出するため香り高いオイルが期待できます。
冷浸法
「アンフルラージュ」とも言います。
これはローズやジャスミンの花からオイルを抽出する方法です。
植物性油脂を塗ったところにジャスミンの花びらをのせ、
花びらの精油を塗った油に吸収させることにより芳香成分を取り出すことができます。
まとめ
出産にも十分役に立つ、アロマの癒し。
ジャスミンオイルは妊婦さんの安全なお産に必須アイテムとなってきました。
他にもアロマオイルは種類によって様々な効果を発揮します。
ぜひ活用してみてくださいね!