ヒノキ花粉とスギ花粉はその発生時期と花粉の構造が良く似ています。
その為、スギ花粉でアレルギーを起こす方の約7割が
ヒノキ花粉にもアレルギー反応を起こすのだそうです。

逆にヒノキ花粉にアレルギー反応を起こす方の場合は、
スギ花粉に反応しない方はほとんどいないと言われています。

ヒノキ花粉とは

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ヒノキは日本の中部から九州に掛けて分布する樹木で、
建築用高級木材として盛んに植林された時期があり、
杉と共に日本の山に多い樹木となっています。

ヒノキの花粉の発生時期は地域にもよりますが、
2月から7月と、ほぼスギ花粉の発生時期と被っています。
しかし、半月ほどスギ花粉の方が早く始まり、ヒノキ花粉の方が遅く終わります。

つまりこの両方にアレルギー反応を起こす方は
全体で一ヶ月程長く花粉症になっている事になるのです。

そして、この両方にアレルギー反応を起こす人は、
両方が重なる時期に重症化しやすいと言われています。

ヒノキ花粉とスギ花粉が
それぞれ炎症反応を起こす事で簡単に重症化してしまうのです。

時期が過ぎたからもう大丈夫なんだと思っていたら
なかなか目が痒いのがおさまらないなどと言う場合にはヒノキ花粉を疑ってみましょう。

スギ・ヒノキ花粉症

似たような時期に発生し、
似たような花粉の構造をしているスギとヒノキの花粉ですが、
そんな風に患者や原因の共通項から、
そのどちらにもアレルギー反応を起こす方の事を
スギ・ヒノキ花粉症と呼ぶ事も多いようです。

花粉症の症状は基本的に花粉量に比例します。
スギにもヒノキにも反応する場合には、
その発生時期は2種類が重なっている訳ですからは両方の花粉が合わさり、
大変な量のアレルゲンを浴びる事になります。

その為、最も両方の花粉の量が多い4月から5月が
スギ・ヒノキ花粉症の人にとって辛い時期となってしまうのです。

更に同じような時期に発生する花粉症として
ハンノキ、シラカンバなどがあり、これらが終わっても
秋から冬に掛けてイネ、ヨモギ、ブタクサ、カナムグラなどがあり、
複数にアレルギー反応があればあるだけ、
いつまでも目が痒い、鼻水が出るという事になる訳です。

ヒノキ花粉症に多い口腔アレルギー症候群

実はヒノキ花粉症の人は
口腔アレルギー症候群である事が多いとされています。

口腔アレルギー症候群とは
果物などを食べた時にアレルギー反応が起こる事で、
花粉症の人はその口腟アレルギーになりやすいとされています。

なぜヒノキ花粉症の方が口腔アレルギー症候群になりやすいかと言うと、
ヒノキの花粉症の場合、ほぼ全てがスギ花粉症を発症しているという事が
ネックになっているようです。

ヒノキの花粉症の方は類似型のスギ花粉にも反応します。
類似構造に反応するのなら他の似た構造をしている果物類にも反応するという事です。

この口腔アレルギー症候群をスギ・ヒノキ花粉症に当て嵌めると、
トマトの口腔アレルギー症候群が発症しやすいとされています。

そして逆もまた然りで、トマトの口腔アレルギー症候群の方の場合は、
スギ・ヒノキ花粉症になってしまいやすいという事になります。
その他を含めて一覧にすると大体このようになります。


一つのタイプで反応してしまうと、
近似の構造タイプに次々を反応を始めてしまうのが
花粉症の恐ろしい所でもあるのではないかと思います。

花粉症とアレルギー

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花粉症は大きくまとめるとアレルギーの一種です。
そしてアレルギーと言えばアナフィラキシーショックの問題がつきまとうのです。

アナフィラキシーショックは、
体がアレルゲンに過剰に反応して起こる症状で、
一歩間違えれば命の危険に直結するぐらい恐ろしい症状です。

しかし、花粉症でアナフィラキシーショックは起こらないのでは?
と思う方も多いでしょう。

実際、自然な状態の飛来している花粉では
まずアナフィラキシーショックを起こす事は無いようです。

但し、スギ・ヒノキ花粉症で、
トマトの口腔アレルギー症候群を発症してしまうと、
トマトによってアナフィラキシーショックが発症してしまう可能性があります。

また、花粉症の中にも、
花粉を一箇所に大量に撒き散らすタイプの植物であるイネ科の植物などは
そんな花粉溜まりに入り込むとアナフィラキシーショックを発症する可能性があるのです。

花粉は目では捉えにくい所がありますし、
足元に溜まっていても気付かずに蹴散らして自分を危険に陥れる可能性もあります。

花粉症は辛いけど、そんなに危険な病気ではない、と
思っていてはその油断でうっかりしてしまわないようにくれぐれも注意しましょう。

そして、花粉症には
今や限りなく治癒に近い状態になると評判の治療方法があります。

それが舌下免疫療法です。
少し根気が必要な治療法ですが一度検討してみてはいかがでしょうか。

舌下免疫治療についてはこちらの本が参考になります。

舌下免疫治療の効果と治療法についてや花粉症の対策法などが書かれた本があります。
こちらを読んで花粉の悩みを解消しましょう。