インフルエンザの治療薬、「イナビル」。
ここ数年でインフルエンザにかかった人は、お世話になった記憶があるかもしれません。

このイナビルとはどんな薬で、
服用後にどんな状態になるのでしょうか。

ここで、来るインフルエンザシーズンに備えて、
イナビルについて考えてみましょう。

イナビルってどんな薬?

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イナビルは、2010年から使われるようになった
インフルエンザの治療薬です。

それまではタミフルリレンザといった薬が使われていましたが、
イナビルは一回の服用で効果を発揮するため、
瞬く間にインフルエンザ薬の主流に躍り出ました。

発症から48時間以内に服用しなければいけない点は
タミフル、リレンザと同じですが、
これらのように5日続けて飲まなければ
効果が無くなるというデメリットがありません。

粉末状の薬を吸入するイナビルの服用方法は、
錠剤を水で飲むより簡単ではありませんが、
一回の服用でOKのため、薬を渡されたその場で、
薬剤師さんの指示のもとで服用できるというメリットがあります。

もし、その場で服用できずに帰宅した場合は、
こちらの動画を参考にして下さいね。

また、イナビルは併用禁忌の薬は原則無いため、
他の薬と一緒に服用しても問題ありません。

よく、インフルエンザと判明する前に
たくさんの鼻水が出たからと
鼻炎薬抗ヒスタミン薬など)を飲んでしまったけれど大丈夫?
と心配になる人がいるようですが、安心して下さいね。

こちらの記事もご参考に(*^^*)

服用した後に熱が上がるのはなぜ?

イナビルの服用後、発熱することがあります。
これは全ての患者に起こるわけではありませんが、
一度熱が下がったように見えたのにまた熱が上がるため、
「薬が効いていないのでは」と心配になる方もいるようです。

でも、これは、薬が効いていないわけではないそうです。
イナビルは一回の服用で
インフルエンザウイルスの増殖を抑制し、
免疫力を高める効果を発揮しますが、解熱作用はありません。

そのため、増殖は抑制されていても
体内にまだ生きたウイルスがいる状態で激しく活動すると、
せっかく上がった免疫力が下がって、
生き残りのウイルスに攻撃されて再度発熱してしまうとのこと。

イナビルの服用後は、
熱が下がって体調が良くなっても、
ある程度は安静にしておいた方が良いということですね。

インフルエンザは何日休むべきか

では、イナビルを服用した場合に限らず、
インフルエンザになった時にはどれくらいお休みを取るべきなのでしょうか。

自分の体調が良いからと、
まだ感染力がある状態で仕事や学校に出るのはダメですよね。

目安としては、インフルエンザの発症後から5日間
かつ解熱後2日間は自宅療養するべきだと言われています。

これはイナビルなどを使っても同じことで、
薬の効果が出てすぐに熱が下がっても、
発症から5日以上は安静にしていなければいけないということです。

仕事が立て込んでいるとか、どうしても出席したいイベントがある
などの事情を抱える人もいるとは思いますが、
ここは、周囲への感染拡大を防ぐためにグッと我慢して下さい。

インフルエンザについてはこちらの記事でも詳しく説明しています。

インフルエンザ予防のために

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では、最後にインフルエンザ予防についてお話しします。

インフルエンザ予防のためにできることと言えば、
やはり、うがい、手洗い、マスク着用が王道です。

ウイルスブロック率が高いマスクがおすすめです。
マスク着用は欠かさず、手洗いうがいもこまめに行い、
徹底して予防していきましょう(*^^*)

流行シーズンには
どこにウイルスが転がっているかわからない状態になるため、
外出したら必ずどこかでウイルスに触れているものだと考えた方が無難です。

また、家族などがインフルエンザを発症した場合は、
予防としてイナビルを使用することもできます。

ただ、この場合は保険診療にはならないため、
自費で薬代を支払うことになります。
大体安くても5000円以上はかかると見た方が良いのだとか。

でも、どうしても外せない用事を控えている場合は、
高くてもイナビルを服用した方が良いこともあります。

状況によっては、予防のためにイナビルが使えることも覚えておいて下さいね。