最近の美容や健康法では水を大量に飲むという行為が人気になっています。
更に、ただの水ではなくミネラルウォーターに身体に良い成分を溶けこませて作る
デトックスウォーターを飲むのが良いという事で実践している人も多いようです。
しかし、そのデトックスウォーターで下痢になる人もいると聞きます。
身体に良いはずなのに何が原因なのでしょうか?
デトックスウォーターとは?
デトックスウォーターとは、
ミネラルウォーターか炭酸水に、自分に合った身体に良い果物などを漬けておき、
その水を飲料水として使うという物です。
これは透明なガラスなどの保存容器に、
果物などを切って漬け込むのですが、
その見た目の美しさも人気の秘密だと思われます。
イチゴやレモン、キウイなどのビタミンCや、
緑黄色野菜やハーブなどでビタミン、ミネラルなど、
水分と共に美容成分などを補給するのが主目的です。
単純な水分補給より効果があるという事ですね。
メイソンジャーというアメリカブランドの密閉容器が
見た目も良いという事でデトックスウォーター用に同時に人気が出ているようです。
このデトックスウォーターは単に水分補給として飲むだけでなく、
代謝を高める為に一日2L飲む事を勧められています。
なんといっても見た目がおしゃれ(゚O゚)
健康に良いだけでなく、目で見ても楽しい(*^^*)
下痢の原因は?
デトックスウォーターで下痢になる原因として考えられるのは2つ程あります。
まず1つはミネラルウォーターの種類です。
日本の水は軟水と言って水の中のミネラル量が少なめです。
しかし海外の水の多くは硬水と言って、
ミネラル量がかなり多めになっています。
基準として、軟水が100以下で硬水が300以上なので、最低でも3倍も違う訳です。
その為、硬水のミネラルウォーターを使ってしまうと、
身体が受け付けなくて下痢を起こしてしまう事があるのです。
もう1つ原因としてあり得るのはビタミンCの取り過ぎです。
ビタミンCは摂取しすぎるとよく下痢を起こす成分です。
デトックスウォーターの材料として良く使われる物に、
イチゴ、グレープフルーツ、キウイ、レモンなどがありますが、
これらのビタミンCが溶け込んだ水を2L摂取する事によって、
ビタミンCが過剰になって下痢を起こしてしまう可能性があるのです。
デトックスウォーターで下痢を起こさない為に
まず日本人の身体に馴染みがない硬水のミネラルウォーターを避けましょう。
ミネラルウォーターにはラベルに硬度が表示してあると思います。
この硬度が100以下が軟水です。
日本人にとって馴染みがあるのはこちらですね。
そして300以上が硬水です。
その中間は中硬水という分類になります。
日本の水の平均硬度は90前後なのだそうです。
ですので、大量に摂取するデトックスウォーターには、
身体に馴染んでいる硬度である100以下の軟水を選ぶ方が良いでしょう。
またビタミンC系の果物を使ったデトックスウォーターの場合、
一度に沢山摂取しない事が重要でしょう。
デトックスウォーターに多くのビタミンCが含まれるとは言っても、
直接果物を食べるよりは少ないはずです。
なので、そのせいで下痢をするというのは、
水を大量に処理をする負荷のせいだと思われます。
冷やした水を大量に摂取して
身体が冷えて機能が低下しているという事もあるのでしょう。
そう考えると間を置いて身体に負担を掛けなければ、
ビタミンCの負担はそれ程問題にならないと考えて良いでしょう。
他にもデトックスに効果がある方法についてはこちらの記事もご参考に♪
デトックスウォーターはデトックスではない
デトックスウォーターについて調べて感じた事は、
デトックスウォーターは決してデトックスが目的ではないという事です。
デトックスというのは、
身体に溜まった有害な老廃物などを排出する事ですが、
これは排便、排尿、汗、髪、爪などによって日々成されている事です。
デトックスウォーターによって、
便秘が解消出来るという事を考えれば、確かにデトックス効果はあるでしょう。
しかし、大量の水や必要な栄養素を補給するその目的は、
どちらかというと、健康的な肌を維持する為の物です。
もちろん、健康的な身体を維持する為には
デトックスは重要な要素ですので、
全く関係がない訳ではありませんが、内容的には美容が主目的と言って良いでしょう。
とは言え、デトックスウォーターは、組み合わせによっては、
薬に近いものにも成りうる物です。
ハーブなどの強い成分の物を加えるのは注意が必要です。
また、あまり冷やした水は身体に負担を掛けます。
デトックスウォーターは性質上温めにくいですが、
せめて飲む前に冷蔵庫から出しておいて、しばらくしてから飲んだ方が良いでしょう。