エボラウイルスはエボラ出血熱、
或いはエボラウイルス病と呼ばれる病気を引き起こすウイルスとして知られています。

致死率が高い恐ろしい病気ですが、
感染ルートは体液やその付着物に触れる事によるものなので
空気感染をすると言うのはと言って良いでしょう。
ただしウイルスは変異するものなので注意は必要です。

エボラウイルスとは

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エボラウイルスは1976年にスーダンでアウトブレイクと言われる
爆発的な感染が記録されたのが記録に残る最初のもので、
その際すでに2パターンのウイルスの流行タイプがありました。

その際の致死率は片方が90%にも至る高いもので
もう片方も50%の致死率となり世界中を恐怖に陥れたものです。

現在に至るまでエボラウイルスによるアウトブレイクは20回を越えて発生していて、
その殆どはアフリカ中央部での発生となっています。

特に近年では2014年に西アフリカでアウトブレイクが発生していて
その時の致死率は54%とされています。

エボラウイルスは患者の体液が傷や粘膜に付着する事により感染します。
血液や唾液などの体液はもちろんの事排泄物や吐瀉物に直接触れる事も危険です。
それらが付着したものに触れる事でも感染するので流行地域に渡航する場合には細心の注意をするべきでしょう。

ただし飛沫感染などの空気感染は今のところありませんので
空気感染するという噂は嘘です。
発症していない人から感染する事もありませんので実態以上に恐れる必要はないのです。
尤もくしゃみなどの飛沫を直接浴びてしまうと感染の危険があるので注意しましょう。

エボラウイルスに感染したら

エボラウイルスに感染した場合その潜伏期間は2日から21日程通常は
1週間前後で発症し高熱や頭痛、筋肉痛などの一般的な風邪に近い症状が出始めます。
その後嘔吐や下痢などの症状が更に発症し、
内臓が段々弱り最終的には全身からの出血が始まり、死に至ります。

とは言え、発病したら必ず出血して死に至るという訳ではなく、
最も低い時でも10%程高い時には50%以上の生存率がある事も知っておくべきでしょう。
また、必ず出血して死亡する訳でもなく、死亡者の中でも出血が見られたのは約10%程とされています。

大方のウイルスがそうであるようにエボラウイルスに対する治療薬は無く、
また、今の所ワクチンも開発されていません。
治療はほぼ患者の免疫力に掛かっていて、その間の点滴などによるバックアップが大切となります。

一度完治すると抗体が出来るのですが、
今のところその抗体が終生効果があるかどうかは確認されていません。
また、血液からエボラウイルスが検出されなくなって完治したとされる場合も
精液や目からエボラウイルスが発見された記録があるので完治後しばらくは注意が必要でしょう。

エボラウイルスに対する予防策

ワクチンが開発されていないので今のところ完全な予防策がありません。
一番大切なのは患者や患者の体液、体液などの付着物に触れない事です。

もし、うっかり触ってしまった場合でも感染は粘膜や傷に付着する事で発生するので、
まずは冷静に石鹸などで付着部位を丁寧に洗浄しましょう。


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しばらくは口や鼻、傷などに触れない事も大切です。

最も良いのはエボラウイルスの流行地域に行かない事でしょう。
流行地域では具合の悪そうな人や動物に近付かない、動物の死体を触らない、
生、または生に近い肉を口にしないという自衛意識が大切になります。

長い間有効な治療法が見付かっていないエボラウイルス感染症ですが、
現在も色々な研究方法でワクチン開発や治療などを行っている方が多く存在します。


これらの努力が実を結ぶ時も近いかもしれません。

エボラウイルスは進化する

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エボラウイルスは今のところ空気感染をしないと書きましたが、
実はエボラウイルスは感染が拡大する度に変異する事が分かっています。
インフルエンザウイルスと似た性質を持っている訳です。

そのため、空気感染の性質を獲得してそのウイルスが生き残れば、
空気感染するエボラウイルスが大流行を引き起こす事もあり得るのです。

ただウイルスも人間と共に滅びるために発生している訳ではなく、
エボラウイルスもまた生き残りの方法を模索していると考えれば、
逆に致死率が下がる可能性もあると思う事も出来ます。

とは言え、エボラウイルスは本来は人に感染するのを目指したウイルスではなく、
本来の宿主は違う動物であり、その動物に感染した場合には発症しないという事も考えられます。

その場合は人間に対する攻撃性を弱める必要もないので
どういう変異を起こすのかはエボラウイルス次第という事になってしまいますね。
ともあれ今までのアウトブレイク時には変異が予測を越えるという事はまだ起きてはいないようです。