病気の原因となるものを摂取することで
病気を治すという治療法、ホメオパシー

このホメオパシーは、
レメディと呼ばれる錠剤を服用するスタイルが一般的ですが、
このレメディも、鼻風邪、喉の風邪など、症状によって
たくさんの種類に分けられています。

今回は、そんなホメオパシーについて、考えてみましょう。

ホメオパシーの科学的根拠は証明されていない

2015-11-23b

まず、ホメオパシーについて覚えておきたいのが、
この治療法は科学的根拠があるものだとは認められていないということ。

ホメオパシーの概念としては、
病気の原因となり得る物質を水で極端に薄めて病気の人に与えると、
その水が物質のパターンを覚え、体内で有効に働くというもの。

しかし、このホメオパシーで用いられる物質は、
水で希釈を繰り返されるうちに無くなり、最終的には水以外の物質は残りません。

そのため、その水を染み込ませて作られるレメディは、
ただの水を染み込ませた砂糖玉でしかないのです。

つまり、あらゆる病気の症状別にレメディを用意しても、
それらは全て同じもののため、
症状によって効いたり効かなかったりするというのは、非科学的だと言われているのです。

では、「効いた」という人は、なぜ効いたのか

ホメオパシーが仮に眉唾物で、本当に全く効かないのであれば、
数百年もの間、支持されるわけがありません。
支持されている理由は、
少なからず、「効いた」という人が存在するからです。

これは、ホメオパシー否定派によると、
いわゆる「プラセボ効果」だという意見が多数のようです。
つまり、何の薬効も無いものでも、
「これは効くものだ」と飲むことによって、
身体が暗示にかかり、自然治癒力によって治るのだろうという考え方です。

しかし、ながら、ホメオパシーには「波動」や「オーラ」という、
科学では説明が付かない概念も存在し、
科学のものさしでは測り切れないものだとも言われています。

少なくとも、ホメオパシーを信じて
レメディを服用すれば効くということですから、
ホメオパシーを信じない他人に強引に勧めず、
信じる者だけが使うのなら、それはそれで良いのでないでしょうか。

鼻風邪だけでもレメディは複数種類ある

ホメオパシーにおける治療法では、病名ごとにレメディを分けているわけではありません。

くしゃみや鼻水が出る風邪には、こちらのレメディがいいそうですが、
鼻水の出方だけでも水っぽいもの、詰まりやすい粘りのあるもの、黄色いものなどで分けられています。

それに加えて、くしゃみ、咳、涙など、
他にどんな症状が表れているかで、使用するレメディが違ってきます。

そして、「この症状だからこのレメディを」と思って使っても、
波動が合わないとか、
オーラが合わないなどの理由で全く効かないこともあり、
その場合は、何日か空けてから違うレメディを服用してみて……と、
自分に合うものを探す必要があります。

軽微な病気なら、この間に治ってしまいそうなものですが、
重症の病気の場合は、悪化してしまって
ホメオパシーではどうにもならないレベルに進行してしまう可能性もあります。

ですから、ホメオパシーに頼り切って却って身体を壊さないように、
もしもの時は現代医療のお世話になることも頭に入れておいた方が良いかもしれません。

まとめ

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ホメオパシーは、医学の世界では「異端」とされている療法です。
しかし、その効果を信じる人は多く、未だに支持されている療法でもあります。

ただ、このホメオパシー自体は、
この世から排除するほどの悪ではありませんが、
ホメオパス(ホメオパシーの治療を行う専門家)の中には、
現代の医療を否定し、
患者が病院にかかることをやめるように促す人もいるそうで、
そのせいで問題視されているというのも、また事実です。

あくまで、心の拠り所としての利用の範囲に留め、
ホメオパシーを信奉するあまりに現代医療を全否定することは避けた方が良いのではないでしょうか。

ホメオパシーも現代医療も自分の健康を保つ術のひとつと捉えて、
どちらを利用するかは、その時その時に適切な判断を行いたいものですね。