あなたは胃腸炎腸閉塞の違いをご存知ですが?
嘔吐下痢などの似ている症状もありますが、実はまったく違う病気です。

とはいえ、腸閉塞は大腸がんの前兆の疑い、
胃腸炎は胃がんになる恐れのある、
どちらも放っておくと恐ろしい結果を招きかねません。

そこで今回は胃腸炎と腸閉塞の違いや、胃腸炎の予防法などについてご紹介します。
胃や腸は体の健康に重要な臓器です。

少しでも異変を感じたらすぐに病院で診てもらいましょう。

胃腸炎と腸閉塞の似ている点・違う点

胃腸炎と腸閉塞が似ている点は、

  • 腹痛
  • 嘔吐
  • 下痢
  • 発熱

これらの症状が現れることです。

症状だけ聞いていると感染型胃腸炎急性胃腸炎と誤診されがちです。
しかし、蓋を開けてみると違う点はたくさんあります。

胃腸炎は胃と腸に炎症を起こしている状態で、ほとんどが細菌やウイルスによる感染が原因です。
化学物質で汚染された食べ物を摂取したり
毒性のあるものを食べたことによって感染したり、食中毒も主な原因のひとつです。

また、ストレスによって引き起こされる場合もあります。

一方で腸閉塞は、胃や腸で吸収されるはずのものが吸収されず
大腸に詰まって円滑に腸が動かなくなってしまい、排せつ物が腸に溜まって出口をふさいでしまいます。
これはウイルス性のものではなく、体内環境によるものです。

ガスや便が出にくくなるのも特徴で、お腹の張りがあるのも、胃腸炎とは違う点です。
腸の外側か内側どちらに問題があるかによって、腸閉塞の原因も変わってきます。

外側だと腸がねじれてしまったことが原因、内側だと大腸がんの可能性が高いです。

また、胃腸炎は2〜3日で治り、薬の処方も症状によって出たりでなかったりです。
脱水症状が一番危険なため、水分補給をこまめにおこなうことが大切です。

どうしても水分が摂れないほど激しい嘔吐があれば、水分摂取のため点滴も行われます。
ですが、吐き気を抑える点滴を打ってしまうとウイルスが体外に排出されにくくなり、
逆に回復を遅めてしまうこともあります。

そのため、すぐには点滴が行われない可能性もあるのです。
なので自力で水分補給ができる場合はあまり点滴を打たないことが多いでしょう。

一方、腸閉塞の場合は放っておいたら治るということはありません。
胃腸を休めるために飲食をやめ、代わりに点滴をする必要があります。
場合によっては手術も必要なため、油断できない病気です。

ガスや便が出れば一応完治となりますが、
その時、腸内がつまったことによってできたくぼみは治らないため、再発にも注意が必要です。

一方で胃腸炎はウイルスを体外に排出すれば完全に完治するので、
新しいウイルスを体内に取り込まない限りは再発することはありません。

また、胃腸炎になっている最中に血便が出る場合があるのですが、
血尿が出た場合は原因は胃腸炎によるものではなく膀胱炎を併発している可能性があります。

特に女性の場合、腸と尿道が近いため、
尿道にウイルスが感染して膀胱炎を併発する危険性が高くなってしまいます。
膀胱炎になると抗生剤を処方してもらえるので、病院で調べてもらった方が良いでしょう。

子供が胃腸炎になったら保育園などの登園は?

さすがに嘔吐や下痢症状が続く中で連れていくのは難しいでしょう。
保育園としては、症状がおさまり体力も回復し、
自力で水分補給や食事を摂れるようになれば登園可能という場合が多いです。

しかし、実際には、症状が良くなっていても
2〜3週間はウイルスが排出され続けているので、周りが感染してしまう可能性は高いです。
特に保育園の場合、汚物処理などの際に感染してしまうことが多いため、保育園側も十分注意が必要です。

厳密にいえば1ヶ月は登園をやめておきたいのが事実です。

また、「学校保健法」などでも登園・登校禁止に登録されていません。
なので、結局はかかりつけの医師の判断しだいです。

保育園によっては医師による登園許可書が必要の場合もあるので、
登園している保育園に聞いてみると早いでしょう。

子供の場合、胃腸炎がひどくなるのは2〜3日が多いので、
その間は自宅でしっかり療養させてあげてください。
無理させると長引く可能性や、周りへの感染も拡大してしまいます。

医師と親御さん、保育士さんとしっかり相談して
お子様の体調に合わせて登園日をきめてあげることが大切です。

ストレス性胃腸炎には「イツラック」

胃腸炎に効果的な市販薬はいくつかありますが、
今回はストレスからくる胃腸炎にいい「イツラック」についてご紹介します。

イツラックは急性胃炎などの胃痛に使えます。
食べ過ぎ飲みすぎストレスで胃がきりきりするといったときに飲むと良いでしょう。

漢方をベースとした配合薬品で、自然生薬を主に使用しています。
なかでも使用されている3大効果の漢方はこちらです。

  • 消化管運動抑制、ストレス性胃びらん予防、胆汁分泌抑制作用をもつ「桂皮
  • 唾液や胃液の分泌を活発にし、胃を温めて活性化させるオイゲノール成分をもつ「丁子
  • 清涼感あるアネトール成分が胃の運動促進、鎮痙作用をもたらす「ウイキョウ

それぞれ胃に直接働きかけるので、早い効果も期待できますね。

清涼感が結果的に胃をスーッとさせ、体や心を爽快にしてくれます。
さらに毎日続けることで胃炎予防にもなるため、慢性胃炎の方にも向いています。

漢方薬といえば苦い粉薬を思いがちですが、この薬は粒状なので飲みやすく、
続けやすいという声も多くあがっています。

胃腸炎の予防法

ウイルス性胃腸炎の場合、まずは手洗いうがいを徹底することです。
特に家族の中に胃腸炎になった人がいる場合、
排泄物吐瀉物の処理の最中に感染してしまう場合があります。
処理の際には必ずゴム手袋やマスクをし、直接触ることのないように心がけます。

もし、タオルなどに付着してしまった場合は、次亜鉛酸ナトリウムで消毒するか、
85度以上の熱湯で1分間煮沸消毒をしましょう。

また、手に傷がある場合も注意が必要です。
この傷についている「黄色ブドウ球菌」が食べ物などに付着し、食中毒の原因である毒素をばらまくのです。

この菌は熱にも強いため、一度付着してしまうとなかなか除去することができません。
絆創膏を貼っていても付着する可能性があるので、手に傷がある場合は調理をやめるか、
ゴム手袋などを使用することをおすすめします。

調理に関しては、十分な加熱を心がけます。
ノロウイルスなどの危険がある貝類などは生のまま食べるのを避け、
十分火を通してから食べると安心です。

その他にも、乳児はロタウイルスの予防接種を任意で受けることも可能です。
それぞれ自分でできる予防法を行い、かかると厄介な胃腸炎を遠ざけましょう。

動画でも胃腸炎についてや予防法をご紹介します。

まとめ

  • 腹痛や嘔吐下痢、発熱を伴う胃腸炎と腸閉塞は似ているので注意が必要
  • 胃腸炎にかかった子供を保育園に連れていく時期は医師や保育士と相談しましょう

芸能人でもよく「胃腸炎になった」とニュースなどで取り上げられていますが、他人ごとではない病気です。

一度かかると体調もしんどく、学校や会社の通勤、通学もしばらくは難しいのを覚悟しなければなりません。

それを避けるためにも、普段から予防を心がけておくことが大切です。
これから寒くなってくると、ノロやロタが蔓延し始めます。

外出時にはマスクをする、人混みにはなるべく行かない、
外食は衛生が徹底されているところでするなど、自己管理をしっかりとおこないましょう。