急性糸球体腎炎」という病気を知っていますか?
子供にかかりやすい病気のため、
お子さんを持つお母さんなら一度は耳にしたことがあるかもしれません。

この病気のサインは小さく、
注意深く観察していないと見逃してしまう可能性があります。

今回は、急性糸球体腎炎についてと、
発症後の過ごし方についてご説明します。

急性糸球体腎炎は、腎臓の病気

まず、こちらの動画をご覧ください。

この動画では、とても簡潔に急性糸球体腎炎の説明がされています。

もう少し詳しく説明すると、急性糸球体腎炎は、
腎臓の中にある血液を濾して
きれいにする「糸球体」という部位が炎症を起こす病気です。

糸球体が正しく機能しなくなるため、
血中の尿素や窒素などが漉し取られず、血液中で増加してしまいます。
そのせいで、むくみや血圧の上昇などが見られるようになります。

また、炎症を起こした糸球体から血液が漏れ出るようになり、
蛋白尿や血尿などが出ることもよくあります。

この病気は大人もかかりますが、大半は小学生までの子供が多いです。
なぜなら、急性糸球体腎炎の原因となる溶連菌感染症自体が、
子供がかかりやすい病気だからです。

急性糸球体腎炎のサインを見逃さないためには

急性糸球体腎炎は、自覚症状が出にくいこと、
自分の体調の説明が難しい小さな子供にかかりやすいことなどから、
親が気付かずに見過ごしてしまうことが多い病気とも言われています。

放っておいても治る場合もありますが、慢性腎炎に移行したり、
高血圧による心臓や脳の病気になる恐れがあるので、
なるべく気付いてあげられるようにして下さい。

そんな急性糸球体腎炎を見逃さないためには、
まず、風邪や扁桃腺炎、咽頭炎にかかった後、
おしっこは正常か、むくんだりしていないかなどをよくチェックするようにしましょう。

急性糸球体腎炎の原因の9割は溶連菌感染症なので、
この病気にかかった後に特に注意するのが早期発見の近道です。

むくみはともかくとして、血尿はあからさまな赤い尿が出るとは限らないため、
親がチェックしてもわかりにくいこともあります。
ちょっとオレンジがかっているかな?くらいの尿が出たら、血尿を疑ってみましょう。

運動制限があるのはなぜ?

急性糸球体腎炎の治療は、特効薬が無いため対症療法をすることになります。
つまり、安静にしながら食事や塩分の制限をしつつ、
体内に溶連菌が残っていたら抗生物質を飲むという治療を続けるということです。

この間は、「安静に」が基本ですから、
外で遊んだり、家の中でも走り回ったりするような過ごし方はいけません。

なぜ安静にする必要があるかと言うと、
腎臓(糸球体)が炎症を起こしているのにたくさん活動しては、
血液が他の臓器や筋肉に回ってしまい、治すべき腎臓が栄養不足になってしまうからです。

遊び盛りのお子さん、特に男の子に絶対安静はつらいものと思いますが、
医師の許可が出るまで、運動や体力を使う遊びは禁止するようにして下さい。

まとめ

2016-06-14c

いかがでしたでしょうか。
急性糸球体腎炎とそのサインの見つけ方などについてお伝えしました。

急性糸球体腎炎は、子供がかかる腎臓病の中では珍しくないものと言われていて、
無茶をしなければ予後も良好な病気だそうです。

しかし、この「無茶をしない」ということが、
元々やんちゃな性格の子供にとっては、大変なストレスとなるようです。


自覚症状が無いということは、痛みや不快感が無いということ。
それなのにじっとしていることを強要されるのは、それはもうつらいことでしょう。


参照:http://item.rakuten.co.jp/

もし、お子さんが急性糸球体腎炎にかかってしまったら、
おもちゃや絵本、必要であればゲーム機などをうまく活用して、
動き回らなくても楽しめるように工夫をしてあげて下さいね。

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