インフルエンザにかかって高熱が出た場合、
自力で動くのもつらいことってありますよね。

そんなとき、「救急車を呼んだ方が良いのでは……」
という考えが頭をよぎることも、あるのではないでしょうか。

今回は、インフルエンザの時の救急車の利用と、
入院する場合の目安などについてご説明します。

救急車はタクシーではない

まず、病院内の掲示物や街の広告などでよく見かけるのが、
「救急車はタクシーではありません」という言葉。

これは、軽症にもかかわらず、公共の交通機関が無い時間だとか、
タクシー代が勿体ないなどという理由で救急車を呼ぶ人が続出しているからです。

救急車の台数は限られていますから軽症の人に簡単に使われては、
本当に救急車が必要な重症患者のもとに駆け付けるのが遅れることに繋がります。

では、インフルエンザの場合は、
救急車を呼んでも良いものなのでしょうか。

それは、結論から言うとケースバイケース。
インフルエンザは、老人や子供など体力の無い人の場合は、
命の危険があるほどの重症になることがあり、
そんな時は我慢せずに救急車を呼ぶべきです。

やせ我慢して命を落とすなんてことになっては、いけませんからね。

救急車を呼ぶ前に

ただ、インフルエンザは発症してすぐに重症になるわけではないので、
自力で病院に行ける体力が残っているうちに、
自ら病院に出向いて、診察をしてもらうべきです。

また、重症になったとしても付き添える家族がいるなら、
救急車ではなくタクシーを呼ぶなどして病院に行きましょう。
一人暮らしの場合は、つらくても自分で何とか動くことができ、
タクシーに乗り込むことができるなら、タクシーを利用して下さい。

高熱が出ているだけで、
長時間のけいれんや心肺停止などを起こしていないのなら、
救急車を呼ぶ範囲ではありません。

もし、自分たちでは判断が難しい場合は、
「#7119」という、救急相談ダイヤルがあります。
こちらに電話して専門の人に判断を仰ぎましょう。

動画でも、「#7119」の説明がありますのでご覧ください。

インフルエンザで入院に至る場合

救急車を呼ぶ呼ばないとは別に、
インフルエンザが重症化すると、入院に至る場合があります。

ただ、高熱や節々の痛み程度の症状しか出ていない場合は、
その場で点滴などをする可能性もありますが、その日のうちに帰されることが多いです。

しかし、肺炎を起こしていたり、
別な感染症を合併して下痢や血便などを出していたり、
極端に体力が落ちているなどの状態の時は、
入院してしっかり療養する必要があります。

それこそ、インフルエンザのせいで、
自力で動くことすらできなくなるほど体力が落ちている場合は、
救急搬送からそのまま入院に至ることもあり得ます。

合併症の方が重くなっている状態でなければ、
入院は1週間程度で済むことが多いようですが、
それでも、入院生活は面倒が多いですし、
お金もかかりますから、なるべく避けたいものですね。

まとめ

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いかがでしたでしょうか。
インフルエンザで救急車を呼ぶか呼ばないかの基準や、
入院などについてご説明しました。

一人暮らしでインフルエンザにかかると、
自分の身の回りのこともできずに心細くなることもあるでしょう。

また、お子様がインフルエンザにかかれば、
親御さんは心配でならなくなると思います。

ですが、どうにかすれば自分の力で病院に行くことができるのに、
安易に救急車に頼る事態になってはいけません。

とは言え、既に重症化してしまっている場合は、
救急車を呼ぶほか無いという事態もあり得ます。
そんな時は、迷わず救急車を呼びましょう。

ただ、できれば、救急車の手を借りなくても病院に行ける軽症のうちに
しっかり処置してもらうのが理想ですね。

その方が、入院などのリスクも低く、
治療費がかからないため、結果的に負担が少なくて済みます。

インフルエンザにかからないために手洗いうがい、外出時にはマスクをお忘れなく。

手洗いうがいの後に、消毒し除菌を徹底すれば
予防率もグンと上がりますよ。